石木川まもり隊

石木川を守ること  それは里山を守ること  それは海を守ること  それは未来を守ること  
ここにダムは要りません

虚構の民意

2014年02月23日 | 市民の声

つい最近のこと、駅前でバスを待っていたら、やってきたのは・・・

あの有名な石木ダム促進バス

この絵柄を目にしたのは初めてだったので、

おお、新作か?!と思い、携帯のカメラで急いでカシャ!

バスの前方はいつものフレーズ「石木ダム建設は佐世保市民の願い」で、

バスの後方には、

「皆さまのご理解、ご協力を心よりお願い致します」として、

広告主の名前(石木ダム建設促進佐世保市民の会)が記されています。

 

同会については何度も指摘していますが、

運営費のすべてが市の助成金=私たちの税金で賄われ、

事務局が市役所内にあるというヘンな「市民の会」です。

 

バスを降りて、もう一度、去りゆくバスをカメラにおさめました。

怒りを込めて。

この大きな車体を使った走る広告に、

なぜ私たちの税金が使われなければならないのか、理解できません。

 

石木ダムの是非については市民の意見が分かれている中で、

片方の願いだけを「市民の願い」として公費を使うことが許されるのでしょうか。

それは「市民の願い」というよりも「行政の願い」です。

県や佐世保市が造りたくてたまらない。

それを市民の願いとすり替えている。

まさに虚構の民意です。

 

今日、私のもとに1通のメールが届きました。

初めていただく方です。

先日の「ダムのツボ出版記念展」の来場者で、

あらためて感想を送ってきてくださいました。

その一部を転載させていただきます。

 

石木川でのダム建設計画について疑問に思っていましたが、会場に足を運びこの計画はおかしいと確信しました。諫早湾の閉め切りと同様、一度計画したら止まらない不要な公共事業に思われます。利権が絡んでいる人たちもいるのでしょう。仮に制限給水が行われるとしても、それはそれで受け入れるべきだと考えます(断水ではありませんから)。私たちは便利さを求めすぎているのではないでしょうか。自然は人間だけのものではありません。

 

このような市民の声に、市は真摯に耳を傾けるべきです。

私たちは諦めずに、伝え続けます。

 


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