石木川まもり隊

石木川を守ること  それは里山を守ること  それは海を守ること  それは未来を守ること  
ここにダムは要りません

降雨量とは?お詫びして訂正します!

2017年03月24日 | 佐世保の水事情

2月26日付「渇水トラウマから卒業しよう!」という記事に大変な間違いがありました。
お詫びして訂正いたします。

 

「7月4日~9月5日までの2ヶ月間で佐世保の貯水率は、たった7.3%しか減っていません。この間降った雨は、21.5mmです。」と書いています。

これは私のとんでもない思い違いでした!思い違いというより、無知でした。

この2ヶ月間の気象状況を知りたいと思った私は、Yahoo天気予報の佐世保市の「過去の天気」のページで調べてみました。

7/4~9/5の間で雨の日は5日だけで、それぞれの日をクリックすると、最高気温や最低気温以外に、湿度や風速、気圧など気象の詳細が記載されていて、もちろん降水量もありました。

その降水量はそれぞれ、7.5、1.5、2.0、4.5、6.0 で、合計すると21.5mmとなり、それを書き込んだのです。

今日、たまたま水道局のサイト内にある降水量の記録を見てみると全然違うので、あれ???となって、過去の天気のページをよくよく見ると、「データは、15時の観測速報となります」と書かれています。

それで気象庁のページで解説を読むと、「降水量は、観測時刻までの一定の時間(1時間、10分間など)に降った雨の量を表します。なお、アメダスのページでは前1時間の降水量を示しており、「12時の降水量」として表示されている数値は、11時00分から12時00分までの降水量です 」とありました。

つまり、これはたった1時間の雨量で、しかも、ここでは14:00~15:00の間に降った雨ということです。夜中や朝に降った雨量はカウントされないわけで・・・私の解釈は全く間違っていました。

平成6年の夏と同じような状況だったなんて言えません。

私の無知により、結果的に嘘の情報を発信してしまいました。

本当に恥ずかしく、心からお詫び致します。

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水源余裕率って何だろう?

2017年02月27日 | 佐世保の水事情

昨日に続き、今日も「水道局だより」No.20を読み解いていきましょう~

今日注目するのはこちら。

佐世保が保有している水源は、全国的に見てもたいへん少なくて最低レベル。それを示す水源余裕率は、全国平均42%に対し、佐世保は0%以下の、-10%だそうです。

えー!ほんと?それはたいへん!
でも・・・そもそも「水源余裕率」って何でしょう?

日本水道協会が定めた業務指数の1つで一日最大配水量に対して確保している水源水量が、どの程度の余裕があるかを示すもので、その数式がこちら。

[(確保している水源水量/一日最大配水量)-1]×100

佐世保の場合ー10.1%で、「水道を安定的に供給できるぎりぎりの水準である0%にも達していない」とのことです。

でも・・・なんかヘンですよね~
そんなに足りないなんて、市民には実感が湧かないのですが・・・

そこで、この計算は平成26年度の佐世保地区の実績値で計算したと書かれていますので、その数値を当てはめてみました。

平成26年度の一日最大配水量は、77,099㎥でした。
そして確保している水源水量は、105,500㎥です。
その根拠はこちら。
      ↓

県のホームページから辿っていける石木ダム事業Q&Aを開いてみると、Q14にこんな図が掲載されています。

  

ここに佐世保の水源の現況として、合計105,500㎥と書かれています。
ただ、そのうちの28,500㎥は不安定なので、石木ダムに換えれば安定しますよとも。

で、その2つの数値を当てはめて計算すると、

(105,500÷77,099-1)☓100=36.8%

あれれ??全然違う!なーぜ?
水道局さん教えて!どんな数値を入れて計算したの?

A:はい、計算式はこちらです→(69,300÷77,099-1)☓100=-10.1%

Q:69,300という数字はどこから出たものですか?

A:安定水源の77,000に0.9をかけたものです。

Q:なぜ0.9をかけたのですか?

A:水道事業の設計指針に配水量換算をしなさいと書かれているからです。
  つまり水源量そのままではなく、10%程度の安全率をみるよういわれています。

(たぶん水源から取水、導水、浄水、配水の過程でいくらかの水が減っていくことを考慮して、安全な数値を入れよとのことでしょう)

Q:配水量換算は理解できたとしても、わからないのは77,000です。
  この一日最大配水量77,099の中に、「不安定水源」の水は入っていないのですか?

A:入っています。

Q:それなら水源量のところは77,000ではなく、105,500をベースにすべきでしょう?

A:おっしゃることはわかるのですが、
  「確保している水源水量」の定義が「実効ある水利権水量」となっているものですから・・・。

Q:実効あるじゃないですか。毎日「不安定水源」から取水してるでしょ?

A:毎日と言われても・・取れたり取れなかったりしますから・・。

 

「取れたり取れなかったり」ではなく「取ったり取らなかったり」ではありませんか?

 少し古いデータですが、佐世保地区の不安定水源の取水量がこちらです。
 四条橋と三本木は相浦川にある取水場で、岡本は湧水です。
 これらの慣行水利権の合計は23,500㎥です。

この表でわかるように、15年間の一日平均は、約14,000㎥以上です。

しかも、あの大渇水で苦労したとき、この「不安定水源」から18,000㎥以上も取水していた!

その後、減圧給水制限をした17年度と19年度の渇水年も、14,000以上取水しています。
渇水時にこれらの水源が無かったらと思うとぞっとします。

こんなに「実効ある水源」を佐世保市は水源として認めようとしないのはなぜでしょう?
全てが石木ダムに繋がっていると思えてなりません。

石木ダムを造るためには必要性が求められる。

佐世保は水不足であり続けねばならない。


しかし近年水需要は減り続けている。


過大な需要予測にも限界がある。


そうだ!保有水源を減らせばいいのだ。


使う量が同じでも保有水量が減れば足りなくなる。

105,500㎥のうち28,500㎥は慣行水利権なので、不安定を理由に保有水源から抹殺してしまおう~
なんて・・・まさかね~

でもそれなら何故これらの慣行水利権を「不安定水源」などと名付け、水源として認めないのか、わかりやすく市民に説明してください。

その義務が当局にはあります。

ちなみに、先ほどの配水量換算とやらを取り入れて、もう一度計算し直したら、こうなりました。 

(105,500×0.9÷77,099-1)☓100=23.2% 

つまり水源の余裕は23%ほどということ。
全国平均よりは少ないですが、こちらのグラフをごらんください。

 

水源余裕率が最も多いのは30%~40%で、次に多いのが20%~30%。
佐世保もその仲間です。
特別悲惨な渇水都市ではないのです。
でも、当局のやり方は安定水源の水量しか認めないので、結果はマイナスとなってしまいます。

このように、当てはめる数値を変えることによって、真実は何なのかわからなくなってしまいます。

だから思うのです。
大事なのは事実だと。
予測はあくまでも予測であり、数字がはじき出した安全度だとか危険度だとかを鵜呑みにしてはダメだと。

近年は人口も水需要も減少の一途を辿っているという事実、

日照りが続いても渇水被害は起きていないという事実、


水道管の老朽化は年々進んでいるという事実、

これらの事実をしっかり受け止め、見据え、いま佐世保市水道局がやるべきことは何か?

水道局の皆さん、市民と共に考えていきませんか。

 

 

 

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渇水トラウマから卒業しよう!

2017年02月26日 | 佐世保の水事情

少し前になりますが、「水道局だより」No.20新聞折込で市内全戸に配布されました。
新聞を取ってない方は水道局のホームページからも見れますよ。こちらです。

6ページ建てになっていますが、水道局としては特に5ページを伝えたかったんじゃないかな~
こちらです。

 

とっても「わかりやすい」説明ですね。

皆さん、貯水率が高くても安心してはいけませんよ。
なぜかというと、佐世保の貯水池は小さいので、100%でも貯水量はとても少ないのです。
バケツ1杯とコップ1杯の水の量が違うようにね。
だから雨の降らない日が続くと、すぐに足りなくなってしまうのです。
あの平成6年の大渇水の時を思い出してください。
あの時は2ヶ月で65%以上も減ってしまいました。
もしもあの時のような日照りがまた続いたら・・・
だから、佐世保の水は足りているなんて思わないでくださいね。
佐世保は今でも水不足なんですゾ~

とのメッセージが伝わってきます。
「なるほど、そうなのね。では、やはり石木ダムは必要ね」と納得した市民も少なからずいたかもしれません。

でも私は、このグラフを見て、逆に安心しました。
あの時のような日照りが2ヶ月間続いても、もう佐世保は断水にはならない!と。

それは…思い出してください。昨年の夏のこと。とても暑かったですねー
日照りが続きました。その時の貯水率の変化はどうだったでしょう?
長崎県のホームページに「水道用ダム貯水率の推移」の記録があります。

これを見ると、7月4日~9月5日までの2ヶ月間で佐世保の貯水率は、たった7.3%しか減っていません。

この間降った雨は、21.5mmです。
2ヶ月間にたったそれだけなんて、蒸発量を考えたら、ほとんど降らなかったようなものですよね。
つまり平成6年の夏と同じような状況だったと考えられます。

(これは私の誤解でした!申し訳ありません、お詫びして訂正いたします。詳細はこちらのページで説明しています)

しかし、貯水率の推移はこんなに違う!   

 平成6年7月1日~9月1日  98.8%→32,3%   66.5%減少

 平成28年7月4日~9月5日  96.2%→88.9%   7.3%減少

こんなに貯水率が違う!それはナゼ?

1.給水人口の減少、節水機器の普及により、水の使用量が大幅に減少

2.川棚川から暫定豊水水利権(日量5,000㎥)を取得

3.下の原ダムの嵩上げにより、下の原ダムの有効貯水量が863,000㎥増加

4.南北水系融通配水施設の完成

等の要因が考えられます。

嵩上げ前の下の原ダムの有効貯水量は、1,319,000㎥でしたが、嵩上げ後は、2,182,000㎥になりました。
その差は、863,000㎥で、なんと約1.7倍にも増えたのです。
水利権にすると、日量3,000㎥のアップです。

また、まだまだ不十分ですが、漏水量も以前よりはずいぶん減っています。
佐世保地区(旧佐世保市)で見れば、平成6年当時は日量1万トン以上だった漏水量が、近年では7,000トン台となっています。このまま、いえ、もっと漏水対策に力を入れて漏水量を減らせば、他人(川棚町民)に迷惑をかけなくても自分たちで保有水量を増やすことができるのです。

もう1つの要因は給水管理運用技術だと思います。

先ほどの「水道用ダム貯水率の推移」を、もう一度見てみましょう。
その2ヶ月間の貯水率の変化を都市別に比較すると、

     7月4日  9月5日   差
 
長崎市  96.6%  83.7%  12.9%
佐世保市  96.2%  88.9%   7.3%
 大村市  99.8%  65.7%  34.1%
 平戸市  100.0%  86.3%  13.7%

他都市は2ケタの減少率(大村市は34%も!)ですが、佐世保市だけが1ケタに抑えています。
いつまで続くかわからない日照りに備えて、ダムの水を急激に減らさないような工夫がされていたのでしょう。
過去の渇水経験を糧として、佐世保市水道局職員の水の管理技術はたいへん高いものがありそうです。

というわけで、佐世保市民としては水道局職員の皆様にたいへん感謝していますし、その職員の努力が生かされるような水道行政を心から望みます。

石木ダム問題で苦しんでいるのは地元こうばるの皆さんだけではありません。
ダム建設有りきでなければ、もっと様々な水源対策が採用され、水道局職員の皆さんのご苦労も減り、誰かに恨まれたり批判されたりすることもなく、誇りを持って職務に励まれることでしょう。

と、同情しつつも、おかしいことはおかしいと言わせてもらいます。

明日は、水道局だよりNo.20のもう1つの問題について考えてみます。(^^)

 

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2015年度に激増した1日最大給水量の謎

2016年12月27日 | 佐世保の水事情

昨日のブログ記事を読んで下さった方から、ご質問を頂きました。

図1「佐世保市の1日最大給水量、1日平均給水量」のグラフですが、これを見ると、2015年かなあ、いきなり一日最大給水量が跳ね上がっているように見えますが、これはどういう理由なのでしょうか? あまりにも不自然に、予測値もはるかに上回ってしまっています。
記事内に解説があるのかもしれないのですが、画像が小さくて読むことができず、…今後も継続するのか、一時的なものなのか?など、いろいろ理由を考えていますが、…もし、おわかりでしたら、教えていただければ幸いです。

そう。誰でも不思議に思いますよね。説明不足でした。申し訳ありません。
新聞には、このように書かれていました。赤線を引いたところです。

2015年度(2015年4月~2016年3月)の1月というのは、つまり今年の1月ですが、長崎県内を記録的な大寒波が襲いました。
零下という寒さに慣れていない本県では各家庭の給水管に布を巻くなどの対策もせず、給水管が凍結。ひびが入ったり破裂したり…大寒波が遠のくと同時に、凍っていた中の水が溶けてあちこちから噴水のように漏れ出したのです。
これが当時の給水量の記録です。

23日=67,377㎥

24日=61,715㎥

25日=107,790㎥

26日=99,679㎥

27日=91,786㎥

データが示すように、それまで1日の給水量は6万台だったのに、膨大な漏水によって、一気に4万㌧も増えました。
しかし、この水は使用されたわけではありません。ただ、漏れ出したのです。無駄になったのです。
使用されるどころか一気に漏れて配水池が空っぽになったために断水した家が7200世帯にもおよびました。

最高で1週間も断水が続いた地域もありました。お風呂も入れず、トイレの水も苦労して川から運んできたりしたところもあったようです。

一方、ダム湖の貯水率は当時80%を超えていました。

このとき私たちは学んだのです。いくら水源を確保していても、水を運ぶ水道管が壊れていては水は使えないってことを。

やっぱりダムよりも漏水対策が大事!

漏水対策を優先すべし!

ということで、「ダムよりメンテ」が私たちの合言葉となりました~ 


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そうなの!?佐世保と水のはなし

2016年09月27日 | 佐世保の水事情

またまた素晴らしい動画を見っけ!

 

たしか昨年も、これによく似た動画かパンフレットを見たような・・・

今回のものは、絵も内容もさらに進化してわかり易くなっていますねー

学校の授業でも使えそう。。

そうそう、「水の日」や「水を大切にする日」に使うのもいいですね~

水道局長さん、いかがです?

 

でも、1ヶ所だけ少し紛らわしい部分がありました。

最初にでてきた水源マップに示された18ヶ所の水源、

これは佐世保市全体=現佐世保市のものですが、

その直後に示された「一日の水源量」、

これは佐世保地区=旧佐世保市のものでした。

 

ここは誤解を招きそうですね。

それ以外も「取水量」とか「一日最大給水量」とか「漏水量」など、

その数字は全て佐世保地区のデータでしたから、

水源マップも佐世保地区にすれば、より正確だったかも…ですね。

 

あ、決してケチをつけているのではありませんよ。

全体の趣旨を損なうものではないし、

一般視聴者にとっては些細なことですよね。

ただ、水道局の方や、石木ダム問題に詳しい方が見て、

この動画の信ぴょう性に疑問を持たれたりしたら、とても残念です。

なので、あえて触れてみましたが、老婆心だったかな?

 

 

それにしても、次々に石木ダム問題に関わる動画が出没しますね~

いま制作中のものもあるし・・・

これは知っています。若者たちが頑張って作っています。
https://www.facebook.com/ndovepeace/photos

 

動画ではなく映画の制作も順調に進んでいるし・・・
http://www.savekobaru.com/

 

たくさんの人たちが何とか石木ダム問題を伝えたい、

共有したいと頑張っているんですね。

この思いはきっと届くはず。

佐世保市民に。

川棚町民に。

長崎県民に。

そして、中村知事と朝長市長にも…。 

 

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