喜多院法興寺

住職のひとりごと

大震災の復興支援・愛知・日進「放射能の恐れ」福島産花火の打ち上げ中止

2011-09-21 06:26:58 | Weblog
9月21日付 編集手帳 読売新聞 
{古い端唄にある。〈夏の涼みは両国の出舟入り舟屋形船、揚がる流星、星くだり、玉屋がとりもつ縁かいな〉。玉屋は江戸を代表する花火師の屋号である。花火見物にこと寄せた 逢瀬 ( おうせ ) を歌っている。
◆予定通りに打ち上げられていれば、愛知県日進市と福島県のあいだにも、「花火がとりもつ縁かいな」と歌えるような心の交流が生まれていただろう。残念ながら、そうはならなかった。
◆日進市の花火大会で、福島県川俣町の業者が製造・納品した花火の打ち上げが中止になった。市民から放射能を心配する声が寄せられたためという。
◆製造業者は原発事故の避難指定区域外にあり、業者自身が敷地内を調べた放射能の数値は国の基準値を下回っていた。飛散しても無視できるレベルで、過剰反応の典型だ――と、放射線防護学の専門家は言う。あっちに行け、そばへ寄るな…。“いじめ”の現場を目にしたような後味の悪さが残る。「 薪 ( まき ) 」や「花火」が「人」に置き換わることがあっては、断じてなるまい。
◆〈遠花火 寂寥 ( せきりょう ) 水のごとくなり〉(富安風生)。花火騒動が胸に残した寂寥も、水のようにひんやりしている。}

 東日本大震災の復興支援を掲げ岩手、宮城、福島県の花火各80発を打ち上げる予定だった。しかし、市民から放射性物質の拡散を心配する声があって、愛知県日進市で18日夜に行われた花火大会で、福島県の業者製造の花火の打ち上げを中止していたことが分かった。前回も京都の大文字の薪でもめたのに、今度は大震災復興支援花火でも放射能をばらまくとして、福島産花火の打ち上げを中止した。とうぜん批判する人いるのは分かっていたのだから、事前に福島産花火の放射能チェツクデターを準備して、対応すべきであった。風評被害で福島市民を苦しめる事だけは、止めてもらいたい。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿