喜多院法興寺

住職のひとりごと

青年たちは、明るい未来をつくっていくことを誓う

2012-01-09 06:42:55 | Weblog
1月9日付 編集手帳 読売新聞
 {子供の頃の海外ニュースで覚えているのは?――東京のある大学で講義の真似(まね)ごとをした際、学生たちに尋ねた。大多数が「9・11(米同時テロ)」と答えた。ニューヨークの高層ビルが崩れ落ちる映像を見て「10歳なりに衝撃を受けた」と回想する女子学生もいた。
◆今日、成人の日を迎える若者たちが生まれ育った時期は、日本経済が停滞を続けた「失われた20年」と重なる。反面、世界を見れば、想像を超えた激変の連続だった。
◆テロが米国を直撃しただけではない。新成人が生まれた頃のソ連解体。中国の急激な台頭。そして、母国を襲った東日本大震災で原発事故が起き、安全神話が崩れた。
◆昭和40年代のわが身の少年期を振り返ると、誰もが見入った海外からの映像と言えば、米宇宙船で人類が初めて月面に立った場面だった。冷戦下の平和と経済成長を、当たり前に感じていた。
◆全村避難中の福島県葛尾村の一足早い成人式で、青年たちは、明るい未来をつくっていくことを誓い合ったという。昭和を懐かしんでばかりいられない。激動の世界で日本が生きる道を若者とともに探りたいと、痛切に思う。}

 今年成人式を迎える若者達にとって、今の日本いやこれからの日本をどの様に考えているのか、東日本大震災で原発事故が起き、円高で日本経済も伸び悩んでいる。被災した地域での成人式で、青年たちは明るい未来を自分たちで作っていこうと力強く誓い合った。昔のように豊かな日本を取り戻すために、若者達と日本の進むべき道を探りたい。


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