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kan-haruの日記

イベント(7) 大森駅開業130周年(その1)

2006年10月20日 | イベント
1872年(明治5年)10月14日は、新橋(旧汐留貨物駅)と横浜(根岸線桜木町駅)とを結んで、日本初の鉄道が開業した日を記念した鉄道記念日です。
東海道線の敷設は、東海道の街道筋に沿って引く予定でありましたが、大森村の住民の反対に会い、村外れを通ることになりました。
大森駅は、東海道線開通の4年後の1876年(明治9年)6月12日に開設され (「大森町界隈あれこれ(7) 大森町に住んで65年!(その6)」参照)、開業130周年を迎えました。その記念行事(パンフレット参照)が、鉄道記念日の10月14日に行われましたので覗いてきました。



大森駅に係わる歴史
1877年に、上り列車で横浜から新橋へ移動中のE.S.モースが、大森駅発車直後の左車窓に大森貝塚を発見しました。大森貝塚発見発掘100周年を記念して、1977年に駅ホームに「日本考古学発祥の地」碑が建立(「大森町界隈あれこれ(P31) 京急歴史(1) 大森海岸と大森間に電車が走る(その1)」参照)されました。
1901年に開通した「京浜電気鉄道」(現京浜急行電鉄)の八幡(現大森海岸駅)と大森停車場前(現大森駅)間に支線が開業(「大森町界隈あれこれ(P31) 京急歴史(1) 大森海岸と大森間に電車が走る(その1)」参照)されましたが、1937年に廃止されました。
1913年に現在の西口にあたる、山王口改札(大田区立郷土博物館蔵)が開設(「大森町界隈あれこれ(7) 大森町に住んで65年!(その6)」参照)され、1959年に北口改札が開設されました。
1984に東口駅舎が開設され、駅ビル「大森プリモ」(現「アトレ大森」)が開業しました。

130周年記念イベント
10月14日の記念イベントは、パンフレットに記載の様に地元北睦囃子連による祭囃子、大森甚句の歌と踊り、五代目春風亭柳好の落語、細野理絵とストリングスと一緒に地元子供音楽家とのジョイントコンサートなどなど多彩な催しが行われましたが、都合で見られませんでした。
参加できませんでしたが、ビッグエベントには、大森駅開業130周年記念列車のジョイフルトレーン「宴」が品川駅を予約人気の希望者を乗せて、8時に出発し鎌倉へ向かいました。明治42年頃の大森駅を発着する汽車には、東海道方面の他に横須賀行きも走っておりました。
その他、運転シュミレータの設置(操作1操作2)、記念入場券の発売、東京都大森貝塚保存会によるパネル展「記された大森駅」などが催されておりました。

大森駅開業130周年を記念した入場券(入場券表紙入場券中側)を買い、パネル展を観賞して130年の記録を留めてみました。
また、大森駅では、130周年を記念して電車の発車ベルを地元の名曲の「大森甚句」の編曲に代りましたので、大森駅からの乗車の機会は少ないのですが新しい発車ベルを聞くことが楽しみです。

大森甚句
大森甚句は、江戸時代海苔作業の歌として、ご祝儀の席で漁師によりよく歌われてきた労働歌といわれております。
鳶凧ならよ糸目つけて コイ コイ
たぐり寄せますよ膝元によ キタコリャ ヨイショナ

六郷鳶とよ大森象(もの)は コイ コイ
のりに離れりゃよ揚りゃせぬよ キタコリャ ヨイショナ

羽田がらすによ 大森とんび コイ コイ
大師すずめのよ気の強さよ キタコリャ ヨイショナ

雪はチラチラよ話は積もる コイ コイ
我しが思いはよいつけとるよ キタコリャ ヨイショナ

大森良いとこ来てみやしゃんせ コイ コイ
海苔で黄金のよ花が咲くよ キタコリャ ヨイショナ

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