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kan-haruの日記

風景・風物詩(B1) 夏の風物詩 入谷の朝顔市

2006年07月17日 | 風景・風物詩
入谷の朝顔まつり
入谷の朝顔まつりは、例年7月6~8日に台東区入谷鬼子母神(真源寺)の周辺で開かれ下町の夏の風物詩として定着しています。今年は、7月8日の朝何年か振りかで出かけ、矢車咲きの鉢植えを求めてきました。朝顔市は、真源寺境内と寺院前の言問通りに100軒余りの出店が並び、朝5時頃から夜通し行われ、混雑時には人の行き来ができないほど賑わい、朝顔の鉢は約12万鉢ほど売れるようです。朝顔まつりとして、言問通りの寺院の反対側には、100軒余りの露店が軒を連ねてまつりを盛り上げています。


入谷には、先ず自宅を七時半頃出て、京浜急行を人形町でメトロ日比谷線に乗り継いで入谷まで45分程で着きます。入谷駅の地下から上がると、国道4号線と言問通りの交差点(地図参照)に入谷朝顔まつりのゲートがあり、もう朝顔の鉢を提げて帰る人達がちらほら見えます。
入谷朝顔まつりは、朝顔市の露店が真源寺境内と言問通り寺院側の交差点からおよそ200mほど続き、色とりどりの朝顔が並べられております。

鬼子母神
言問通りの朝顔市の露店を少し進みますと、「おそれ入谷の鬼子母神」で有名な真源寺(しんげんじ)があります。先ずは、鬼子母神のお参りに手を合わせ、朝顔市の間だけ朝顔の造花の付いた身体安全の御守(トップのポスター写真上に写ってあります)が授与されておりますので、御守を火打ち石でカチカチと切って授けてまいりました。また、鬼子母神の境内には、朝顔市に因んだ浮世絵や団扇などを販売しておりました。
入谷鬼子母神は、日融が1659年に当地に法華宗本門流の寺院を開山したもので、江戸三大鬼子母神の一つとして、また、下谷七福神の一つとして有名であり、入谷鬼子母神の由来を「入谷散歩道」から拝借すると次の様に記載されてあります。
鬼子母神は鬼神般闍迦(はんしか)の妻でインド仏教上の女神のひとりであり性質凶暴で子供を奪い取っては食べてしまう悪心であったが釈迦は鬼子母神の末子を隠し、子を失う悲しみを実感させ改心させたという。以後、「小児の神」として児女を守る善神となり、安産・子育の守護神として信仰されるようになった。入谷鬼子母神では、子育の善神になったという由来からつののない「鬼」の字を使っている。

朝顔市露店風景
鬼子母神のお参りを済ませ、露店(風景1風景2風景3)を物色しながら朝顔の品定めをしました。
朝顔市の露店には色とりどりで、青、紫、赤、白などのほか、混色のもの、斑(ふ)が入ったものや曜(よう)部分に白い筋の入った曜白系のものがあり、また花の形も大輪からミニ、キキョウ咲きのものもあります。葉も緑のものや、薄緑の斑の入ったものなど、新種や珍種が見られどれを選ぶか迷いましたが、今年人気の矢車咲きを選びました。
最終日土曜日の朝顔市でしたが、まだ朝早いうちでしたので露店の言問通りも交通規制を行っておりませんでしたが、午後からは大変に込合ったのではないかと思います。

朝顔話題
入谷の朝顔についての解説が、入谷中央商店街振興組合のホームページに掲載されておりますのでご参照下さい。
また、朝顔市に出される朝顔は、関東近県から集荷されますが、江戸川区産業振興課農産係のホームページによりますと、市に出荷される朝顔は約10万鉢といわれ、約7万鉢の朝顔が江戸川区で生産・出荷されています。朝顔市に向け4月中旬に種をまき、1ヵ月後、苗の状態になったところで、1鉢に4色の朝顔が咲くように植え付けます。5月に入り根付いたころに「あんどん」を差込み「つる巻き」や「花摘み」の作業をしながら最高の状態で出荷されます。

毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております。(6月分掲載Indexへ)
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