ジンちゃん日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴ります

DVD「ヒットラー最後の12日間を見る」

2006-01-22 23:00:00 | Weblog

晴れ時々曇り。リフォームスタジオにてボーッと一日お留守番。いつもどうり来店客はなし。

 夜はいつも行く喫茶店の「木馬」のママさんから借りていた、DVD「ヒットラー最後の12日間」を見る。
ヒットラーの最晩年、地下壕で秘書官になった若き女性の目から見たヒットラーとその側近たちの姿が、ドキュメンタリータッチで描かれる。
ヒットラーを声高に批判するでもなくヒットラーに寄るでもなく、淡々とヒットラーの最晩年が描かれている。
ここに描かれているヒットラーは、エキセントリックでプライドが高く独善的ではあるが一人の気弱な初老の老人である。この普通の人間がなぜ、ドイツ第3帝国の超越的独裁者になったのか?
色々見ながら考えさせられる映画である。
戦後生き残ったこの女性秘書官の最晩年の言葉が重い。

「私は、自分がズーッ悪いとは思っていませんでした。悪いのは、ヒットラーやその側近たちだと。しかし最近私がヒットラーの秘書官になったまさにその日、ユダヤの人達が虐殺されるという映像を見たとき、私も一人の加害者であると思いました。なぜ事実をきちんと凝視できなかったんだろう?事実をきちんと把握していたら、私は別の行動を取ったかもしれません」

コメント (4)
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