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そうだ 京都、行こう。 2014大暑 ~その3~

2014-08-09 | そうだ 京都、行こう。

2014.8.6

夜中に地震があり3人で飛び起きましたが

翌朝話題にも上りませんでした。



毎度おなじみ、お宿の窓から見える借景の圓徳院のお庭

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御簾の向こうは石塀小路

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朝の散歩に行ってきまーす。

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今朝は こちらからねねの道に抜けましょう。

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石畳のひんやり感が伝わるでしょうか。

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朝の光がすがすがしい。

突き当たりがねねの道、高台寺です。

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春には桜満開のもと、同じ写真を撮りました。

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まずは右に曲がりましょう。

この奥に坂本龍馬の眠る墓があります。

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いい?

右見て左見て・・・せーの!

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Sさんのかけ声はわくわくして可愛い。

八坂の塔は、the京都の風景ですから、これくらい心して見ます。



八坂の通りもいつものまま

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元の道を戻ります。

今度はここ、松葉亭でお食事しましょう。

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昨年の夏姉妹旅でヒットしたすてきレストランSODOHには、

今回行ける時間がなさそうです。

ここも次回のお楽しみ。

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ねねの小道

朝はしんとして静かです。蝉時雨はもちろん。

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お宿から庭が見えていた圓徳院

提灯がおばけでおもしろい。

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三面大黒天

実はここから、石塀小路につながるねねの小径があるのです。

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昨年、秋の紅葉旅の時、3人で発見した小径。

夕べも懐かしく通りました。

夜なのに、親子の猫が仲良く水を飲んでいましたね。

猫の集会のようでした。

外に猫がいると不思議ワールドの物語が始まるような気がします。






位置関係、だいたい頭に入りましたよ。

この地図にはねねの小径も描かれてあります。

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さて、この先は

ワラビ餅で有名な「洛匠」と洋館カフェ「長楽館」の場所確認です。

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あとで時間があったら来たいものです。

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長楽館では洋館の写真を撮るべきでしたが、

庭のヒマラヤスギの青い松ぼっくりに気を取られてしまいました。





ただいま~石塀小路 寿栄屋前

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夏仕様のお宿

格子戸を開けると、玄関庭

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京都の町屋は、猛暑を賢く乗り切る知恵の宝庫です。

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風の通り道を作っているのですね。

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祇園祭りの名物「粽(ちまき)」  

疫病・災難よけのお守りだそうです。




窓には、葦簾戸がかけられ夏仕様です。

模様替えならぬ、建具替え。粋ですね。

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京の朝ご飯ですよ。

女将さんのおばんざい

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ご飯は梅干しを一緒に炊いたさっぱり夏ご飯

おからサラダの作り方、梅味のひじき、水菜の胡麻和え、

豆腐入りポテトサラダのアイデア、等いろいろ女将さんに伝授していただき、

このほかにも、そうめんかぼちゃの酢の物とゴーヤの酢の物を追加でいただきました。

夏は酢の物が一番ですね。

寿司酢を便利に使ってもよいとのことでした。

それなら私にも気軽にできそうです。

またまたご飯をおかわりしてしまい、おなかいっぱいです。

秋の予約も済ませ、安心して宿を後にしたのでした。






さてバスで京都駅へ。

荷物を預けたら、またまたバスで広隆寺に向かいます。

今回の旅はバス日の一日乗車券が大活躍。

500円で何度でも乗れるので、3回乗ったら元が取れます。

道が混んでいないので、バス便が便利でお得です。




【広隆寺】

Oさんのこの仏像が見たいという、はっきりした目的は旅の重要ポイント。

国宝が20点、重要文化財が46点。

603年に建立された京都最古の寺。

二度の炎上にもかかわらず、

これほどの仏像に現在会えるということは奇跡としかいいようがありません。

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降るような蝉時雨

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お寺に紅葉はやはり合う。

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ハスの花、つわぶき、桔梗

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今回の旅では、夏の社寺の庭巡りはできませんでしたが、

次回又ぜひに。

つわぶきは何としても植えなくちゃ。





さてこの後訪れた霊宝殿

飛鳥時代から鎌倉時代の貴重な仏像がずらりと並ぶその様子は壮観です。

国宝 第1号

宝冠弥勒菩薩半跏思惟(ほうかん・みろくぼさつ・はんか・しゆい)像

右足を左膝に乗せ、右手をそっと頬に当てて 思索にふける半跏思惟像

微かに微笑んだ表情がなんともいえず美しい。

赤松の一本造りだそうです。

いつまでもいつまでも眺めていたい仏像。

一緒に旅したSさんが、教えてくれたこの仏像の見方

ちょっとびっくりするくらい目から鱗の不思議体験

ここでは内緒です。

また次も絶対にお会いしたい仏像です。

この仏像に会いにまた京都に行く!!!

仏像を静かに見つめることによって心を浄化する、

ここに来てまた何かを教え諭されたいものです。






バスにのって次は嵯峨野、鈴虫寺に向かいます。

昨年から4度目の嵐山・渡月橋は今度はバスで渡りました。

車窓からの写真

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夏の空が気持ちいいです。



【鈴虫寺(華厳寺)】

なぜかびっくりするくらい若い女の子がたくさんいるのです。

お願いが叶うからかしら。

石段をゆっくりと上がります。

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緑のトンネル

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山門の横に立つ幸福地蔵様。
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わらじを履いて、おうちにまで来て願いを叶えてくださるそうです。

鈴虫の音色が響く客殿でお茶とお菓子の御接待をいただきながら、

住職の鈴虫説法をうけます。

そういえば、職場の方も大事そうに持っていたお守りはここのものでした。

お願いの仕方を伝授していただき、

皆さん帰りにここに並びお願い事を一つだけしていました。

家まで来ていただくので、名前と住所も唱えていました。




帰りの渡月橋の眺めも、THE夏でよかったなあ。

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さて午前中に二つのお寺を回り、目的のお昼ご飯

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ヤオイソのスペシャルフルーツサンド

四条大宮駅の交差点にある果物屋さん

贈答品に使われる高級フルーツがゴロンゴロン。

春は鴨川までテイクアウトして外で楽しくピクニックでしたが、

この暑さなので、四軒先のフルーツパーラーでいただきました。




夕べの三人の計画の骨子は、夏の京都、沢山の場所は回れない。

食べる物を中心に据えてあーでもないこーでもない、と練りました。

ヤオイソは何がなんでも行きたい。

SODOHのランチにも間に合いたい。

きななのパフェも食べたい。

洛匠のワラビ餅ははずせない。

長楽館のカフェも行きたい。

京都のかき氷はどうなるんだ!・・・・・・




前日、貴船・鞍馬エリアで時間をとったため、祇園の散策を今日に回し、

午後の萬福寺での座禅体験は中止しました。

全部食べたいのは山々ですが、時間と胃袋の容量が足りません。





【祇園】

秋の手ぬぐいを買った後、白川通りに向かいます。

やっぱり素敵

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また来ることができた。

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アオサギくん、今日は店先にいるんだね。

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夏の巽橋は涼しげ

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また来られたことに感謝

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そろそろ4時も過ぎたので、帰ることを考えなくちゃ。

花見小路を通って、洛匠に向かいましょう。



ここのお店、すごい人気。チェック。

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祇園 徳屋

本ワラビ餅と御番茶のかき氷が有名らしいよ。

う~ん。行きたかった。

でも原宿にもあるらしいよ。今度行ってみる?





さて建仁寺の横を通り、

寿栄屋の女将さんの話を思い出しきょろきょろしながら、

今、再びのねねの道へ。

途中、Oさんが見つけた豆菓子の店で味見&お土産購入

京都のお菓子は可愛らしくて気が利いてる。



さて、ドンぴしゃに目指す洛匠の前に出て、ちょっと感激。

開店するとますます素敵

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格子戸を開けると大きな鯉が泳ぐお庭

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池を眺めながら、和室でゆっくりとできたてワラビ餅をいただきます。

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プルンプルンで、きな粉そのものの味がしっかり。

いかにきな粉を上手につけるかがテーマで頑張りました。




日が傾いてきました。

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もう一軒、雑貨屋さんを覗いて

今朝おじいちゃんに教えて貰った生活感溢れる狭い路地を抜けて



もう一度、

右見て、せーの・・・・

八坂さん、さようなら。

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ここで友ともお別れです。


おととい、私の職場でランチを兼ね打ち合わせをし、

昨日の朝、京都で待ち合わせをし、

今日、ここでさようならをいう。

ありがとう。楽しかったね。気をつけて帰って。またね。

変な感じ。




私は深夜バスで帰るので、もう少し京都での時間があります。

祇園からバスに乗って叡山鉄道に向かいます。

途中下車の旅は一乗寺駅。

もうすぐ日暮れです。


【恵文社】

夕暮れの商店街に目的の本屋さんを見つけました。

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おしゃれなこだわりの本屋さん

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圓光寺や詩仙院の凛とした夏庭は次の楽しみにとっておきましょう。

暗くなると急に心細くなり、京都駅まで一目散に戻りました。





次は秋。

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2 コメント

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ミナヅキさんのあの発見はすごかったなあ。 (笹百合)
2014-08-15 07:50:40
ミナヅキさんのあの発見はすごかったなあ。
体感した途端鳥肌たつようだったよ。
どうして、ああいう見方をしようと思ったの?
それとも偶然?
他の仏様で試し(失礼)てもそう感じなかったよね。
昔の武将たちも普通の人たちも、古の人が会いに来てはそれぞれ何かを教え諭されていたのかもしれない、そしていずれ自分も古の人になる…と思うと、
やっぱり時の流れは、歴史は、京都はすごい!
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広隆寺の弥勒菩薩様。 (ミナヅキ)
2014-08-15 00:34:44
広隆寺の弥勒菩薩様。
静かな霊宝殿の中で、不思議な気持ちになりました。
魂が宿っているとしか思えない存在感。
私もまたぜひお会いしたいです。

?この二日間、どうもありがとう?
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