研究授業(10)

2012-09-23 | 研究授業への思い
研究授業を構想する際、

自分がついついやりがちだったのが
構想の初期段階で
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「さぁ、どの場面を見せようかなぁ・・・」
「どの場面がやりやすいかなぁ・・・」
「どんな提案をしようかなぁ・・・」
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と思ってしまうことでした。

それはやはり違うと気づいたのは、
(恥ずかしながら)ここ数年のことでした・・・。

今は、
指導案前段部分に書く通り、やはり最初は
「児童の実態」から考えます。

そして、そのナマの実態を捉えた上で、
「この子どもたちに、
 この単元でつけなくてはならない力はなにか?」
と、じっくり考えた上で、指導構想を立てていきます。
もちろん、研究授業ですから、与えられた研究主題とも
しっかりリンクさせて考えていきます。

数年前の自分は
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「華やかな授業を見せよう」
「授業技術を提案しよう」
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という傲慢な気持ちでいました。

20代のときなどは、
研究授業は「教師の腕自慢の場」とも錯覚していました。

もちろん子どもたちにも力をつけさせようとは強く強く
思っていましたが、やはり冒頭に書いた、


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いきなり、
「さぁ、どの場面を見せようかなぁ・・・」
「どの場面がやりやすいかなぁ・・・」
「どんな提案をしようかなぁ・・・」
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という気持ちが強かった事は事実でした。

そんな中、

「児童の実態を受けて」
「子どもたちに力をつける」

という意識で授業構想を立てるようになってから、
自分の授業は、どんどんとシンプルになっていきました。

授業の中で、(あくまでも)余計な「エゴ」が、
そぎおとされていったのかもしれません。

(シンプルになった気がしたのは自分の中でだけで、
 客観的に見ると、
 まだまだまだまだゴテゴテしているのですが・・・)