伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

街宣 / 碑前祭 / ムカシヤンマ

2016年05月22日 | 選挙
 暑くなりました。

 昼過ぎ、車の外部温度なので、焼けた外板の影響もあるのでしょうけど、30度の表示がされていました。



 今期最高の気温。午前中の街頭宣伝でも、肌がじりじり焼ける感覚がありました。でも、真夏のような暑さとは違います。空気はさわやかなんです。

 午前には、勿来地区のみなさんと、街頭宣伝を行いました。植田町根小屋から中岡町、山田町とめぐりながら、7ヶ所で車を停めて日本共産党への支援を訴えました。



 車の中から手を振るなど、応援してくれたみなさん、ありがとうございます。

 「日頃からやっているのは共産党だけだよな」

 通りがかって声をかけてくれた方がいました。ありがとうございます。

 午後には、湯ノ岳の中腹に設置された「民主先駆の碑」の碑前祭に出席しました。

 戦前に活動し、弾圧の中で命を落としたいわき市出身の山代吉宗や吉田寛など4人の日本共産党員を祈念して建立された石碑です。

 共産党を代表してあいさつして、と党事務所から言われていました。うーん、こういう場合、どんな挨拶するのだろうと悩みましたが、街宣が終わった後に、20分、いや30分かな・・程で書き上げた原稿を持って祝辞に代えました。





民主先駆の碑前祭での祝辞


 戦前、侵略戦争に反対し、絶対主義的天皇制に反対したために、過酷な弾圧をたたかい抜いた先人の前で、過去と同じように、戦争をする国作りが進められていることを報告しなければならないことは、非常に残念なことだと思います。

 安倍自公政権のもとで、民主主義も、憲法も踏みにじってすすめられた戦争法制定に続き、安倍政権は改憲にも手をつけようとしています。

 安倍首相は、自分が立法府の長だと国会答弁で繰り返したと報道されています。彼は行政府の長であって、立法府の長ではない。言い間違いだと言っていますが、こういうことをポロポロいう人が、本来、自らに制約を課している憲法を変えようという。こんなことが許されないことは明らかだと思います。

 衆院での政府与党の多数という厳しい状況もありながら、しかし同時に、私たちは先人の前で、胸をはって報告できることがあります。

 戦前、国民と分断された厳しいたたかいの中にあった先人たちと違って、私たちは、安倍政権の政治を許さないという、多くの国民と、思想信条をこえて共同で闘える状況が広がっているということです。

 戦争法を許さないというシールズを始めとした若者たちのたたかい、これに呼応した広範な国民のたたかいが背中を押して、いま、野党が自公連立に対抗して、戦争法廃止と集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回の一点で選挙協力をすすめることになり、32選挙区全てで野党の共闘が成立しました。香川では日本共産党の予定候補が、統一候補になりました。政治状況が大きく変化していることを実感します。

 そしてこうしたたたかいは、大いに共感を広げる可能性も広がっています。

 私が地域に配布しているニュースを読んだ方が声をかけてきました。ここには日本共産党が増子輝彦さんを民進党、社民党ともに応援することを決めた記事を書いていたのですが、その記事に書いてあることはその通りだというのです。自民党の中にも別の意見があると思うのだけれども、その声が出てこない。そこに今の政治状況のおかしさがある、と嘆いていました。

 こうした方々も含めて、共同が大きく広がる可能性があるもとでの、参院選挙で野党共闘を大きくすすめる、そして、その共闘の要となる日本共産党を比例で大きく躍進をさせる。碑前にこの言葉を捧げ、次の機会にこれが実現した報告ができるよう決意しまして、お祝いとさせていただきます。




 こんなふうだったでしょうか。どうみても、私よりもはるかに大先輩といえるような方々を前にして、まことに恐縮してのあいさつでした。

 この後、学習会で聞いたのですが、市内の戦後の日本共産党の活動は、この碑で顕彰されている吉田寛さんのご兄弟など関係者にずいぶんと支えられてきたのだとか。感心して聞いていました。

 あいさつをしている最中、私と参加者の間を黒い蝶がふわふわと横切りました。モンキアゲハでした。本来は関東以西に分布するチョウで、いわき市は生息域としては微妙な位置。でも昨今は、ごく普通に見られます。温暖化が影響して生息域を拡大しているのかもしれません。



 カラスアゲハも花をわたっていました。



 さて、今朝の愛犬の散歩中、めずらしい生き物を見かけました。



 オニヤンマのような模様です。昔なら無条件でオニヤンマと書いたでしょう。

 でも今は、こんな模様のトンボにも色んな種類があることを知っています。それがサナエトンボ。これもサナエトンボだろうと、ネットで探すのですが、これと同じ模様のトンボがいませんでした。

 一体これは・・。

 そしたら何と別種のところに掲載されていました。「ムカシヤンマ」という、トンボの古い特徴を残した種類のようです。

 以前、市議会の控室の外に、ムカシトンボという種類のトンボを見かけたことがあります。またまたの発見に心が踊るようです。

 少し歩くと今度はアサヒナカワトンボのペアがいました。オレンジというか、茶色の翅が目立ちます。ハート型は恋のシンボルですが、体で作った曲線がその形。トンボも同じなのだとつくづく思います。



 そして夕方、午後6時頃でした。まだ外は十分に明るい。

 そこでめずらしく愛犬を散歩に連れ出しました。自宅を出て、上滝に向かい、根岸そして上遠野と周遊するコース。途中に、先だって掲載したジャケツイバラもあります。

 キショウブ(カキツバタと思っていたが違っていた)、そしてガマヅミも花を咲かせていました。





 鮫川の夕景色もなかなかきれいです。



 空を轟音とともに旅客機が横切りました。。



 いまや遠野町の繁華街の一つとなったセブン-イレブンとコメリの付近は、灯りがコウコウと照らしています。



 そしてきょうが満月のようです。昨日だと思っていたのですがラッキー。ぽっかり空に浮かぶ満月を写真に収めました。



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