伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

終戦の日・街頭宣伝をしてきました。

2016年08月15日 | 平和・戦争
 終戦の日のきょう、午前中に遠野町のじゃんがら念仏踊り大会の準備を手伝った後、宣伝カー用の録音などを準備し、午後から街頭宣伝をしてきました。

 遠野町から中岡町、金山町と泉町と周り、5ヶ所で車を停めて、訴えました。

 手を振って応援してもらったり、学校給食の負担の件で相談を受けたりしながらの単独行でした。

 訴えた内容はおおよそ次の通り。



戦争する国をめざす安倍政権のもとでの改憲は許さない

 みなさん。こんにちは。

 きょうは71回目の終戦記念日です。国民に310万人、アジアの人々に2000万人の犠牲の上に、日本は日本国憲法を手にしました。

 国際紛争を解決する戦争はしない、そのため軍隊を持たないという憲法のもと、日本は経済発展をすることができました。そして、この憲法の精神は、戦後一貫して続く世界の紛争に、心を痛める人々から注目をされてきました。

 この日本国憲法の精神は、いわき市の非核平和都市宣言にも込められています。これまでも市議会の質問の中で、この宣言には、憲法と同じ恒久平和の願いを込めて、核兵器の廃絶を訴えたものであることが答弁されてきました。その宣言も制定から31年前が立ちました。

 この恒久平和の願いは、武力による対立では、生み出されないことが戦後の歴史は示していると思います。武力による対立は、怨恨の連鎖を生み出し、現在、様々な形で紛争に結びついています。ですから、いま、恒久平和のために、現在の平和憲法の精神で世界に働きかける日本の役割は、非常に貴重なものであり、非常に重要なものになっていると思います。

 こうした時に、憲法を変えてしまおうという動きがある中で、迎えたこの終戦の日を、あらためて戦後の平和を考えるきっかけとし、憲法を大切にして、世界の平和に貢献する日本になるためにみなさんといっしょに考えていきたいと思います。

 昨年は戦後70週年の祈念すべき年でした。その祈念すべき年に安倍政権は、安保関連法制・戦争法を強行しました。

 憲法違反であり、内閣の一方的、憲法解釈の変更は、憲法で国家権力をしばるという立憲主義を踏みにじるものと、多くの憲法の専門家、多くの国民の批判が沸騰する中での採決の強硬でした。

 そしてこの声が、参議院選挙では、野党と市民の共同を生み出し、全国32の一人区で11議席を獲得させる力になりました。このように憲法違反の戦争法廃止を求める声は、今も大きなうねりを持っています。この戦争法は廃止させる、そのために力を尽くすことが必要です。

 戦争法による自衛隊の任務は、まだ実施されていません。参議院選挙への影響を安倍政権が恐れたからです。

 ところが、参議院選挙が終わると、南スーダンの国連平和維持活動で、11月に交代する部隊に「駆けつけ警護」をさせるため、訓練を開始する計画でいることが報じられています。駆けつけ警護は、戦闘状態にある他国の軍隊を、武装して駆けつけ、救援する作戦です。自衛隊に、戦場に駆けつけ戦争をさせるのが駆けつけ警護なのです。

 攻められたら守る専守防衛と言っていた憲法のもとで、自衛隊員に他国で戦争をさせるなどということは、決して許されないことです。戦争法を実施をするなという声を大きなものにしましょう。日本共産党は自衛隊を海外で戦争をさせる、戦争法廃止のためがんばります。

 同時に注視しなければならないのは、参議院選挙の結果、参議院でも、衆議院でも改憲を唱える議員が3分の2をこえたことです。

 安倍首相は、自分の在任中に改憲の実現をしたいと改憲に意欲を示しています。その意欲のあらわれが、自民党内きっての保守派といわれる稲田朋美氏の防衛大臣への起用です。

 稲田氏は、これまでも改憲に意欲を示し、そして「教育体験のような形で若者全員に一度は自衛隊に触れてもらう」仕組みが必要だと、事実上の徴兵制の導入まで主張してきた人物です。このような人を片腕にしながら、改憲にひた走ろうとしているわけです。

 安倍首相は、改憲の議論のベースに据えるという自民党の改憲草案は、国防軍を持って海外で戦争をし、戦争する日本を支えるため、基本的人権も、社会保障も抑制できる日本になることを書き込んだものです。

 こんな改憲草案を現実のものにすることが政治の技術だとまで安倍首相は言っています。この安倍政権のもとでの改憲は許されません。日本共産党は、安倍政権のもとでの改憲を許さず、現在の憲法を現実の政治に活かすためにがんばります。そして憲法の精神が豊かに活きた日本になるよう、終戦の日にあたってあらためて決意をしたいと思います。

 日本共産党への大きなご支援をお願いし、今月26日午後6時30分から、日本共産党の中央副委員長・市田忠義参議院議員を迎えた演説会を、パレスいわやで開きますが、このご参加を心からお願いします。





 街頭宣伝から帰ってきたら、車を停めて窓を占めている時に、車が揺れました。なんだろう。そんなふうに考えていたら地震だったんですね。

 午後4時4分、最大震度4の福島県沖震源の地震があったようです。いわき市の震度3だけど、車の振動はもう少し大きかったと思う。


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