伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

野党共闘実感の演説会/体育祭

2016年05月14日 | 選挙
 貴重な一場面です。

 日本共産党の演説会に、他党の現職議員が出席してあいさつする。とにかく、私は初めて。

 午後1時30分から、郡山市のユラックス熱海で開かれた演説会には、民進党の現職の増子輝彦参議院議員が出席し、10分程度、あいさつをしました。

 他党の屋内や屋外の演説会で、他党の議員の話を聞くのは当たり前のことですが、共産党の演説会で聞いたのですから、ある意味、歴史的な瞬間でした。

 この演説会には、いわき市からは多くがバスで参加したのですが、午前中、入遠野中学校と上遠野中学校の体育祭に招いていただいていたため、私は自家用車で参加。昼少し前に遠野を出て、開始時間に少し遅れて会場に入りました。

 会場に用意された座席はほぼいっぱいの中で、演説会がすすみました。



 その中で増子参院議員が話しはじめました。



 政治家を目指した理由や、二大政党制を目指して自民党を離党し、現在は民進党に参加してきたと自己紹介。そして、民主党政権下で経済産業副大臣になり、原発の安全神話にどっぷり浸かっていたことを「あらためてお詫びする」と謝罪し、「日本の平和を守り、福島の復興を成し遂げよう」と呼びかけました。

 また、福島で自民党議員を国会に送ることは「自民党の復興政策を容認することになる」と話し、安倍政権にストップをかけることを県民のあらゆる人といっしょにやっていきたいと強調。「微力ではあるが、無力ではありません」と安保法制など、共産党、民進党、社民との4点の合意を守り堂々とたたかっていきたい、と言葉を結びました。

 原発問題での謝罪など、かなり共産党演説会を意識したあいさつですが、こうした共同が広がることが、現実に国会を動かす力になるとつくづく感じました。

 そしてそのことを、メイン弁士の穀田恵二衆院議員が裏付けました。



 衆院北海道5区の補欠選挙で、野党統一候補となった池田まきさんが、選挙前には「ダブルスコアで勝敗が決する」と言われていた力関係を、約1万2,000票差まで追い上げました。

 穀田議員は、野党共闘が「政治を変える展望を示したし、共産党とくめば票が逃げるというのは取り越し苦労だ」と指摘しました。取り越し苦労・・うまい表現です。

 また、安保関連法案(戦争法案)が審議された国会で、内閣不信任案を共同で提出した野党には、これが実現すれば、当然、その後の政権構想を示すことが責任になるとして、野党による国民連合政府の展望を語りました。野党が共同で16本の法案を今国会に提出していますが、そこに一致点で政権を設立する可能性が示されているというわけです。

 こうして考えると、「共産党だからイヤ」の縛りを乗り越えていけば、新しい政権の枠組みの展望が大きく広がっていることが実感できます。

 さらに穀田議員は、共産党の躍進が国民連合政府を作る力になるとして、税金の集め方を変える、税金の使い方を変えるなどの党の政策を説明しながら、「国民の協同の力で政治を変える」「政治の転換の道筋を示す党」などの日本共産党の値打ちを語って「福島から政治が変わったといえる集会にしましょう」と呼びかけました。

 そして締めの言葉は「おおきに」。関西在住の議員らしい言葉です。

 演説会では、日本共産党の比例代表予定候補・岩渕友さんが「私も含めて9人以上の当選を」と、また選挙区を取りやめて比例予定候補となる熊谷智さんも「野党共闘の実現に全力を尽くす」などと日本共産党の躍進を訴えあいさつしました。

 消費税増税にともなう軽減税率の導入が、他の品目のさらなる引き上げの口実になりかねないことなど、なかなか興味深いお話しもあり、さっそく活動に活かしていきたいと思います。

 終了後は、現地で帰りのバスを見送り、自ら車を運転して帰路に付きました。バスで参加できなかったことから、参加者のみなさんにはメッセージを託していました。



 ご苦労さまです。

 今日は、入遠野中学校と上遠野中学校の運動会に招かれており、いっしょに参加できません。直接会場に駆けつけたいと思っています。

 参議院選挙の福島選挙区で、民主党現職の増子輝彦参議院議員の当選をめざすことで、共産党、民進党、社民党が選挙協力をすることで合意でき、戦争法と集団的自衛権行使容認の閣議決定を廃止する展望が、大きく開かれてきました。

 演説会を力にして、参院選選挙区での勝利、比例区での日本共産党の躍進にがんばりたいと思います。

 また9月11日投票で市議会議員選挙が決まっていますが、合わせてご協力を心からお願いします。

 みなさんの旅が無事にすすむことをお祈りしています。

2016
年5月14日
市議会議員 伊藤浩之




 磐梯熱海も緑が深くなっていました。この季節の緑も良いですね。



 さて、往復約5時間の旅を終えて自宅に帰ってきましたが、そこでショッキングな場面に遭遇しました。

 家の前の防犯灯の支柱に、シジュウカラが巣をかけています。

 そこにハシボソカラスがやってきて、巣を狙ったのです。

 これはいかん。

 自宅から外に飛び出し、大声をあげました。警戒して巣から離れたカラスは、道路をはさんだケヤキの大木の枝にとまりしばらくとどまっていましたが、私が見ているものだから、あきらめて飛んでいってしまいました。



 シジュウカラの親が反撃することはありません。おそらく留守にしているのでしょう。ひな鳥は無事なのか、いや、そもそも、これ以前に襲撃されているのかもしれない。気にかかります。

 先だって巣立ったハシボソガラスのひな鳥の写真を掲載して、その姿に愛らしさを覚えたことを書きました。

 でも一方では、野生で生き抜くための、激しい生存競争もある。短い期間に、両方の姿を見て、あらためて厳しい野生の現実を思い知りました。

 今週は愛鳥週間。貴重な野鳥の姿にふれて、わあたしにとっては充実した愛鳥週間になったのかもしれません。

 午前中の体育祭は、生徒たち個性も発揮しながら、運動会を楽しんでいたようです。

 入遠野中学校では、女子の120m走と男子の150m走、そしてごちそうの前にという障害物競走を拝見しました。

 走るのが早い子はフォームもきれいです。見とれてしまいました。



 障害物競走は、上位に食い込むチャンスが誰にでも平等にある競技。バットを中心に回転して目を回しながら、ウマカンボウをくわえてゴール。軽いウマカンボウが上手にくわえられず、四苦八苦する姿はユニークであるとともに同情を禁じえませんでした。

 上遠野中学校では、ナイスペアーという障害物競走、部活動リレー、綱引きを拝見。膨らました風船をおしりで割る障害物競走で、なかなか割れず四苦八苦する生徒たちに笑いが浮かびます。もっともやっている本人たちは必死ですけど。



 綱引きは力のこもった名勝負が繰り広げられていました。

 開会式に出席した入遠野中学校ではお祝いの機会をいただきました。



 運動会の開催おめでとうございます。

 健全なる精神は健全なる肉体に宿るといいますが、頭とともに、体を鍛えることは、これからみなさんが、学業に努力していくことに欠かせないことだと思います。

 競技を通じて団結を強めることは、これから1年間の学校生活の下地を据えることになると思います。それぞれの持てる力を発揮して、競技に、そして運営に力を尽くして、団結を強め、素晴らしい思い出として残る運動会になるよう頑張ってください。

 また、保護者のみなさんには子どもたちの成長を直接見る貴重な機会ですが、楽しい家族の思い出を持ち帰っていただきたいと思います。

 生徒のみなさんのご活躍を期待してお祝いとします。




 自宅の庭にはジャーマンアイリスが咲きました。



 散歩の途上では、幹をすくすくと伸ばしていたヒレハリソウが花をつけていました。



 ハルジオンも花盛りを迎えています。

 

 なんとなくお花畑になっていたので・・。



 だいぶ気温が上がってきました。きょうも24度あったでしょうか。 


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