音楽修行日記

作編曲家、花岡宏晃の日記です。

NPOえほんうた・あそびうた総会

2013-10-29 23:10:37 | 日常
今年もNPOえほんうた・あそびうたの総会が行われました。

「総会」なんていうと堅苦しく思いますが、やはり代表の西村さんらしく、
いつもアットホームな雰囲気です。
当初は絵本作家の長野ヒデ子さんもご参加の予定で、お会いできるのを楽しみに
していたのですが、前日まで出張を含めたハードスケジュールだったそうで、
お体を休めて頂くよう打診したとのことでした。

まずこの1年の活動報告や今後の目標などのお話から。
えほんうたライブだけでも全国各地で年間130を越える公演数!!
特に西村さん田中さんを中心とした被災地支援ライブは凄まじく、
なんと1日5箇所の会場で公演を行う日もあったほどです。

里見さんからは僕も作曲講座で参加させていただいた「学習会サロン」や「よりみちサロン」
ご自身も取材を受けた本「最重度の障害児たちが語りはじめるとき」のご紹介がありました。


里見さんの詩も掲載されております。

報告が終わった後は美味しい料理を頂きながらお話をしたり、
西村さん、フルートの並木さん、パーカッションを田中さんにお願いして
演奏を聞いていただきました。

昨夜ピアニカを用意していたら、ピッチが高めなのが気になったので、
今度時間見つけてリードを削ってみようかとも思っています。
あと久々に吹いたら指より息遣いが下手になってて、例えばあまりトレモロが思うように
かけられなかったり、肺活量が衰えていたり、ピアニカと言えど身体を使って演奏するものなのと
実感しました(^^;)

さて実は今期で理事の任期が切れるのですが、そのまま続投させていただくことができました。
今まで以上に貢献できればと思っております。

キースイッチの思わぬ罠

2013-10-24 18:56:54 | 曲作り
先日ある作曲家さんとレコーディングのための楽譜の話をしていた時
「あるある(笑)」と思ったことなのですが。

我々がパソコン上でスケッチをしながら曲を作る場合は、音の確認だけでなく
レコーディング用の楽譜作りにもそのデータを利用することは多いです。
その場合、キースイッチを消し忘れたままデータを転送してしまうことが
しばしばあるんですね。殆どの場合は気付いて消去するのですが。

キースイッチというのは、、もうソフトシンセでは定番になってる奏法切替方法で、
例えばヴァイオリンの音色を選択している場合、実際ヴァイオリンの音が存在しない
鍵盤の左隅の低音域にキースイッチが配置されています。

設定はソフトごとに色々ですが、例えば左手でキースイッチの「ド」を弾いたあと
フレーズを弾くとレガートな音色になり、「ド#」を弾くとデタシェ
(1音をひと弓を使ってはっきりと短く力強く弾く)、また他のキーには
トレモロ(弓を小刻みに往復させる)、ピチカート(指で弦をはじく)、
スルタスト(弓の当てる位置を変え柔らかい音になる)、ミュートをつけた音
・・・などなど、実際の楽器が曲の中で使い分ける奏法を
シンセサイザーでもリアルタイムに切り替えることができる機能です。

昔は「デタシェならデタシェの音だけ!」という感じだったので、
同じ楽器で奏法別に何トラックも作っていましたが便利になったものです。
このキースイッチデータが残ったまま譜面化してしまうと
五線譜の下に果てしなく下線がついた謎の音が現れてしまうわけです。

今のところ僕は楽譜制作時に気付き、さすがに見落としたまま納品なんてことはありませんが、
奏者の皆さんが作曲家やアレンジャーから楽譜を受け取った時に、非現実的なほどに
五線から飛び抜けた音符があった場合は、キースイッチの消し忘れの可能性が
高いですので、どうぞ無視してくださいませ(^^;)

それではまた台風が迫っておりますので皆さんお気をつけください。
前回の台風では海外の方から「ニュースで見たけど君と家族は大丈夫だったかい?」
とメールを頂きました。国外でも被害の模様が報じられていたようです。

悲しい事故

2013-10-08 21:10:00 | 日常
ご無沙汰しております。
久しぶりに大編成のスコアを書かせていただいていることもあり、更新が滞ってしまいました。

今日はお返事待ちの時間ができたので、少し離れたある店に買出しに行きました。
その途中にある踏み切りに立ち寄り、遅ればせながら手を合わせてきました。
ニュースで皆様ご存知のことと思いますが、女性がお亡くなりになった場所です。
もう日が落ちかかった夕方のことでしたが、警備の方が見守る献花台には
花が沢山詰まれていました。

もう10年以上この踏み切りを渡っていませんが、学生の頃この踏み切りを
渡ってすぐ先にある楽器店を利用したことがあります。楽譜を買ったり、
グランドピアノの部屋をレンタルしたこともありました。
確かその頃は踏み切りを渡って少し行くと昔ながらのボーリング場があった記憶があります。

自分の知る場所で悲しい事故が起きてしまい、驚いたと共に、
とてもやりきれない思いでいっぱいです。ご冥福をお祈りいたします。