クリント・イーストウッド監督作品の「硫黄島二部作」の第一弾。
日米決戦の激戦地・硫黄島を日米両方から撮るという趣向。
製作にスティーヴン・スピルバーグが参加、
脚本は、「クラッシュ」や「ミリオンダラー・ベイビー」のポール・ハギス。
日本市場とオスカーを狙ってる気がするのはひらりんだけでしょうか???
原題は「FLAGS OF OUR FATHERS」。
2006年製作の戦争ドラマ、132分もの。
あらすじ
日米が戦った第二次世界大戦の末期。
激戦地となった硫黄島・・・
予想以上に苦戦しながらも上陸を果たしたアメリカ軍・・・
島全体を見渡せる擂鉢山を攻略・・・
その頂上に星条旗を立てるが・・・
ここからネタバレ注意↓
(反転モード・・・左クリックのままマウスを動かしてね)
その旗を立てた兵士らは上官に呼び寄せられ、
即刻、本土に帰還。
ニュース用に撮ったその写真が、評判良すぎ・・・で、
政府が資金集めに「英雄」となった彼らを利用しようと考えた・・・。
当時のアメリカ・・・長引く戦争で国民は疲労し軍事費も底をついてた。
そこで戦時国債キャンペーンで全国を回るツアーを開催・・・
彼らは、行く先々で熱烈な歓迎を受ける・・・・がっ、
写真に写ってるのは6人・・・帰還したのは3人・・・
その3人・・・帰国して英雄扱いに困惑・・・
何故なら・・・
最初にちっちゃな星条旗を立てた後に、あの星条旗を立てただけだったしー・・・
戦死した残りの仲間がひとり、間違ってたしー・・・
何より、まだまだ戦場で戦ってる人がいっぱいいるしーーーーー。
辛く、激しい戦闘シーンは、何十年経っても忘れないでしょう。
だって、四方八方で銃弾が飛び交ってて・・・
どっちに味方いるかわからない状況だってあり・・・
味方に銃撃されて死んじゃったりもしてた・・・。
彼らの人生に深い傷跡を残したひとつのエピソード写真。
一時の英雄・・・なんて、
人間はすぐに忘れちゃうもの。
本当の英雄は、心の中にあって、決して忘れない・・・
戦友を残して帰還して英雄視された彼らは・・
そんな当然な事を言い切れずに、
国の政策に翻弄されながら、生きていったのでした。
この作品・・・ひらりんは、もっと心情ドラマかと思ってましたが・・・
いやいや、年老いた元軍人の脳裏に蘇る戦闘シーンが、まさにリアルっ。
5日間で落とすはずが36日かかった硫黄島攻略。
当時の戦略は、まさに人を使った人海戦術・・・
多くの兵士の犠牲の元、上陸していった様は・・・超悲惨っ。
そんな途中で、のうのうと帰還させられても、生きてる気がしないし・・・
間違ってるぞ・・・その写真の説明・・・って気もするし・・・
ホント、いい迷惑。
結果として、あの写真のおかげで戦意高揚・・・軍資金調達・・・
アメリカ軍勝利・・・だったけど・・・
ホント、「国」って大きな単位を動かす人たちは、
末端の人の事なんか考えないで生きてるな・・・って感想でした。
そうそう、この映画の難点は・・・
帰還した3人は、一応クローズアップされてるけど・・・
残りの、戦死したメンバーが、ごっちゃごっちゃでよく判らなかった。
それと、今の時点(現代)に、本人が過去を語り始める・・・というのに、
どれが本人の話で、どれが他人の話だか、判りづらかった。
だから、あえて旗を立てた兵士の名前は入れないで書いてみました。
本当の主人公は、国のシンボル・星条旗の下で眠る戦死した兵士なのでしょうから。
ここまでネタバレ注意↑
ひらりん的この映画の関連作は
●今だに戦争やってるアメリカの1990年代の戦争モノ「ジャーヘッド」・・・
こっちの兵士達は、ちっとも激しくありません・・・
激しいのはマ○掻きの手だけ??
●主役級の出番だったライアン・フィリップという俳優さん・・・
「クラッシュ」にもマッド・デュロンの相棒巡査役で出てましたが、
リース・ウィザースプーンの旦那として、有名らしい・・・・けど・・
最近、離婚の噂が新聞に流れてましたぁぁぁぁ。
という事で今回は
英雄度・・・
そこで激しい戦争があった・・・という記憶は残さなくちゃいけないけど・・・
その戦争で、誰がヒーロー(英雄)だったか・・なんてナンセンス。
ひらりんは、戦争に英雄なんて存在しない・・・と、思いたいです。
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日米決戦の激戦地・硫黄島を日米両方から撮るという趣向。
製作にスティーヴン・スピルバーグが参加、
脚本は、「クラッシュ」や「ミリオンダラー・ベイビー」のポール・ハギス。
日本市場とオスカーを狙ってる気がするのはひらりんだけでしょうか???
原題は「FLAGS OF OUR FATHERS」。
2006年製作の戦争ドラマ、132分もの。
あらすじ
日米が戦った第二次世界大戦の末期。
激戦地となった硫黄島・・・
予想以上に苦戦しながらも上陸を果たしたアメリカ軍・・・
島全体を見渡せる擂鉢山を攻略・・・
その頂上に星条旗を立てるが・・・
ここからネタバレ注意↓
(反転モード・・・左クリックのままマウスを動かしてね)
その旗を立てた兵士らは上官に呼び寄せられ、
即刻、本土に帰還。
ニュース用に撮ったその写真が、評判良すぎ・・・で、
政府が資金集めに「英雄」となった彼らを利用しようと考えた・・・。
当時のアメリカ・・・長引く戦争で国民は疲労し軍事費も底をついてた。
そこで戦時国債キャンペーンで全国を回るツアーを開催・・・
彼らは、行く先々で熱烈な歓迎を受ける・・・・がっ、
写真に写ってるのは6人・・・帰還したのは3人・・・
その3人・・・帰国して英雄扱いに困惑・・・
何故なら・・・
最初にちっちゃな星条旗を立てた後に、あの星条旗を立てただけだったしー・・・
戦死した残りの仲間がひとり、間違ってたしー・・・
何より、まだまだ戦場で戦ってる人がいっぱいいるしーーーーー。
辛く、激しい戦闘シーンは、何十年経っても忘れないでしょう。
だって、四方八方で銃弾が飛び交ってて・・・
どっちに味方いるかわからない状況だってあり・・・
味方に銃撃されて死んじゃったりもしてた・・・。
彼らの人生に深い傷跡を残したひとつのエピソード写真。
一時の英雄・・・なんて、
人間はすぐに忘れちゃうもの。
本当の英雄は、心の中にあって、決して忘れない・・・
戦友を残して帰還して英雄視された彼らは・・
そんな当然な事を言い切れずに、
国の政策に翻弄されながら、生きていったのでした。
この作品・・・ひらりんは、もっと心情ドラマかと思ってましたが・・・
いやいや、年老いた元軍人の脳裏に蘇る戦闘シーンが、まさにリアルっ。
5日間で落とすはずが36日かかった硫黄島攻略。
当時の戦略は、まさに人を使った人海戦術・・・
多くの兵士の犠牲の元、上陸していった様は・・・超悲惨っ。
そんな途中で、のうのうと帰還させられても、生きてる気がしないし・・・
間違ってるぞ・・・その写真の説明・・・って気もするし・・・
ホント、いい迷惑。
結果として、あの写真のおかげで戦意高揚・・・軍資金調達・・・
アメリカ軍勝利・・・だったけど・・・
ホント、「国」って大きな単位を動かす人たちは、
末端の人の事なんか考えないで生きてるな・・・って感想でした。
そうそう、この映画の難点は・・・
帰還した3人は、一応クローズアップされてるけど・・・
残りの、戦死したメンバーが、ごっちゃごっちゃでよく判らなかった。
それと、今の時点(現代)に、本人が過去を語り始める・・・というのに、
どれが本人の話で、どれが他人の話だか、判りづらかった。
だから、あえて旗を立てた兵士の名前は入れないで書いてみました。
本当の主人公は、国のシンボル・星条旗の下で眠る戦死した兵士なのでしょうから。
ここまでネタバレ注意↑
ひらりん的この映画の関連作は
●今だに戦争やってるアメリカの1990年代の戦争モノ「ジャーヘッド」・・・
こっちの兵士達は、ちっとも激しくありません・・・
激しいのはマ○掻きの手だけ??
●主役級の出番だったライアン・フィリップという俳優さん・・・
「クラッシュ」にもマッド・デュロンの相棒巡査役で出てましたが、
リース・ウィザースプーンの旦那として、有名らしい・・・・けど・・
最近、離婚の噂が新聞に流れてましたぁぁぁぁ。
という事で今回は
英雄度・・・
そこで激しい戦争があった・・・という記憶は残さなくちゃいけないけど・・・
その戦争で、誰がヒーロー(英雄)だったか・・なんてナンセンス。
ひらりんは、戦争に英雄なんて存在しない・・・と、思いたいです。
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コメントとトラックバックを失礼致します。
この作品は、戦争とそこにある社会と個々の密接な繋がりを細やかに描いており、争いに対してのクリント・イーストウッド氏の静かながら強い視点を十二分に感じさせられる力作でありました。
また遊びに来させて頂きます。
ではまた。
複数の旗が立てられたのは知りませんでしたので、
最初の旗を見た時、「えれぇ、ちいせえぞ。」と
思っていました。
大きい旗に替えられて、
「ああ、これこれ、写真と同じだ。」
と思いましたが、
英語版Wikipediaには詳しく書かれてましたから、
アメリカ人の多くは知っているのかもしれません。
TBありがとうございました。
史上初の同じ戦いを自分たちからと敵側から
単発2作品で描いた映画。
クリントイーストウッドがどこまで
日本側の立場で描けるか楽しみです。
もし違う道に行きそうになったら
渡辺謙さんが軌道修正してくれることを
祈っています・・・・
私もTBさせてください。よろしくお願いします
TBありがとうございました。
アメブロで「★試写会中毒★」を書いてますmichiと申します。
只今、gooサンへ一切のTBができなくなってしまい、
更に、URLを載せてもエラーとなってしまうため(コメント覧へのURL表示もエラーになってしまいます 泣)、URLナシでこちらへコメントさせていただきました。
申し訳ありません。。。。
お恥ずかしい限りですが、本作品で「硫黄島」の存在を初めて知りました。
戦争ものはなかなか直視できず、今まで積極的に観てこなかったのですが、
国民感情をあおる国家の力を改めて知らされました。
「我々は必要から英雄をつくりだす」というラストのナレーションに、
イーストウッド監督の反戦精神を感じました。。。
「硫黄島からの手紙」も、是非観にいきたいと思っています。
また遊びにきますね★
今後ともよろしくお願いいたします。
3つありますので、映画観覧のご参考までにTBいたしました。「闘魂・硫黄島」も参考になります。
先日・・・・真相は遠い昔のことなので分かりませんが「sapio」に衝撃的な記事が掲載されておりなんだか「伝説」を刷り込まれている(笑)私は、観る気がしないのです(苦笑)戦争映画は、観終わった後の喪失感が嫌ですね~^^;
しかし、日本側から描かれた「硫黄島からの手紙」はハリウッド映画(私はアメリカ映画嫌いなんです)
は、珍しくも全編日本語と言うのは注目すべきですね♪
TBありがとうございました。
さすが、イーストウッド監督ですね。
私は、立場の違いが善悪の違いになるという内容かと思っていましたら、そうではなく、人の良心の善悪だったようです。
どっちがいい、どっちが勝った、という戦争映画ではなかったのですね。
「~の手紙」はどんな風に描かれるのか楽しみです。
政治ではアメリカに頭が上がらないんですから、映画くらいは奴らに頭下げさせてやりましょう(笑)。
てなわけで、TBありがとうございました。
1枚の写真を通して、描きだされる戦争の姿と
そこで命を張る若き兵士たちの心情。
『硫黄島からの手紙』も楽しみ
確かに時間と人物がごっちゃになりましたよねー。
主人公の息子が取材してるのもよくわかんなかったし。
でもなんか力で押されて納得しちゃいました。