鎌倉評論 (平井 嵩のページ)

市民の目から世界と日本と地域を見つめる

腑に落ちぬ北方4島返還       日本の恨みをまったく考慮しないロシアの傲慢

2016-12-20 11:50:54 | 日記

 

A君  安倍首相はまったく新しい方向といって、ついに経済協力を無条件に差し出す策をとったね。

B君  おれは冒険だと思うし、食い逃げされるんじゃないかという気持の方が強いね。。だいたいあのプーチンの傲慢強硬な姿勢はどうだ。平和条約をむすぶにしろ領土問題でも、勝利でなければならないと言っている。そもそも領土問題など存在しないという認識をとっているんだからね。

A君  経済協力して仲良くなれば、その強硬な姿勢も融けて島を返す気になると、安倍さんは考えたんだろう。

B君 おれは当然日本人の立場から考えるけど、ロシアがあの島をとった戦中の情況を考えてみたら、奴らが戦争で勝ち取ったものだなどと 胸を張って言えるものなのか。大戦末、日本がふらふらになっている弱みに付け込んで、日本が信用していた不可侵条約を一方的に裏切って破り、攻め込んできたんじゃないか。そんな戦争のし方は武士道では許されんよ。やくざだってやらないよ。しかもだ、そんな戦争   で捕虜にした日本人を何十万もシベリアに抑留し、奴隷のように強制労働させたんだ。捕虜取り扱い条約にも反しているし、それで死ん  だ人は何万人もいるんだ。奴らはこの卑劣な行為をどう思っているんだ。あの島はそのどさくさのなかでとったものじゃないか。そんなこ   とで戦争に勝ったなどとよく言えるよ。テレビ新聞ではこんなことを言う人はまったく誰もいないね。分かっているけど憎しみをかきたてる   ようなこと云わないようにしているんだろうけど、おれは戦中派だからね、云わずにはおれないよ。

A君  君は島国日本人だからそう思うんだろう。なにしろ侵略など一度も受けたこともないし、外国との戦争といえば近代になって4.5回あっただけだ。それも外地での軍隊による戦争だった。それに比べ、ロシアが史上受けた、とったとられたの侵略戦争は沢山あるし、しかも野蛮な民族による征服戦争だったよ。こうしたロシアにとって、武士道だの紳士的戦争などないんじゃないか。どんなズルい手を使っても勝てばいいんだ。捕まえた捕虜をこき使うなんか当たり前なんだ、きっと。彼らの歴史がそう教えたんじゃないか。

B君  君はえらく理解がいいね。日本人は忘れっぽいし平和主義者だからね。安倍さんもプーチンを信じてみようという気になったんだろうけど、彼らに信頼というものがどこまで通じるか分からないよ。おれなんか厳しいと思うね。どんない経済協力しても4島を渡すわけにいきません、などといつまでも言うんじゃないか。永久的食い逃げだよ。

A君  それは疑い過ぎだよ。おれはプーチンもロシア人も好きだ。ロシア人はあんなに苦しい目にあったのに、いやそのせいなのか、虐げられた者の庶民性のようなものを感じるんだ。ただ、政治は独裁主義がきびしかったせいか、今も国民に独裁嗜好があるような気がする。ロシアはいまは民主制になったから、日本と同じ地盤に立っている。その点中国とは違う。民主制だと市民の常識が働く。安倍さんもロシアに民主主義に賭けたんじゃないか。

B君  いい加減なこと云うね。何が民主主義だと市民の常識が働くだ。市民の常識こそ危なものはないよ。この辺でこの話は止めよう。

 

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