雪舟の絵は例えば「秋冬山水図」であったり「慧可断臂図」など、３次元の世界を絵画と言う２次元の世界にまとめた抽象絵画であると。山本さんと山口さんのトークショーで言っていた事を聞いて、ストンと腑に落ちた。

雪舟の絵は例えば「秋冬山水図」であったり「慧可断臂図」など、３次元の世界を絵画と言う２次元の世界にまとめた抽象絵画であると。山本裕二さんと山口晃さんのトークショーで言っていた事を聞いて、ストンと腑に落ちた。


「秋冬山水図」の一本の太い線で崖を表していたり、およそ遠近法とは程遠い山河の図、「慧可断臂図」の達磨の目が正面から見た目であることなど、まるでピカソの初期のキュービズムのようだ。ピカソより前にキュービズムを取り入れていた雪舟の凄さを、いろいろ話しを聞いて改めて感じました。

この「慧可断臂図（斉年寺）」は11／8後期から展示されるようで、また行かないといけないのは、金銭的に辛い。
しかし長谷川等伯の「猿候捉月図」も出品されるようなので、どうしても行かないと。

トークイベント：山下裕二氏（明治学院大学教授）×山口晃氏（画家）「雪舟 vs 白隠 達磨図に迫る」@東京国立博物館。 最後に山口さんが達磨の絵を描いてくれた

トークイベント：山下裕二氏（明治学院大学教授）×山口晃氏（画家）「雪舟 vs 白隠 達磨図に迫る」@東京国立博物館。
最後に山口さんが達磨の絵を描いてくれた。雪舟の絵への彼の解説通り顔はきっちり描いて、あとは全体にふんわりと。