クラシック音楽♪徒然日記

カリンニコフラブなhimeによるカリンニコフのウハウハ日記。フィドル、アショカンネタも♪今はバロック音楽の虜☆

武満徹 そして、それが風であることを知った・海へ・雨の樹

2007年08月27日 | その他CD試聴記
ずっと苦手だと思っていた武満徹。


メロディーがあるようでないような、意味の分からないヒステリックな音が羅列されているだけの(ように聞こえる)現代音楽。
これが、どうにもこうにも解せないんだと、散々書いてきましたが。


武満徹はどこか違う。





●「そして、それが風であることを知った」
(フルートヴィオラとハープのための曲)




私の好きな、甘アマのメロディーがあるわけでもなく、やはり苦手とする音たちが連なってるんだけど、それが光のように透明感をはなっていて、とても美しい。

そう、初めて私が現代音楽を美しいと感じることができた曲。


なんだこれは??
何回聞いても、口ずさめる曲ではなく、キャッチーさの欠片もないんだけど、妙に落ち着く。
同じ現代音楽といっても、シュニトケとは全然違う。

ゆっくり聞いていると、ああ・・日本の音楽がベースにあるんだ・・・とも感じる。
冷たいようで優しい音楽。
そして、ゆったりと流れていく。

重なり合ってないような音が、実は調和しているというこのミラクルさ!
かなわんなぁ~。


これが武満サウンドかぁ。。



●「雨の樹」

マリンバが妖しく響く。
打楽器だけで、こんな曲が作れるのかと驚く。
なんじゃこりゃ~。
ド肝を抜かれる一曲。


●「海へ」

もう、これは完璧にジャパニーズ。
フルートの音色が不気味なようでいて、怖くないのが不思議。
ギターのせいかな。
美しいな。
これを音楽っていうんだって、素直に感じる。

日本にこんな、素晴らしい作曲家がいたんだと改めて感じる。
でも、初めて聞いても好きにはなれないかも。
私くらいのレベルでいいから、ちょこちょこと他の曲を聞いてみてはじめてそのよさがわかるのかもしれない。
偉そうなことは言えないけど。




●演奏 ニューミュージックコンサーツアンサンブル
ロバート・エイトケン(フルート)


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2 コメント

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おひさじゃ (J~)
2007-08-30 13:42:36
武満音楽って風と言うよりは空気とか空間のような感じがするねぇ。ふわふわっとした感じに包まれるのが何とも良い気持ちじゃ。

小ナスもこういう曲がわかるようになったらオトナじゃのぉ(^_^)v

こういう題名って60.70年代の芸術一般によくあるけど、なに気取ってるんじゃぁみたいな感じがするなぁ。音はすれども姿は見えず、ほんにオマエは・・・的な(^o^)

コラァ、梨~。隠れてもメタボのお腹がはみ出して見えとるぞぉ(^w^)
あらんw (hime)
2007-08-30 16:09:07
お久しゅうございます~~う。
先輩。
ご挨拶もせんで、長い間失礼仕りました~~。
ささ、粗茶しかありませんけど、どうぞどうぞ。
もみもみ。。


それはさておき、ホント、武満サウンドって凄い!
ふわふわ感もあり、しゃきっと感も併せ持っていて、この人天才やな~と思いました。

オトナになったでしょ~~。
うふうふ。
いいにおいも先輩のところに漂ってるかしらぁんwクネクネ。

題名は、確かになんじゃ?っていうのが多いですね。
詩の一節かよ。っていう。

ところで、梨のご主人ってメタボってるの?
やだ~~~。

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