クラシック音楽♪徒然日記

カリンニコフラブなhimeによるカリンニコフのウハウハ日記。フィドル、アショカンネタも♪今はバロック音楽の虜☆

映画「ラ・ボエーム」

2009年06月23日 | テレビ・映画・書籍・漫画
映画「ラ・ボエーム」を観た。
オペラの舞台と違って、いろんなことができるので、視覚的にも楽しかったし、なにをさておき、本物の歌手が歌っているのだから、見ごたえがあった。

これは家で見るよりも、映画館てみたかったな~っていうのが本音ですが。

しかし、舞台ではなく映画なので、一発OKじゃないこともあるだろうし、大変だったろうな~と思います。
舞台だと通しでやるけど、映画だとワンシーン、ワンシーンでカットされるでしょうからね。
精神的にもしんどそうです。


ミミ役のアンナ・ネトレプコ、いいっすね。
私の名はミミ、楽しみにしてましたが、裏切りませんでした☆
ロドルフォ役のローランド・ビリャソン。。。
いいのですが、顔が濃すぎて・・・^^;
(顔は関係ないけど)

マルチェッロ役のジョージ・フォン・ベルゲン♪
ええ声ですな~。惚れてしまいます。
ムゼッタとのカフェでのかけあい、最高でした!

アレグザンダー・マッケンジー 組曲『ピーブロック』

2009年06月05日 | バイオリン協奏曲・その他の協奏曲
● Alexander Mackenzie  Pibroch Suite
Malcolm Stewart (Violin)


マッケンジーのヴァイオリン協奏曲です。
(組曲なので協奏曲とは書いてませんが)

スコットランドのヴァイオリニスト、指揮者、作曲家 とウィキには書かれていますが、日本語版での紹介はナシです。
海外版でのウィキをポンコツ翻訳で読んでみましたが、なんとなくしか分からず・・・。

プロフィールの詳細はさておいて、スコットランド人です♪
最近、イギリス、アイルランド、その周辺ばかりをグルグルしています。
あれだけロシアン命だったのですが、ロシアン節だけでなく、このあたりの地域の作曲家にも美味しい曲がたくさんあります。

この曲は以前知人より紹介されていたのですが、ロシアン熱でうなされていたので、あまり印象に残っておらず、放置されていました。
ところが、改めて聞きなおしてみるとビックリするほどの佳曲だということに今更気づき、ヘロヘロになっている今日この頃です。

第一楽章

牧歌的なイントロで一瞬にして私の心をわしづかみ!
まるで、「ア・ナイス・カップ・オブ・ティー」のよう。
上質な紅茶の香りと、のどを通り過ぎ胃に満ちたときのあの幸福感!
思わず顔がほころぶ瞬間。
あの幸せな瞬間をかみ締める時の喜びに似ている。
とても短いイントロなんだけど、重要な役割を果たしていると思う。
その牧歌的でやや田舎くさい雰囲気を一喝するようにバヨリンの独奏が響きだす。
はじめに感じた幸福感をさらに助長させるように、繊細で洗練された音色で聴く者を魅了する。

また、オケがうるさくなりすぎず、かつキャンキャンと鳴かないバヨリンの独奏。
独奏部分が多いのに、一人舞台にならないこの雰囲気が上品でたまらない。
絶妙のバランス、構成。
何度聴き続けても、飽きない理由がここにあるのかもしれない。
一楽章のラストは超高音キーで延々響かせて終わる。
ビブラートをかけすぎず、ピアニッシモなので、相当難易度は高いと思う。

第二楽章
二楽章の主題メロディーが艶っぽい。
心の琴線にふれまくり。
琴線ふれまくり祭り!!
弱っている時に聴くと間違いなく涙を誘う。
こんなに美しい曲があってもいいのかと真剣に考える。


第三楽章
躍動感に溢れる楽章。
バヨリンのソロが踊ります!
一人芝居のようなソロのかけあいが聴き所。
思わず掛け声してしまいそうになるので注意。
民謡的なフレーズものぞかせて、遊び心溢れる楽章です。




何度聴いても一度ツボにはまれば、最初に出会ったときの感動が薄れない珍しい曲です♪



本日のアフタヌーンティーはこの曲でいかがでしょうか。