クラシック音楽♪徒然日記

カリンニコフラブなhimeによるカリンニコフのウハウハ日記。フィドル、アショカンネタも♪今はバロック音楽の虜☆

ブーニン&ダグラスコンサート

2006年04月12日 | コンサート
ブーニン&ダグラスのコンサート日記♪

モツアルト生誕250年記念とかで、オールモツアルトプログラムのコンサートでした。
軽やかに華やかにディベルティメントからはじまり、ダグラスのピアコン25番と続き次にブーニンのピアコン23番、最後に二人で2台のピアノのための協奏曲でシメ♪

いやーー。
曲自体はあんまり好きじゃなかったんですが、とにかくこのコンサート良かったですよ。
なにが面白いって、二人の人物があまりにも対照的!って所でしょうか。

バリー・ダグラス(チャイコピアノコンクール優勝者)は、しっかりした、”オトナ”で、自信に満ちた堂々とした演奏。
でもかなり音がキレイ。
観客にも聴かせようという心意気が伝わってくる。
引き終わりは腕が下にぴょーん!といって力強い。
自分が弾かない間は静かに落ち着いて待ってる。

一方、スタニフラフ・ブーニン(ショパンコンクール優勝者)はまるっきり少年。
この人からピアノを取ってしまったら、何が残るんだろうってくらい、イッてる。
モツアルト降臨か??(笑)
鍵盤と顔の距離がかなり近くて、精神的にもはいりこんで弾いている。
弾き終わりの腕は、天に昇華するかのごとくスッと上に伸びる。
その手はピアノの上におかれたり、指揮をしたりしている。
自分も常に楽団の一員として弾いているっていうかんじを受けました。
待ってる間も、じっとしてないの。
服の裾をいじったり、ピアノの上に手をのせたりとにかく落ち着きが無い。
子どもみたいだった。
演奏が終わってからも、拍手をある程度うけて、もういいや!と思うとサッサと引っ込んじゃう。
指揮者あわてて追っかける!みたいな・・・(笑)
わざととかじゃなくて、それが彼にとっては普通なんだろうな。
私はここで、ピアノを弾きに来ているだけであって、拍手を貰いに着てるんじゃないんだ・・とでもいいたげでした。
あと、歩き方とか登場シーンとかも、フラフラしてるかんじ。
首が傾いて、足だけ歩いてるみたいな、不思議ーな方でした(笑)

その点ダグラスはちゃんと空気を読んで指揮者と抱き合ったり、お辞儀したりと観客の拍手にこたえてましたねー。
ブーニンにも気を使ってました。←しょうがないヤツだ・・と笑ってる節もありましたけどね^^

ブーニンの演奏は、誰かに聴かせるという感じではなく、自分がこう思うからこう弾く!みたいな感じでしたね。意外と力強かったんですよね。
ダグラスの方が聞かせ上手?なのか・・・?
でも、見ていて惹かれるのはブーニンでしたね。
彼はやはり天才なんでしょうね^^

二人で弾く、2台のための・・・は最高に良かったです♪
二人の掛け合いとかが素晴らしかった!
しつこいアンコールにこたえて、また同じ曲を弾いてくれましたが、まじで鳥肌もんでした!

やっぱり生で聴くのはいいですねぇ~^^



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