ひきた小児科クリニック(群馬県桐生市 疋田小児科医院)

小児科専門医が群馬県桐生市やみどり市で流行している病気や,予防接種,アレルギーなどこどもの健康に関する情報を提供します.

〈新型コロナワクチン〉2回接種した医療従事者、わずか20%…東京は1回目も41%止まり

2021-05-01 19:51:17 | 新聞記事など
〈新型コロナワクチン〉2回接種した医療従事者、わずか20%…東京は1回目も41%止まり

新型コロナウイルスに対する予防接種に関して記事がありました。「〈新型コロナワクチン〉2回接種した医療従事者、わずか20%…東京は1回目も41%止まり
https://news.yahoo.co.jp/articles/ccd6b40424ae584aecf50c8d22fe70c571692405」

 記事によると「医療従事者への新型コロナウイルスワクチン接種を巡り、対象となる約470万人のうち、4月末までに2回の接種を完了した人は20%にとどまることがわかった。1回目の接種も遅れがちで、読売新聞の調査では都道府県別で62~31%と差が生じている。ワクチン供給の遅れなどから医療従事者への接種が進んでおらず、高齢者への接種計画に影響が出ている地域もある。」とのことです。そう考えると一回でも接種できているのは恵まれているのかも知れません。桐生市では4月26日から高齢者への接種も開始されいます。

 「医療従事者向けのワクチン接種は、コロナ治療に当たる人や、高齢者らへのワクチン接種を担う人を対象に今年2月17日にスタートした。」とのことですから、だいぶ遅れているようにも思いますが、ワクチンが輸入されなければ話が進まないので仕方ないのでしょうね。

 記事には「こうした中、4月12日からは高齢者向けのワクチン接種が始まった。コロナ治療やワクチン接種の最前線に立つ医療従事者の感染リスクを減らすため、本来はまず医療従事者が接種を受けた上で他者の接種に当たるのが望ましいが、未接種の医師らが高齢者接種を担う事態が起きている。」桐生市の場合は、一応4月19日月曜日から医師会員への接種がスタートして当院のスタッフは自院で1回目のワクチンを接種して、4月26日月曜日から高齢者の接種を開始しています。

 このことに関しては「田村厚生労働相は30日の閣議後記者会見で「ワクチンを接種していない医療従事者が高齢者接種を担うのは矛盾するとの声があるのは承知している」と述べ、各自治体に高齢者用のワクチンを使って医療従事者への接種を進めるなど柔軟な対応を求めた。」とのことです。ちなみに、今月中旬には医師会会員への接種医として接種会場に呼ばれているので桐生市の医師会員でも未接種の先生方はたくさんおります。

 早くワクチンが流通して新型コロナの流行が無くなることを願っています。

ひきた小児科クリニックでは、四種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、子宮頚癌ワクチン、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、B型肝炎ワクチン、A型肝炎ワクチン、不活化ポリオワクチン、インフルエンザワクチン、ロタウイルスワクチン(ロタリックス・ロタテック)、新型コロナウイルスワクチン(コミナティ)他などの予防接種を行っています。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www.hikita.sx3.jp/

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