珍しく衝動的に。
藤が見たかったのと、空が見たかったのと、
お日さまに元気をもらいたかったのと。
樹齢140歳を超える天然記念物のこの大藤を幾重にもぐるりと取り巻いて、
平均年齢が還暦ぐらいの人口が密集しているさまというのもまた、
都心ではちょっと見られない珍しい風景だったけど。
お年寄りの山をかき分け、お年寄りの波をかいくぐった先には、
葡萄の実の房のような、珍しい八重の藤の花も。
結局、藤の花を静けさのなかで味わえたのは、
天然記念物のある公園ではなくて、史跡・足利学校。
花と緑と芳香と輝きが、
やわらかに、ふんだんに、空からわが身に降りそそぐ。
風情ある藤棚の下から見上げるこの光こそ、今日どうしても見たかった風景。
手を伸ばして、光をつかんでみる。
ほら、がんばれそうな気がしてくる。
≪本日のおまけ≫
そうまでして藤の根元で昼寝したかったのかな。
(まだ昼にもなってなかったけど)
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