活動にかかわっているNPOがふたつある。
ひとつは、春に打ち切られた社会起業家養成プログラムの受け皿団体、
もうひとつは、芸能活動つながりで。
どちらも、日本から世界に若い才能が羽ばたいていけるように。
活動に必要なあらゆる方面に広いネットワークをもつ協力者。
相当に高い資質とスキルをもつボランティアスタッフ。
そういう人たちを善意のみに基づいて集められるカリスマ性と、
えてして個性的なスタッフをまとめて引っ張っていけるリーダーシップ。
必要な資源と人材をそろえて、うまくつなげて、ちゃんと回していくNPO活動って、
じつは体育会系なんだよな~…、などと、
超体育会系職業の経験者としては、思ったりする今日このごろ。
<ぬらりひクン本日のひと言>
ぬ「恋しいヒイラギー!」
もっと言って~ 毎日言って~
『IL TROVATORE』を観に来てくれた友人が、
終演後のロビーを徘徊しながら撮った写真。
「ヒイラギさん写ってなくて要らないのもあると思うけど、とりあえず全部」
と、もらったなかに、
今季の区民オペラで一緒の仲間がソリストさん達と写ってるのがあった。
稽古のときに「はい」ってあげたら、ものすごく喜んでくれた。
「音楽の趣味に参加するようになって思うんですけど、
“声に惚れる”って、ありませんか~?」
あるある。大アリです。
ヒイラギの場合は、ソリストさん達みたいなスバラシイ歌声にじゃなくて、
話しかけてくれるときの普通の声にだけど。
その人が本質的にもっている愛がにじみ出ているような声。
あぁこの人は本当に優しいなぁとか、
この人の言うことを信じていれば間違いないなとか、
話しかけてくれる声を聞けば、直感的にビビビッと分かる。
この人の声を聞いてると、心の底から安心できるんだよなぁ…
<ぬらりひクンの二句>
一昨日あたりからがんがん詠んでくれてるので、とりあえず。
「あの足で ダウンするのは 打合せ」ぬ
「あの夏季で 変わっていたり 字だね」ぬ
NPOの打合せで少し遠出をした。
無理をいって時間を作ってもらったかたが相手なので、
こちらも土曜の午後ののんびりモードの脳ミソに厳しく鞭打って、
仕事モード全開でみっちり打合せ。
昨日一日かけて準備した割には訊きたいことが盛りだくさんで。
精一杯がんばったけど、お相手の帰りの足の速さを考えると、
もしかして、またもや時間オーバーだったのかな・・・ごめんなさい~。
ぎゅーっとエネルギー使った後は、決まってぎゅーっと熱っぽくなる。
こういうとき、脳ミソってパソコンみたいだなと思う。
少しクールダウンしながら、頭の整理をしよう。
鉄も議事録も、熱いうちに打たないと。
<本日のぬらりひクンの二句>
「この個人 手書きするのは 金曜日」ぬ
「例外や ダウンするのは 粒ぞろい」ぬ
仕事の依頼が不規則に飛び込んでも対応できるようにしておきます、
という約束をとあるシンクタンクとしていた、今日は最後の金曜日。
何事もなく、
というかきっとまた大幅にスケジュールがずれ込んじゃってるんだろうけど、
とにもかくにも、結果としてフリーな一日だったので、
思う存分、NPOの仕事に専念。
めでたし。
9月の金曜日は、副業の分の夏休み。
週休3日の生活をひと月だけ満喫しよう。
灼熱・蒸し風呂の大阪に1泊出張した帰り、
京都に立ち寄って親友と食事をすることができた。
彼女とは、先週の土曜日にも会っていて。
「時間が取れるか分んなかったんだけど~」と、
じつはいま東京にいると連絡をくれたのが金曜の夜だった。
有機野菜の美味しいお店で、
新鮮な新生姜のしぼり汁がたっぷりのジンジャーソーダを頼んだら、
これが感動的に美味しかった。
お店を出て、どこかで食後のお茶でも、とぶらぶら歩いているうち、
有名ブランド4店に囲まれた四つ角に差し掛かった。
貧乏な20代のころのほうがこういうブランドに興味があって、
一生懸命お給料貯めてカルティエの指輪を買ってみたりもしたけど、
いまはもっとすごーく普通のもののほうがほっとしたり、
なんでもないようなことが、すごーく嬉しかったりする――
ブランドビルを見上げてそんな話をしていたら、彼女が笑いながら、
「そうやってヒイラギが、そんなん当たり前やん、て顔して、
『イマドキはカルティエより“ジンジャー”ですよね~』
とか言ってたら、なんか新しいブランドの名前やて信じる人いるかもー」
ぷっ。
こんど先生に言ってみよっかな~♪
<本日のぬらクンの一句>
「蒸し風呂に 変わっていたり 夏休み」ぬ
えー、そんなんいやや~…
夏休み直前に全国に発送したアンケートが、着々と戻ってきている。
まだ回答期限まで一週間あるのに、
回収率が2割に迫っているというのはなかなか上出来。
郵送アンケートなので、むろん手書きで回答してきてくれているのだけど、
丁寧に記入して、控えにコピーをとって、
なぜだかそのコピーのほうを送ってきてくれていたり。
急いで書いてくれた感じのボールペンの文字がだんだん薄くなっていって、
途中からついに赤いボールペン字に変わっていたり。
「辞退します」と一筆添えて白紙のまま送り返してくれているものもあれば、
返信用封筒には入りきらない出版物を同封してくださっているものもある。
それぞれに、あぁ、ちゃんと見てくださったんだな、というのが感じられて、
開封しながら1通1通見るとはなしに見ていると、
知らず知らず、口元がゆるむ。
皆さま、ご協力くださって、ありがとうございます。
「はい、これでこの曲は“仮免”ね♪」
夏休みの特訓の成果を、師匠がずいぶん太っ腹に評価してくださった。
やったあ。
「組」でこんなにデキがよかったのは初めてかも。
毎春恒例の温習会(おさらい会)で、名取は必ず、というのが、
この「組」と、それから個人舞台。
個人舞台は、たいていは一面・一丁。
ヒイラギは箏だから、三絃の人とペアで弾き歌う。
次回の個人舞台向けの曲を、「もう決めたから」と渡された。
(ていうか、ヒイラギは有無を言わさず出演することになってるんですかね…)
「お相手も決まってるのよ♪ 聞きたい? ね、聞きたいでしょ?」
なんで師匠がこんなに子どもみたいに目きらっきらさせてたのか、
理由が知りたい方は、来年四月の温習会に、ぜひお越しくださいまし。
「ヒイラギさんのオーラってどんな色なんでしょうね」
こないだのオペラを観に来てくれた同僚から、そう言われた。
修道女の姿で舞台に出てきたときの空気は、「一番すごかった」と。
だったら黒とかグレーなんじゃないのと思いつつも、
興味半分でググってみたら、やっぱりあった診断サイト。
それによれば、オーラの色には8つあって、それぞれこんな意味らしい。
赤のオーラ・・・ 頑固、情熱的、理想家、短気、正義感が強い
青のオーラ・・・ 知的、冷静、現実主義、向上心がある
黄のオーラ・・・ 陽気、ほがらか、ひょうきん、影響を受けやすい
橙のオーラ・・・ 庶民的、おっちょこちょい、人懐っこい、世話好き
緑のオーラ・・・ 無欲、平和主義者、慎重、安心感がある
紫のオーラ・・・ 情愛が深い、思慮深い、調和力に優れている
銀のオーラ・・・ 古風、地味、芯が強い、一途である、こだわる
金のオーラ・・・ 最も崇高な色、英知・発想力がある、失敗を恐れない
(「オラオーラ」サイトより引用 http://nameall.cosotto.com/aura/)
ヒイラギのオーラはこんなだった。
ついでに芸名でやってみると、こんな感じ。
本名のオーラ値がいちばん低くて、半分以上がお日さま色だった。
“人懐っこい”“世話好き”かなぁ???
“おっちょこちょい”は当たってると思うけど。
名前だけで決まっちゃうあたりは、姓名判断ぽい。
やっぱり名前って大事なのかなぁ。
今日も、午前中に箏、午後は三絃に力を入れて特訓。
われながら目覚しい進歩が見られて大満足。
前にも思ったことがあるけれど、料理と芸事はリンクしてる気がする。
ここ一週間ほどはほとんど毎日、まともに料理をしていた。
音楽も料理もクリエイティヴな作業。
どうやら日常的に料理をするほどに、右脳が活性化してくれるらしい。
食事がいいと、鼻からノドにかけての調子がすこぶるよい。
高音も低音も思ったより声にできて、
調子に乗って‘Casta Diva’なぞ口ずさんでみたりする。
(最後で撃沈するんだけどね なにせアルトだから。)
カラダによくてやっぱり自分で作るのがいちばん美味しい食生活と、
音楽にとっぷり浸っていられる穏やかな時間の流れ。
この夏休み、芸能人ヒイラギは結構パワーアップできちゃったかも
11日間(予定)の夏季一斉休暇も明日まで。
本番が終わるまではほぼオペラ一色だったし、
本番翌日はたいてい燃え尽き症候群で使い物にならないので、
本気で休み気分を満喫できるのは今日と明日の2日間。
てことで。
ふだんなかなかできないことと言えば。
そりゃもう、稽古ですね。箏と三絃の。
お昼前ぐらいから夕食前まで、断続的だけどほとんどずっと、
箏の前に正座して譜面とにらめっこ。
地歌は、手の練習をして、師匠の歌い方を聞き覚えるだけではダメで。
弾きながら、歌詞と、歌詞の脇に小さく書いてある音を読んで、
弾いた音の間を埋めるみたいにして、手と歌を合わせていく。
ついつい手と同じ音を歌いたくなったり、
細かい節回しのところで手がつられてうろうろしたり、
手が細かいところでは同じ音でずーっと伸ばすしかできなくなっちゃったり。
半日かかって、どうにかこうにか六歌を止まらずに歌いきれるところまで。
ゆっくりなら。
弾き歌いは、というか、ヒイラギの場合は、この段階が最も大変。
ここをクリアしておけば、あとはイメトレになっちゃっても何とかなる。
…たぶん。