「迷宮組曲 ～ミロンの大冒険～」 レビュー （ファミコンソフト）

サイドビュー横スクロールアクションゲーム
開発も発売もハドソン
１９８６年１１月１３日発売

特徴
タイトル画面で連射すると１秒間に何連射しているか表示される。
当時連射で有名の高橋名人を意識しての機能だろう。



お話としては・・・
音楽に満ちている平和な星「エプシロン星」に突如、マハリトという魔人が現れ
町中の楽器を奪い、エルシラ王女をガーランド城に閉じ込めてしまったのだ。
ミロンはガーランド城に入り、マハリトを倒し、エルシラを救えるのか？

ということらしい。
まぁ、昔のゲームだからオープニングがなくスタートするから

「へぇ。そうだったの」

というほかないんだけど。

点数は７０点

良い点
・ボーナスステージの増えていく楽器

悪い点
・ダッシュの発動までちと遅い

良い点の解説
・ボーナスステージの増えていく楽器
ボーナスステージは入るたびに楽器が増えていく。
１回目だと「太鼓」のみで寂しいことこの上ないが
２回目は「シンバル」３回目「チューバ」などと追加されていく。
最終的に７個も増えてとても賑やかになり、まさに「組曲」が完成するわけだ。

悪い点
・ダッシュの発動までちと遅い。
このゲームには「スーパーマリオ」のようなＢダッシュがない。
方向キーを長めに押していることによりダッシュ出来る。
だが、初速は物凄く遅いため
ジャンプを繰り返していると左右の動きが非常に小さい。
ボスは結構弾出してくるため、この動きの鈍さにちとイラつく。


初期～中期ぐらいのファミコンソフトかな？
ゲームオーバーになってもコンテニュー出来るから難易度も適切。
そうそう。このゲームは連打計測機能があり、
タイトル画面でＡボタンを連打していると右上に回数が表示される。
ボス戦ぐらいにしか連打は関係ないけどね。
ただ、普通のコントローラで連打していると十字キーの操作が疎かになるから
ボスの弾幕にやられる。

ゲームセンター○Ｘでも挑戦していた。

コンテニューの方法・・・タイトル画面で「←」を押しながら「スタート」
←を押すのを忘れるな！絶対にだッ！
（コンテニューの項目、作ってくれれば楽なのにそれすら入れられないほど容量がないんかなぁ？）

ＰＳ）敵に「マハリト」ねぇ・・・「鳥浜」っていう人がいたのかな？
　　　「Ｄｒ．スランプ」に「Ｄｒ．マシリト」っていう「せんべい」さんのライバルの発明家が出てくるんだけど元ネタが「鳥嶋」って人だからね。

ＰＳ２）タイトル画面の連射測定機能だが
結果は１割増しであり、不正確である。
wikiによれば
「当時の連射機である「ジョイカードmkII」に用いられた部品の精度が悪く
設計上は16連射にしたものの、全製品に保証できる最大連射数として15連射とせざるを得なかったのが、
当作のプログラマに伝わらなかったために、16連射が出ないことを憂慮したプログラマが
自身の判断で一割ほど増して表示されるようにしたもの」
だそうだ。

ＰＳ３）ＣＭでこのゲームを「新感覚ＲＰＧ」と言っている。
　ＣＭ見ただけで

　「これ、アクションじゃん」

　って分かるけどな。
　「頭脳戦艦ガル」や「キングスナイト」と同じジャンル詐欺である。
　まぁ、本作のＲＰＧとしての知名度の薄さはＣＭでちょろっと
　言っているだけだからだろうな～。
　前者２作品は箱やソフトにデカデカと書かれているのが印象的となってしまった…

それにしても迷宮っていうだけあって迷走している感があるな（苦笑）


ネタバレはなし