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「ドラゴンユニット」 レビュー (ファミコン)

2013-05-10 19:00:51 | ファミコンレビュー
横スクロールアクションゲーム
アテナから発売
1990年2月27日発売

あらすじとしては
「レイラ姫」がドラゴンに連れていかれたので主人公が取り戻しに行くゲーム。
wikiもなければ攻略サイトもロクにねぇ…
誰か説明書を持っている方がいるのなら教えてくださいマシ…

点数は10点

良い点
・操作キャラが大きい

悪い点
・キャラが大きいので敵の弾に当たりやすい。
・被ダメージの仕様
・巨大ボス戦時操作性悪化

良い点
・操作キャラが大きい
ファミコンにしてはキャラが大きい。
というかこれしか特色はないのだがこれがデメリットにもつながる…

悪い点
・キャラが大きいので敵の弾に当たりやすい。
良い点の結果、こういうデメリットが発生してしまうんだけどね。
敵の多くが扇状に弾を一斉に4発放ってくるので避ける事がほぼ不可能なんだよね。
だから、ロックマンのように敵の攻撃を巧みに避けて反撃なんて事は出来ない。
ダメージをただ受けるだけである。

・被ダメージの仕様
ノックバックや無敵時間はないので敵に接触されると一気にダメージを受ける。
敵の多くは体当たりしてくるのが多いので結構ウザい。

・巨大ボス戦時操作性悪化
巨大なボスが出ると、処理落ちなのかなんなのか操作性が著しく悪化する。
素早くAボタン押してもジャンプしないとかBボタンを押しても剣を出さないとか度々起こる。
かなりイラつく。


このゲーム。
「残機なし」「コンテニューなし」「パスワードなし」「面セレなし」
という結構過酷な仕様。
ただ、ゲーム自体は短く詰まることなくすすめられれば15分もかけずにエンディングを迎えられる。
だからと言って最初からってのは著しくやる気を削ぐ。

一応、お情け程度の救済措置はあって、上がった「HP」と「所持武器」は最初からプレイしても電源を切らない限り所持し続けている。

「HP」に関しては、経験値というのがあってゲージが全て貯まると「最大HP」が増えるのだ。
ただ、「最大HP」は別に、ゲームオーバーを繰り返さなくても普通にプレイしていればゲーム後半でカンストしてしまうし、ボスの攻撃なども苛烈になってくるのであまり易しくなる救済ではない。

所持武器も3つある(剣、投げナイフ、モーニングスター)
基本「モーニングスター」が安定である。モーニングスターは相手がノックバックし、伸び縮み中にも判定があり連続ダメージが期待出来るのに対し
他2種はノックバックしない。相手も接触してこようとする敵が多いのでモーニングスターを取ると他の2種はほとんど出番を失う(なくなるわけではない)

かなり難しく自分はプレイ動画を見てクリアした。仕様が厳しくイライラが募るので限界を超えたね…
攻撃を避けるという行動が取れないのがゲームとしてはダメ。

ゲームの展開というと
敵も「雑魚」→「中ボス」→「雑魚」→「中ボス」という繰り返しばかりで
仕掛けなどは上下する足場ぐらいしか出ない。寂しいわなぁ…


今まで横スクロールの剣を扱う主人公のゲームは多くプレイしてきた。
『ドラゴンバスター』『ドラゴンファイター』『忍者龍剣伝』『魔城伝説Ⅱ 大魔司教ガリウス』『伝説の騎士 エルロンド』『仮面の忍者 赤影』『マドゥーラの翼』『夢幻戦士ヴァリス』『アテナ』などだ。

これらたくさんのゲームが出ていて
1990年というスーパーファミコンが発売されるというファミコン後期にこのゲームを出した事がすげぇと思うわ。

『ドラゴンユニット』って名前があるし、『ドラゴンバスター』と『ドラゴンファイター』を比較すると…

『攻撃方法』
『操作性』
『ゲーム進行の傾向』

『ドラゴンユニット』
「突き」「投げナイフ」「モーニングスター」(但し、装備を変えなければならず、同時に使い分ける事は不可能)
「歩き」「ジャンプ」
「回避がしにくいので敵のパターン見つけてのゴリ押しが主となる」

ドラゴンバスター
「斬る」「下突き」「兜割り」「各種アイテム」(キー操作で可能)
「歩き」「ダッシュ」「ジャンプ」「二段ジャンプ」(ただ、二段ジャンプはただAボタン2回ではないので慣れが必要)
「攻撃法の違いやダッシュや二段ジャンプなどテクニック重視で手に汗握る。
但し、敵自体の種類が少なく、攻撃がパターンが決まってしまう」

ドラゴンファイター
「斬る」「溜め攻撃」「ドラゴン時での攻撃(ドラゴン形態)」
「歩き」「ジャンプ」
「動きは多彩ではないが、敵の種類が豊富で、攻撃も小気味いい。たまにドラゴンになって無双するのも良い」

ってなところか…
この3つのゲームで推すのはやっぱり『ドラゴンファイター』かな?
ドラゴンバスター』はマップが複雑でダンジョンも複雑。
マッピング必須であるので気軽に遊んでクリアって代物ではないもんな。
ドラゴンファイター』は短めで難易度もそれほど高くない(裏技でハードモードも可)。
『ドラゴンユニット』は…
特にコレと言って…

そう考えると『アテナ』並にキツイゲーム。
アテナ』はアイテムの位置などを覚えるのと、アイテムを取るタイミングに気を遣うという別の意味でキツかったが…
このゲームを制作したメーカーも『アテナ』っていうし、『アテナ』つながりで過酷なゲームだったということで…髭人的にはビキニアーマーの『アテナ』の方が評価が高いけどね(笑)



ここからがネタバレ


















エンディング。『レイラ姫』を救出するのだが向かい合うだけで抱きしめることもキスすることもない。味気ないったらありゃしない。
この点も『ドラゴンバスター』に近いものがある。(ちなみに『ドラゴンバスター』はカメラ目線だけど)


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