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「平成天才バカボン」 レビュー (ファミコンソフト)

2012-06-05 18:10:08 | ファミコンレビュー
当時放送していた「平成天才バカボン」のゲーム
ナムコのアクションゲーム
1991年12月26日発売
「ゲームセンターCX~有野の挑戦~」プレイソフト(#188)

お話としては
「バカボン」が

「『バカ田大学』の人たちに『ママ』と『はじめ』ちゃんが連れていかれた!」

と、泣きながら「バカボンのパパ」に言い
それを聞いた「パパ」がこうしてはいられん!と「バカ田大学」に乗り込むという話

点数は75点

良い点
・バカボンのパパの動きが豊富

悪い点
・刺が避けにくすぎ


良い点の解説
・バカボンのパパの動きが豊富
走ったり、這い上がったり、ほふく前進したり、傘を出したり、その傘をしまったり、傘で高飛びをしたり、傘を開いてゆっくりと高いところから着地したり、走って壁にあたるとペランと紙みたいになったりと
ファミコンと思えないほどよく動く。だが、それを犠牲にして動きがトロイ。
だから、このゲームに「スーパーマリオブラザーズ」のような爽快感を求めてはいけない。

悪い点の解説
・刺が避けにくすぎ
マップ中に刺が設置してあってそれをダッシュジャンプして飛び越えなければならないのだが動きがパパのトロイせいもあって良く刺さる。
もうちっと刺の幅を短くするとか・・・


「動きが豊富」となると以前レビューした『グレイトバトルサイバー』を思い出すな。
そのゲームと比べて何故、点数が高いのか?

それは「パパの動きの仕様に合ったステージの配置をしているから」だ。

例えば、このゲームに即死する穴はない。
画面で完全に穴に見えてもちゃんと床があり、足が付ける。
敵や仕掛けの動きは完全にパターン化しており、「左右の行き来を繰り返すだけ」とか「同じ感覚で攻撃をするだけ」とか非常に読みやすい。
そして、至るところに隠しであるが体力回復アイテム(牛乳)があり、それを取れば回復できる。上記で述べた刺が刺さりやすくてもすぐに回復するのでさほど気にはならない。
1機のみだが死んでしまってもコンテニューは無限で何度も繰り返しプレイし操作を習熟する事によって突破出来る。
純粋なアクションというよりはパズル性が高いアクションという所だろうか?
以上の点からもっさりかつ滑りまくる操作性の癖に穴やらトゲやらがあるのに
スーパーマリオブラザーズ3」並の高度かつ繊細な操作を要求してくる『グレイトバトルサイバー』と比べて点数が高いのだ。
あれは、ただただ苦行だった。(勿論「スーパーマリオブラザーズ3」は操作性が良好なので穴や仕掛けが多くても「グレイトバトルサイバー」のようなクソさはない)

久しぶりのここからネタバレ


















エンディングは「ママ」と「はじめ」ちゃんがいるのだがさらわれたのではなく
「はじめ」ちゃんが「バカ田大学」でお手伝いをしていたという話。
つまり、「バカボン」の早とちりという奴。
そりゃ、息子が泣きながら「連れていかれた」と言われれば飛び出しもするだろう。
後でこっぴどく「ママ」からお説教を受けたのだろうなぁ~。


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