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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

天然コケッコー(ティーチイン付き試写会)

2007-07-10 11:47:53 | 映画(た行)
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夏帆、岡田将生、夏川結衣、佐藤浩市出演。山下敦弘監督作品。

山間の分校。小学校と中学校は同じ校舎の中にあり、全校生徒はたったの6人!右田そよ(夏帆)は唯一の中学二年生。初夏のある日、東京から転校生・大沢広海(岡田将生)がやってきた。期待に胸を膨らませるそよは仲良くなろうとするのだが、ついつい冷たい態度をとってしまう。海水浴、神社の境内で初めてのキス…、そして春が来て、みんな1学年進級した。楽しみにしていた修学旅行は東京。広海が育った街を始めて見ることが出来て喜ぶそよだった…。(goo映画より)

公式サイト

総合:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★☆☆
ほんわか&リアリティ度:★★★★☆

なかなか評判が良いと聞いていたので、楽しみにしていた試写会でした。ただ出演者が名前を見ただけじゃ、誰が誰だか分からないという(苦笑)。
映画上映後の監督のティーチインでの話しでは、役者はオーディションで、全体のバランスを考えて決めたそうです。

原作はくらもちふさこ氏の漫画だそうです。未読です。一緒に行った友人は少しだけ読んだことがあると言ってました。
物語は、田舎の学校に東京から転校生がやってくる所から始まります。エピソードを重ねて約1年半の話で、そよと広海が中学校を卒業するまでを描いています。
田舎の雰囲気は現代とは思えないような、本当にこれぞ田舎、という感じなのですが、なんだかちょっと不思議な雰囲気でした。田舎だけど、寂れた様子はなく、監督の言うように良いとこ撮りではあるのでしょう(笑)。
その中でのエピソードはとてもリアリティのあるもので、田舎の子じゃなくても、経験するような感情の揺れだったり、悩みだったりします。友達との関係、広海との関係、家族と関係などなど・・・。そして、主人公のそよは、やや天然ボケ。そこが笑い所ですね(笑)。
自然の風景にも癒されます。こういうのは、大きいスクリーンで観ると、気持ちがいいですね。
東京から来た広海が、あんなにすんなりと田舎になじむか?という疑問は出てきましたが・・・・・・。

役者さんたちは、それぞれ自然な演技に見えました。夏帆ちゃんは、映画の雰囲気にとてもなじんでましたね。なかなか可愛いです。岡田くんは、たぶん初めて観たと思うのですが、最初に出てきた横顔を見た時、安藤くんにそっくり!!と思ってびっくりしました。左側から見た横顔です。正面から顔を見ると、似てないですけど・・・(苦笑)。目のあたりが似てたんですよね。
子どもたち7人のうち、一番下の幸子役の子は5歳だそうです。5歳で小学生役って結構大変じゃないかと・・・。監督は終始イライラして、5歳の子に対しても、怒鳴ったりしてしまったそうです。でもなかなか芸達者。そよにガッツリ抱きつくシーンとか、ふと「隣のトトロ」を思い出しました。そういえば、なんだかトトロの実写版っぽいなと映画を観ながら思ったのでした。トマトを川の水で冷やすシーンとかね(笑)。
のんびりした映画ですが、観ていて飽きることはありません。ティーチインで音楽について質問していた方がいましたが、私は全然、音楽が気になりませんでした。覚えている音楽は、鳥が鳴いているピヨピヨという声くらいで(笑)。

1年半の長さの映画ではありますが、実際の撮影期間は夏、秋の2ヶ月弱くらいだそうです。実景は撮ったそうですが。冬が撮れてないと監督が嘆いていました。
監督は「リンダ リンダ リンダ」の方、脚本は、「ジョゼと虎と魚たち」の渡辺あや氏です。脚本がかなりしっかり出来ていたそうで、撮影にあたり、あやさんからかなり厳しいチェックが入ったと監督が言っていました。
それでも監督がこだわったのは、ラストシーンだそうです。シナリオでは卒業式が入っていたのだけど、それを入れず、教室のシーンにクライマックスを持ってきたかったと言っていました。なかなか良いシーンだと思います。カメラが教室の中をグルっとパンすると、窓の外は・・・・・・というシーン。これからご覧になる方はチェックしてみて下さい。

私は小中高とマンモス高だったため、小学校の時は、クラスの人数が50人を超えたこともありました。だから、少人数のクラス、それも学年が別なのに同じ教室で勉強するというのが、ちょっと羨ましい。この人数ならばケンカはあってもイジメはないだろうし、勉強で分からない所があっても、すぐに先生に聞けて、頭が良くなりそう(笑)。クラスに50人とかいると、担任の教師が自分の名前と顔を一致させるのに時間がかかるだろうし、私は人一倍目立たない子だったので、おそらく印象が薄かったでしょう。それに中学の時はクラスの人数は40~50人で11クラスもあったので、3年間のうち、同じ学年でも一言もしゃべらない人は山のようにいたし、いたことすら知らないまま卒業した人も大勢います。卒業アルバムを見ても、知らない人たくさんいるもん(笑)。そういうのって、仕方がないのだけど、やっぱりちょっと寂しいなぁと今になって思ったりします。
ラストの教室のシーンで、そよは、学校を、教室をとても好きで、大切に思っているというのが分かるのですが、ああいう環境ならば、愛着がとても湧くだろうなと羨ましく思います。まぁ私も、今母校へ行けば、きっと懐かしいと思うのでしょうけど。


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4 コメント

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待ってましたw (こーいち)
2007-07-10 13:50:58
こんにちは♪
感想楽しみにしてました!
多分雰囲気を楽しむ映画だろうなと思ったので
記事も読んじゃいました。
なかかな良かったみたいですね~
評価的には星3.5くらいあるのかな?

単館系の作品だと思っていたら近所のシネコンで上映するようで
8月上旬に観れそうです(嬉)
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>こーいちさん (hi-chan)
2007-07-10 14:14:41
すいません。★入れるの忘れちゃって、今、加筆しました(笑)。
そうですね。総合は★3.5でもいいかも。

公開は7月28日からだそうなので、こーいちさんのところでも、公開してすぐに観れそうですね!
返信する
ほのぼの (こーいち)
2007-08-16 22:35:24
こんにちは♪
期待通り楽しめましたw
何でもないエピソードなんだけど丁寧に描かれていて
キラキラ輝いてましたね。
僕も自分の子供の頃を思い出して懐かしくなりました。


岡田くんイケメンでしたね。
安藤くんは思いつかなかったけど(笑)
カッコ良くてちょっとファンになりました。
田舎への順応の早さも好感度UPでしたw
『アヒル~』では椎名の同級生役だったみたいですよ。

gooにTBできなかった頃の名残でやってなかったんですけど
別ブログを作ったのでそちらからさせてもらいますね。
うちのブログにもTBしてもらえると嬉しいです♪
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>こーいちさん (hi-chan)
2007-08-17 11:02:32
ほんと、丁寧に描いてましたね。
岡田くん、「アヒル~」では椎名の同級生役でしたか!
また観たら分かるかな・・・

TBは、「このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け付けておりません」という設定になっているんですが、(はたしてちゃんと効果があるのかは微妙)TB出来ますか?
役者のみの記事でTBしてくる方が結構いて、削除するのも面倒くさくなったので、こういう設定にしてしまいました。
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