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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

マッチポイント(試写会)

2006-08-11 11:48:31 | 映画(ま行)
ジョナサン・リス・マイヤーズ、スカーレット・ヨハンソン、エミリー・モーティア、マシュー・グード出演。ウディ・アレン監督作品。制作国/イギリス

アイルランド人のクリス(ジョナサン・リス・マイヤーズ)は、英国の上流階級に憧れる野心家。高級テニス・クラブのコーチになると、金持ちの息子、トム(マシュー・グード)と親しくなる。トムに誘われてオペラに行くと、トムの妹、クロエ(エミリー・モーティア)に気に入られる。交際が始まると、クリスはクロエの父親の会社の社員になる。やがて、二人は結婚。クリスの人生は前途洋々に見えた。しかし、クリスは、トムの恋人、ノラ(スカーレット・ヨハンソン)と浮気を続けていた。ノラを愛しているが、クロエが与えてくれる、リッチな生活も手放せないのである。自分の人生を完璧にするため、クリスは殺人を思いつく…。(goo映画より)

公式サイト

ストーリーは全然知らずに観に行ってきました。ウディ・アレン監督の作品は、今調べてみたら、あまり観た事がないようです。名前はもちろん知っているんですが。「セレブリティ」を観たような記憶があります。レオ様が出演してたので。私の記憶が確かならば、なんだかよく分からない映画だったような(汗)。
出演作は「ヴァージン・ハンド」を観てます。キーファー・サザーランドが出演していたので。(そんなんばっかりだな)なんかもう良く分からないけど、凄い映画だった(笑)。
ウディ・アレン監督の作風を知らないので、この映画だけ観て、「ウディ・アレン監督らしい」とか「さすがウディ・アレン監督」とか言うのはおかしいので、普通に映画としてどう思ったか書こうと思います。

感想から言うと、面白かったです。観た直後のアンケートでは85点をつけました。かなりの高得点でしょ?今、考えるとちょっと高評価しすぎたかなと思うんですが(笑)、伏線の張り方が上手いし、それを逆手にとる脚本が素晴らしい。冷静に考えるとラストはそれってどうなのよ、という気がしなくもないですが、ま、非常に勉強になる脚本だったので、良しとします(笑)。

主役のジョナサン・リス・マイヤーズは見た事があるようなないような、という感じでしたが、調べたら「M:i:3」に出てました。イーサン・ハントの仲間として。覚えてません。印象薄っ!(笑)。キャラとしては、金持ちの妻がいて、仕事でも成功しているのに、セクシーなノラに惹かれて関係を続け、妊娠が分かって、結婚を迫られるようになるとウザくなり殺そうとする、という女性から見ると、非常に嫌な男だったりするので(苦笑)、感情移入はしませんでしたが、演技はまぁ悪くないと思います。
スカーレット・ヨハンソンはこの映画を撮った時は20歳とかですね。マジですか。セクシーです、かなり。今回は女優の卵という役でしたが、自分で「私は特別な女なの」とか言っちゃってて「はぁ?」とか思ったりはしましたが(笑)、自分からクリスを誘惑したというのとは違うので、悪女という感じでもなかったですね。

ストーリーは上の粗筋にある通りで、まぁありきたりな話といえばそうかもしれません。ただ中盤まで、会話がとてもいいなと思いました。登場人物が食事しながら話したり、向かい合って話す時に会話がつまらないと飽きてしまいますが、その点、なかなか良かったと思いました。ノラが妊娠した後は、もうクリスとノラの罵りあいで観てて、あまりいい気持ちはしませんでしたが。

あと、オペラが効果的に使われていました。とても印象に残りましたよ。

以下、ネタばれ含んで書きます。脚本が面白かったので、自分で覚えておくために書きますので、未見の方、これから観ようと思っている方は読まない方がいいです。この映画、サスペンスというジャンルのようですし。

子どもを産むと言い張るノラを猟銃で殺してしまえ、という発想は一体いつの時代の話だよ、と思ったりもしたのですが(苦笑)、ただ殺したらバレちゃうじゃん、という所でノラの部屋の隣のオバサンを薬中の強盗殺人に見せかけて殺した後、仕事から帰ってきたノラを殺すという展開にはびっくりしました。でもクリスはアパートでそのオバサンと顔を合わせているという伏線もちゃんと張られていました。
同じく隣のオバサンから盗んだ指輪や宝石類などを川に捨てる時、指輪が川に落ちず、柵に当たって、手前に落ちてしまうシーンがありました。この映画の冒頭でテニスボールがネットに当たって、相手の方に落ちれば自分の勝ち、手前に落ちれば自分の負けというモノローグを入れているので、手前に落ちた指輪はクリスの負けを意味する、と普通は思います。その指輪が警察に見つかって、クリスが捕まるんだな~と。
ところが、その指輪はその後起きた本物の薬中強盗殺人犯が拾っていて、しかもその殺人犯は殺されていて、結局はクリス自身を助けることになります。この使い方、とても上手いと思いましたね。クリス、運の強い男だ(笑)。しかも、運をバカにしてはいけない、というセリフを中盤あたりでクリスに言わせてますね。その点も上手いと思います。

しかし、寝ていたバナー刑事がガバっと起き上がって、「犯人はクリスだ!」と叫んだ時はどうしようかと思いました(爆)。そんな風にキッカケもなく突然ひらめいて、刑事が真相をベラベラとしゃべり、クリスが逮捕されたらB級映画どころじゃなくなってしまう(笑)。
あとは、真夜中、物音に怯えるクリスの前に殺されたノラと隣のおばさんが出てきて、「罪をつぐなうべきよ」とかベラベラ話し出した時もどうしようかと。幽霊に呪い殺される主人公、というB級ホラーになってしまうんじゃないかとハラハラしてしまいました(苦笑)。
ノラが殺されたことが分かった日の朝にクリスの妻のクロエの妊娠が分かり、父親などか「今日は素晴らしい日だ」とか言っているのにも苦笑してしましたが。



私はなかなか楽しめましたが、まぁDVDでもいいかなという気がしなくもないです(苦笑)。


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4 コメント

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観てきました! (らんぼ~)
2006-08-25 11:53:34
実はこの映画、安藤くん映画以外では、一番楽しみにしておりました。何をかくそうジョナサン・リス・マイヤーズ(笑)

この人を初めて観たのは「ベルベット・ゴールドマイン」なんですが、共演のユアン・マクレガーがただのオッサンに見えるほどの妖しい美しさに感服。

アイルランド生まれで孤児院育ち。プールバーでたむろしていたところをスカウトされたとかで、もうコワイものなんもないのか(笑)映画で次々と、男女おかまいなく、その美しい肢体を投げ出しちゃってくれてます(汗)

「マッチポイント」は面白かったです。いろんなところで苦笑しつつ、最後までハラハラ観られました。指輪がこっちに落ちた時は、私もあ~これでダメかって思ったけど、まさかあれがねぇ。う~ん、やられた。

野心に燃えながらも、身勝手でどこか甘いという、貧しいアイルランド生まれのクリス役は、まさに彼にうってつけの役で、演技も良かったです。

でも、でもです!なんじゃあのハラは~~!(怒)

この人の魅力は、しなやかな柳腰だったのにぃ(涙)まあ、あの半開きの悪そうな色っぽいオメメは健在でしたが....。

今度は、あと15キロ痩せて、弄ばれるほうの(できれば男に)役をやってもらいたいものです(笑)
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>らんぼ~さん (hi-chan)
2006-08-28 15:11:28
ジョナサン・リス・マイヤーズ、好きなんですね~~

彼にうってつけの役だったのですか!なるほど・・・

そういえば、腹が出てたような(笑)。

映画は私もなかなか楽しめました。キーは指輪ですね、やっぱり。



「ベルベット・ゴールドマイン」はユアン・マクレガーと共演ですか。ユアン(微妙にキーファーに似てるし・笑)も結構好きなので、見てみようかな。
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Unknown (らんぼ~)
2006-08-29 11:36:00
好き~ってほどでもなかったんですが、正直あの腹を見てちょいゲンナリしてしまいました(笑)

「ベルベット・ゴールドマイン」のジョナサンは文句なく綺麗でしたけどね。その道に詳しい人にはツッコミどころ満載のようですが、私は面白かったな~。クリスチャン・ベールのロン毛もうけた(笑)
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>らんぼ~さん (hi-chan)
2006-08-30 16:19:23
体型は重要ですね(笑)。

安藤くんは、細い上に腕は筋肉質でステキでした~。

お腹が出た安藤くんって想像つかない・・・・・・



「ベルベット・ゴールドマイン」調べてみます。
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