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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

トリスタンとイゾルデ(試写会)

2006-09-26 12:06:17 | 映画(た行)
ジェームズ・フランコ、ソフィア・マイルズ、ルーファス・シーウェル、デヴィット・オハラ、マーク・ストロング、ヘンリー・ガヴィル出演。ケヴィン・レイノルズ監督作品。

主人公のトリスタンは、コーンウォールの領主マークを育ての父に持つ勇敢な騎士。戦闘で重傷を負い、敵国アイルランドの海岸に流れ着いた彼は、アイルランド王の娘イゾルデにかくまわれ、献身的な介護を受ける。粗末な海辺の小屋で過ごす濃密な時間のなかで、ごく自然に結ばれるふたり。だが、運命の女神は、別れよりも残酷な試練を彼らに用意していた。イゾルデとマークの政略結婚。それは、すぐそばにいながらみつめあうことすら許されない苦しみを、トリスタンとイゾルデにもたらすものとなる。そしてついに、彼らの愛は、国を滅ぼしかねない危険なものへと変貌を遂げていく…。(goo映画より)

公式サイト

「ロミオとジュリエット」は、この話が基になっていると聞いて、どんなストーリーなんだろう?と思いつつ、見てきました。
ベタなラブストーリーだと思ったので、その点はあまり期待しなかったのですが、悲恋ですから、私の好みではありますね(笑)。
闘いのシーンなどもあって、動きが速く、目が追いつかない所もありましたが、全体的に丁寧に描いていて、分かりやすかったと思います。敵味方の区別がつきにくいというのはありますが・・・。
冒頭から出会って別れるまでを描いているのかと思ったら、そうではなく、その時代のアイルランドとイギリスの関係や出会うきっかけもきちんと描いていたので、素直に感情移入できたと思います。
最初の方は主役の二人がパッとしないなぁと思ってたのですが、見ているうちにイゾルデがとても綺麗に見えてきました。ケイト・ウィンスレットを若くして、細く(苦笑)したような感じの女優さんでした。どうやら「アンダーワールド・エボリューション」で見ているようですが、全然記憶にないです。
トリスタン役のジェームズ・フランコは「スパイダーマン」でハリー役(主人公の友人?)の人みたいですが、これまた記憶にない。「スパイダーマン」自体にあまり興味がないもんで・・・

イゾルデとトリスタン、そしてマーク王の三角関係は見ていて、辛かったですね~。
アイルランドの王の娘イゾルデを賭けて、イギリスの領主たちが闘い、トリスタンは命の恩人であるコールウォール領主マークのために闘います。王の娘がイゾルデであることを知らずに・・・。
イゾルデを娶ったマーク王がこれまたいい人だから困っちゃう。これが暴君とかだったら、イゾルデとトリスタンを全面的に応援できて、そのまま逃げちゃえ!となるわけですが、右手首を失ってまで、トリスタン少年を助けるようないい人だったりするわけで、マークがイゾルデを心から愛していると分かれば分かる程、トリスタンは苦しみ、見ている方も辛いわけです。でも若い二人は気持ちを抑えきれず、何度も逢瀬を繰り返してしまう。そしてしまいには、それにつけこまれ、裏切られる隙を作ってしまいます。

最後は悲しい結末ですが、私はもっと悲劇的な結末かと思ってました。「ロミオとジュリエット」の下地というくらいなので。
でも、毒薬が出てきたりとか、悲恋だったりとかくらいで、あとはそんなに似てないような。
ストーリーのインパクトとしては、「ロミオとジュリエット」の方が上かなという気もします。
この映画、上にも書いたように複雑ではないし、予想を裏切る展開があるわけでもないのですが、飽きずに見せていて、やっぱりハリウッド映画だなぁと思いました。
デート映画にはなかなか良いのではないかと。私は予想以上に楽しめました。


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