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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

ロード・オブ・ウォー

2006-11-29 11:11:09 | 映画(ら行)
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ニコラス・ケイジ、イーサン・ホーク、ジャレッド・レト、ブリジット・モイナハン、イアン・ホルム出演。アンドリュー・ニコル監督作品。05年。

ソビエト連邦崩壊前のウクライナに生まれ、少年時代に家族とともにアメリカに渡ったユーリー・オルロフ(ニコラス・ケイジ)は、ニューヨークにレストランを開いた両親を手伝っていた。ところがある時、ギャング同士の銃撃戦を目撃し、今の世の中では、食事を提供するレストランと同じように武器を供給する仕事が求められているのだと気づく。そして、弟のヴィタリーを誘い、2人で武器売買の事業に手を染める。日々弾丸が飛び交い、火薬が炸裂する裏社会で天性の才覚を発揮し、世界有数の武器商人へと成長していくユーリー。やがてギャングやテロ組織ばかりでなく、国家さえクライアントにし、成功の絶頂にまで上り詰めるのだが、そこには執拗につきまとう、インターポールのバレンタイン刑事(イーサン・ホーク)の姿があった…。(amazonレビューより)

武器商人が主人公、そしてブラックコメディの映画でした。劇場公開時から気になっていましたが、アッサリ上映が終了したので、果たして評判はどうだったのだろうと思っていたのですが、概ね好評価な感じ?
シリアスになりがちなテーマをエンターティメントに、そしてアメリカの大統領が一番のお得意様と強烈に皮肉っている所が気に入りました。しかし、よく上映出来たね(笑)。
アメリカ大統領がお得意様・・・というのは予告で観ていたので、軽いタッチで最後まで押すのかと思っていたら(だから余計によく上映出来たなと思っていた)、ラストでは、弟を失い、妻子は去っていき・・・と武器商人としての性を描いていました。
ラストでの、ユーリーとバレンタイン刑事のシーンは良かった。静かに語るニコラス・ケイジの演技はさすがだと思いました。
冷戦後のロシアから大量に余った武器を買い取り、アフリカの独裁国家に売るという、ありそうでなさそうで、でもやっぱりありそうな話。実話を基に作った映画だそうですが・・・。売った武器により、目の前で虐殺が行われても、自分には関係ない、これはビジネスだと割り切る主人公ユーリーには決して感情移入できないけれど、金が目的じゃなく、才能なんだとのたまう彼をなぜか憎めない。これってニコラス・ケイジがハマリ役だからなのかなー。
戦争があるから、武器商人がいるのか、武器商人がいるから戦争が起きてしまうのか・・・・・・まるでニワトリが先か卵が先かみたいな現代の戦争事情ですが、日本だって、たっくさん武器持ってるわけだからねー・・・戦争しないとは言ってるけど(先制攻撃はしない、か)いつまで対岸の火事でいられるのか分かったもんじゃないですね。
ミサイルあるけど、いる?とニコラス・ケイジが売り込みに来ないことを願いたいもんです(笑)


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