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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

L change the WorLd(ジャパン・プレミア試写会)

2008-02-08 11:37:03 | 映画(あ行)
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松山ケンイチ、工藤夕貴、福田麻由子、南原清隆、福田響志、鶴見辰吾、高嶋政伸出演。中田秀夫監督作品。

 デスノートを使い新世界の神になろうと目論む夜神月との最終決戦に臨んだL(松山ケンイチ)。やがて、彼の究極の選択によってその壮絶なキラ事件に終止符を打ったが、一方でLが最も信頼できるパートナー、ワタリ(藤村俊二)を失ってしまう。同じ頃、タイでひとつの村が焼き尽くされ消滅。それは世界の崩壊にも繋がる大事件の予兆だった。ある日、Lのもとに、ワタリ宛ての贈り物として一人の幼い少年“BOY”(福田響志)がやって来る。そして彼がタイで消滅した村の唯一の生存者で、その裏では、人間の手で作り出された“死神”を巡って不穏な動きがあることを知らされる。またさらに、真希(福田麻由子)という少女がある物を携えワタリを訪ねてくるのだが…。(allcinema onlineより)

公式サイト

総合:★★★★☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★★☆
大きなスクリーン・良い音響の映画館で見ることをオススメ度:★★★★☆

ジャパン・プレミア試写会に行ってきました。松ケンには以前から縁があるようで、「男だちの大和」「デスノート the Last name」での舞台挨拶に続き3回目ですね。今回とうとう自分で当てました!
でもって今回が一番近くで観れましたが、松ケンが会場内のレッドカーペットを歩き、観客に握手しまくり&サインしまくりだったので、びっくりしました。近いといっても、そのレッド・カーペットに近かったわけではないので、双眼鏡でいいな~~~と思いながら眺めていたわけですが。その様子はまるでトム・クルーズのようで(誉めすぎ・笑)サービス満点でした。司会者は間が持たず、大変そうでしたが。
舞台挨拶の時に松ケンは、「スウィーニー・トッド」でジョニー・デップが握手したり写真撮ったりサインしたりしているのを見て、自分はそういうのをやったことがないので、見習おうと思ってやったと言ってました。そうか、ジョニデだったのか。トムクルはもう古いのね。ごめん、松ケン、私が悪かった(笑)。
あとでサインもらった人~~~?と司会者が聞いた時に手を挙げた人がかなりいて、凄いなと思いました。あの時間であれだけサインするのは凄い。本人は、あんなにたくさんのサインをしたことがないので、間違えて書いてしまったものがある、今度は気をつけますみたいなことを言っていたけど、ファンにとってはその方が希少価値があるということを知っているか?(笑)

ところで映画を観終わった後、隣や前後に座っている人たちがパンフを持っているのを見て、ここって関係者席だったのね、来れない関係者の席が回ってきたのかなと思ったのですが、家に帰って指定券を見てみたら「関係者入口からご入場下さい」と書かれていてびっくり(知らずに一般客の入口から入った・笑)。指定券を引き換えた時のことをよーく思い出してみたら、引き換え場所は二列に分かれていて(テープが張られてた)、案内係の人がいたんだけど、他の客と話していたので、早く引き換えたかった私は人が並んでいない方の受付へ行き、ハガキを出して指定券をもらって・・・あそこって関係者が引き換える場所だったのか??そういえば、他の人と指定券の色が違った。私が間違えたのか、受付嬢も気付かなかったのか、そういうハガキだったのか、今となっては分かりません(笑)。関係者入口から入ってパンフもらってくれば良かった(爆)。サインしてあるパンフを持っていた人もいたんだよね~~。しかし、おかしいとは思ったのよね。引き換え開始時間から2時間近く経っているのに、1階席でかなりいい席(見やすい)だったから・・・。

と、前置きが長くなりましたが、映画は面白かったです。以前のレビューで「嫌な予感がする(笑)」と書いてしまったのですが、予告では映画の内容がよく分からなくて、微妙な気がしていたので、そう書きました。でもそんなことはなく、私はかなり良かったと思います。最後のLを堪能できた気がします。ただし、不満な点もあります(笑)。
良かったと思ったのは、最初の爆発のシーン。予告でも流れていますね。大きなスクリーンで良い音響で観たので、かなりの迫力でした。ハリウッド映画に出てくるシーンに引けをとらないと思います。LはデスノートのLとは違う部分もたくさんありますが、行動には理由があるし、違和感は感じませんでした。Lの行く末が分かっているだけに、感動するシーンもありました。印象的な台詞もいくつかありました。

不満な点は、ナンチャンなんだよね・・・・・・。個人的にナンチャンは嫌いじゃないんですが、一人だけ映画の中で浮いてました。非常に残念。友人が「映画の緊張感を彼が一人でプツプツ切っていた」と言っていましたが、まさしくそんな感じ。最初はお笑い要員なのかな?と思ったのですが、面白いはずのシーンもたいして面白くなく、真面目なシーンは白けるという、目も当てられない状態。FBIという設定でしたが、あまりに唐突でなんでLはそんな簡単に信じちゃうんだろう??と思ってしまうくらい。まぁ大して出てこなかったんですが、この配役には大いに不満です。それとは関係なく、L絡みで笑えるシーンはちょこちょこ出てきて、そういうシーンは好きでした。
あとは、工藤夕貴さんの口元(苦笑)。台詞を言う時にやたら口の動きが激しくて、気になって気になって仕方がありませんでした。彼女は今、海外で暮らしているそうなので、日本語をしゃべり慣れていないせい?はっきりと台詞を言おうとしてそうなっているのかもしれません。なのでもちろん台詞は聞き取りやすいんですが、隣でしゃべっている鶴見辰吾さんの口の動きとえらい違うんですよ(笑)。工藤夕貴さん苦手だ(苦笑)。他の役者さんは概ね良かったです。子役の二人がとても良かったです。福田麻由子ちゃんは本当に上手いですね。目の力もあるし。
エンドロールの後にも映像が流れるので、席を立たないで下さいね、と松ケンが言っていたので、ぜひそのシーンも見て下さいね。


以下、ネタばれ含みます。


前作の「デスノート the Last name」の映像も使いつつ、うまく構成していると思いました。ワタリが死ぬシーンでは、ミサミサも出てきたし、まだキラと戦っている最中の裏で動くLとワタリを観る事も出来ました。
子ども二人に翻弄されるLもなかなか笑えて良かった。とりあえず、お菓子の串刺しをあげようとするけど、断られるという空気読めないLが面白いです。ママチャリLも面白かったし、全力で走るLも良かった。背筋を伸ばして、でもやっぱり猫背に戻ってしまうLも面白い。ああ、なんかもう1回見たくなってきた(笑)。それから、鶴見辰吾さんが絶命するシーン、すごい演技でした。凄すぎて、台詞が全く聞き取れない(笑)。一言も聞き取れなかったんですが、Kの動きで予想はついたので、これはたぶん、台詞を分からせようとはしていないな、と思いました。

ストーリーは、世界を変えるために、人類を滅ぼす殺人ウィルスを撒き散らそうとするテロリストたちとLが闘うという感じで、正直、お腹一杯な設定ですが、その辺に目をつぶれば、なかなか上手い構成になっていたと思います。途中ちょっとダレた感じがしなくもないですが、編集もなかなか上手い。これはハリウッド式なのかな~と思いながら観てました。
ラストで、Lは真希のぬいぐるみに声を残します。「明日も良い1日になるといいですね」(だったかな?)BOYには名前を残します。“二ア”という名前を(原作を知っている人は、そう来たか!と思うのでは?)。そして、天才でも一人で世界を変えることはできない、と。Lはいなくなっても、想いは引き継がれていくんだ、と思ったら胸がいっぱいになって泣いてしまいました(笑)。だってもうLには明日はやってこない・・・。Kにすら「あなたは生きてください。ワタリもそれを望んでいます」みたいなことを言っていましたね。

L BOOK PROJECTとして、小説や写真集、公式ガイドが出ているようで、うーん、買ってしまいそうな自分がいる(笑)。


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2 コメント

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Unknown (きいこ)
2008-02-13 15:04:39
うん、本当に面白かった!息子にねだられ渋々行ったのですが、見て良かった。
Lが既にデスノートに名前を書き、キラと対決し死を迎えるまでの、間の話ですよね?
そのタイムラグが子供には、分かり難いみたいで、息子は勘違いしたままなんだけど、説明するのも面倒臭いので、放っておいてます(笑)
Kの目から流れる真っ赤な涙!あれって血のりみたいなのを、直に目に入れたのかしら?凄い、女優さんも大変だ…
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>きいこさん (hi-chan)
2008-02-14 15:34:17
>>Lが既にデスノートに名前を書き、キラと対決し死を迎えるまでの、間の話ですよね?

そうです。その最期の23日間です。
ツッコミ所はいろいろあるんですが、私は楽しめました。自分で思っているより、Lが好きなのかも(笑)。
原作に思い入れもないし、グロいのも平気だったし。
血のり・・・どうなんですかね?私は単純に赤い涙(血の涙)流してる~とか考えてました(笑)。
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