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渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、中村獅童、裕木奈江出演。クリント・イーストウッド監督作品。
公式サイト
太平洋戦争最大の激戦地、硫黄島。緻密な防御戦術で米軍を恐怖に陥れた栗林忠道中将は、家族へ愛情あふれる手紙を送り続けた。硫黄島。米国にとっては日本本土空襲の拠点。日本にとっての本土防衛の拠点。陸上戦力、日本軍約2万人に対して、米軍は支援部隊含め約16万人。「この上陸作戦は5日間で簡単にかたがつく」と考えていた米国の予想をはるかに超える36日間という長きにわたった戦闘。その戦闘を指揮し、「アメリカを最も苦しめ、それ故にアメリカから最も尊敬された男」、硫黄島総指揮官・栗林忠道中将。硫黄島決戦において日本軍の指揮を執った栗林忠道と兵士たちの戦いを描く。(goo映画より)
「父親たちの星条旗」のレビューはこちら。
昨日のワールド・プレミアに行ってきました。日本武道館で行われたのですが、18:30頃から中のスクリーンでレッドカーペットを歩いている出演者、監督、その他来場した芸能人の様子を見ました。
芸能人たくさん来てましたね。思い出すだけで、櫻井翔くん、瀬戸朝香さん、山田優さん、蛯原友里さん、押切もえちゃん(がいたらしい)、坂口憲ニさんなどなど・・・名前の思い出せない俳優さんもいた(笑)。レッドカーペットでインタビュー受けている人もいました。イーストウッド監督は、若い女性の観客(笑)との握手に応じてましたし、謙さんは、ファンにサインしてましたね。
始まる直前に武道館1Fの関係者席に来た芸能人もいて(上記の中では、山田優ちゃん、エビちゃん、坂口さんなど)、1F西スタンドにいた私は、席まで歩いていく姿が近くで見れました。ラッキー。
登壇したのは、クリント・イーストウッド監督、渡辺謙さん、二宮和也くん、伊原剛志さん、加瀬亮さん、アイリスヤマシタさん(脚本家)、製作者の方などでした。
イーストウッド監督、もちろん生で観たのは初めてですが、友人も言ってましたが、若い若い。髪は白髪だけど、とてもお元気そうでした。謙さんは、この映画は日本映画だと思っている、日本人に忘れ去られようとしている硫黄島の闘いをクリントが撮ってくれた、この映画に参加できたことを誇りに思うと言っていました。二宮くんは、謙さんの後にマイクの前に立ったので、スタッフの人がマイクスタンドを低くしてくれて笑いが起きてましたが(すみません、私も笑ってしまった)、アリーナ席前方であんなに笑ったらちょっと可哀想・・・緊張してるだろうから気付かないかもしれないけど。二宮くんは、見終わった後、思ったのは、これは事実なんだという事だったと言っていました。
前回、「父親たちの星条旗」を観た時も書きましたが、クリント・イーストウッド監督の映画が正直、苦手です。でも「父親たちの星条旗」は私がいつも思う苦手さはありませんでした。今回の映画もそうでした。戦争映画なので、明るいわけもなく、やはり重い話なのですが、ラストは後味わるーい(苦笑)という感じではなく、感動的な作りになっています。冒頭とラストのみ2005年の設定での硫黄島が映されますが、まだご覧になっていない方もタイトルからラストがどういう風なのか想像がつくかな、と思います。
ラストの方で映る硫黄島の夕日が印象的です。
ストーリーの中盤でも、謙さんのセリフに泣かされたりはしましたが、そんなに大泣きする、という感じではなく、私はエンドロールが流れている間が一番涙が出ました。もう映画は終わっているのに、とめどなく涙が溢れて、まるで自分の涙ではないようでした。誰かの代わりに涙を流し、誰かのために泣いているのかも・・・と思えるくらいでした。
全体の印象としては、淡々とした演出だなと思いました。過剰な演出はないです。やや心に訴えるシーンとしては、謙さんのセリフだったり、中村獅童さんがタンカを切るシーンでしたね。謙さんには、やはり一番いいセリフを言わせているのですが、それが心に響くのは、謙さんの演技力なのだと思います。獅童さんも、タンカ切るシーンが一番の見せ場でした。その後はぐたぐたで・・・いや、獅童さんがぐだぐだなのではもちろんなく(笑)、役がぐだぐだ・・・最後ってどうなったんだっけ・・・
加瀬亮さん、伊原さんは好演してました。伊原さん、オイシイ役でしたね~。二宮くんは、妻子ある兵士の役でしたが、どうしても妻子があるように見えない・・・(苦笑)。どうせなら少年兵の方がしっくり来たかも(毒)。最初は、セリフの喋り方があまりに現代風で60年前の兵士には見えないよ・・・と思ったのですが、ストーリーが進むに連れて良くなったと思います。好演してたと思いますが、主演の謙さん始め、他のキャストがそれぞれ個性的でいい役者さんばかりなので、印象が薄くなり・・・アカデミー賞助演男優賞にノミネートか!と言われていますが、私的にはちょっと・・・(まぁでも最近の受賞者はイマイチ納得できない事があるので、私の感覚とは違うかも)
裕木奈江さんは・・・彼女がやる意味はあったのでしょうか?二宮くんと年齢的にも不釣合いだし・・・彼女が妻役をやる意図がよく分かりませんでした。どういう経緯で役が決まったんでしたっけ・・・。
手紙を通して、日米の兵士の共通点を見せていたのが印象的でした。日本がアメリカ兵を助けるシーンも、アメリカ兵の日本人捕虜に対するシーンはびっくりしましたが。
こういう戦争映画は、テンポよく、というわけにはいかないし、上映時間も2時間21分(デスノート後編よりも1分長い・笑)という長さだし、座った席が武道館の西(真横です)なので、首が痛いし、お尻も痛いし、集中力という点ではキビシイものがありましたが、ラストが感動的だったので、印象は良いですね。
冷静に考えると、とってつけた感じがしなくもないんですが・・・あれって事実じゃないよね?二宮くんが「この映画は事実・・・」と言ってたので、気になりましたが。掘り出されたバックの中に・・・というのは事実なのかなぁ。
硫黄島の闘いで命を落した兵士は日米合わせて3万人になるそうです。武道館にいた人達の3倍の人数。それを考えるだけで涙が出そうでした。
「いつの日か、我々のために涙を流し、黙祷をささげてくれる・・・」
渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、中村獅童、裕木奈江出演。クリント・イーストウッド監督作品。
公式サイト
太平洋戦争最大の激戦地、硫黄島。緻密な防御戦術で米軍を恐怖に陥れた栗林忠道中将は、家族へ愛情あふれる手紙を送り続けた。硫黄島。米国にとっては日本本土空襲の拠点。日本にとっての本土防衛の拠点。陸上戦力、日本軍約2万人に対して、米軍は支援部隊含め約16万人。「この上陸作戦は5日間で簡単にかたがつく」と考えていた米国の予想をはるかに超える36日間という長きにわたった戦闘。その戦闘を指揮し、「アメリカを最も苦しめ、それ故にアメリカから最も尊敬された男」、硫黄島総指揮官・栗林忠道中将。硫黄島決戦において日本軍の指揮を執った栗林忠道と兵士たちの戦いを描く。(goo映画より)
「父親たちの星条旗」のレビューはこちら。
昨日のワールド・プレミアに行ってきました。日本武道館で行われたのですが、18:30頃から中のスクリーンでレッドカーペットを歩いている出演者、監督、その他来場した芸能人の様子を見ました。
芸能人たくさん来てましたね。思い出すだけで、櫻井翔くん、瀬戸朝香さん、山田優さん、蛯原友里さん、押切もえちゃん(がいたらしい)、坂口憲ニさんなどなど・・・名前の思い出せない俳優さんもいた(笑)。レッドカーペットでインタビュー受けている人もいました。イーストウッド監督は、若い女性の観客(笑)との握手に応じてましたし、謙さんは、ファンにサインしてましたね。
始まる直前に武道館1Fの関係者席に来た芸能人もいて(上記の中では、山田優ちゃん、エビちゃん、坂口さんなど)、1F西スタンドにいた私は、席まで歩いていく姿が近くで見れました。ラッキー。
登壇したのは、クリント・イーストウッド監督、渡辺謙さん、二宮和也くん、伊原剛志さん、加瀬亮さん、アイリスヤマシタさん(脚本家)、製作者の方などでした。
イーストウッド監督、もちろん生で観たのは初めてですが、友人も言ってましたが、若い若い。髪は白髪だけど、とてもお元気そうでした。謙さんは、この映画は日本映画だと思っている、日本人に忘れ去られようとしている硫黄島の闘いをクリントが撮ってくれた、この映画に参加できたことを誇りに思うと言っていました。二宮くんは、謙さんの後にマイクの前に立ったので、スタッフの人がマイクスタンドを低くしてくれて笑いが起きてましたが(すみません、私も笑ってしまった)、アリーナ席前方であんなに笑ったらちょっと可哀想・・・緊張してるだろうから気付かないかもしれないけど。二宮くんは、見終わった後、思ったのは、これは事実なんだという事だったと言っていました。
前回、「父親たちの星条旗」を観た時も書きましたが、クリント・イーストウッド監督の映画が正直、苦手です。でも「父親たちの星条旗」は私がいつも思う苦手さはありませんでした。今回の映画もそうでした。戦争映画なので、明るいわけもなく、やはり重い話なのですが、ラストは後味わるーい(苦笑)という感じではなく、感動的な作りになっています。冒頭とラストのみ2005年の設定での硫黄島が映されますが、まだご覧になっていない方もタイトルからラストがどういう風なのか想像がつくかな、と思います。
ラストの方で映る硫黄島の夕日が印象的です。
ストーリーの中盤でも、謙さんのセリフに泣かされたりはしましたが、そんなに大泣きする、という感じではなく、私はエンドロールが流れている間が一番涙が出ました。もう映画は終わっているのに、とめどなく涙が溢れて、まるで自分の涙ではないようでした。誰かの代わりに涙を流し、誰かのために泣いているのかも・・・と思えるくらいでした。
全体の印象としては、淡々とした演出だなと思いました。過剰な演出はないです。やや心に訴えるシーンとしては、謙さんのセリフだったり、中村獅童さんがタンカを切るシーンでしたね。謙さんには、やはり一番いいセリフを言わせているのですが、それが心に響くのは、謙さんの演技力なのだと思います。獅童さんも、タンカ切るシーンが一番の見せ場でした。その後はぐたぐたで・・・いや、獅童さんがぐだぐだなのではもちろんなく(笑)、役がぐだぐだ・・・最後ってどうなったんだっけ・・・
加瀬亮さん、伊原さんは好演してました。伊原さん、オイシイ役でしたね~。二宮くんは、妻子ある兵士の役でしたが、どうしても妻子があるように見えない・・・(苦笑)。どうせなら少年兵の方がしっくり来たかも(毒)。最初は、セリフの喋り方があまりに現代風で60年前の兵士には見えないよ・・・と思ったのですが、ストーリーが進むに連れて良くなったと思います。好演してたと思いますが、主演の謙さん始め、他のキャストがそれぞれ個性的でいい役者さんばかりなので、印象が薄くなり・・・アカデミー賞助演男優賞にノミネートか!と言われていますが、私的にはちょっと・・・(まぁでも最近の受賞者はイマイチ納得できない事があるので、私の感覚とは違うかも)
裕木奈江さんは・・・彼女がやる意味はあったのでしょうか?二宮くんと年齢的にも不釣合いだし・・・彼女が妻役をやる意図がよく分かりませんでした。どういう経緯で役が決まったんでしたっけ・・・。
手紙を通して、日米の兵士の共通点を見せていたのが印象的でした。日本がアメリカ兵を助けるシーンも、アメリカ兵の日本人捕虜に対するシーンはびっくりしましたが。
こういう戦争映画は、テンポよく、というわけにはいかないし、上映時間も2時間21分(デスノート後編よりも1分長い・笑)という長さだし、座った席が武道館の西(真横です)なので、首が痛いし、お尻も痛いし、集中力という点ではキビシイものがありましたが、ラストが感動的だったので、印象は良いですね。
冷静に考えると、とってつけた感じがしなくもないんですが・・・あれって事実じゃないよね?二宮くんが「この映画は事実・・・」と言ってたので、気になりましたが。掘り出されたバックの中に・・・というのは事実なのかなぁ。
硫黄島の闘いで命を落した兵士は日米合わせて3万人になるそうです。武道館にいた人達の3倍の人数。それを考えるだけで涙が出そうでした。
「いつの日か、我々のために涙を流し、黙祷をささげてくれる・・・」
日米どちらにもそんなに感情移入することなく冷静に見れました。
アカデミー賞が現実味を帯びてきましたね。
僕も二宮くんはそんなに印象的ではなかったですけど
海外では評価が高いようですね。
それにしてもワールドプレミアってすごいですね。
1万人の試写会って想像できない。。
いつも500人くらいの試写会しか行ったことがないし。
スクリーンもめちゃくちゃでかいんでしょうね~。
父親たち・・・の方じゃなく、硫黄島が取ったというのが凄いですね。
武道館での試写会、スクリーンでかいですよ~
いつも2階席(今回は1階でしたが)なので、ちょうどいいくらいなんですけど(笑)
近い人は首が痛くなるんじゃないかな。
音もいいんですけど、映画館ほどではないです。逆に映画館のあの圧迫感と音がいいのかもしれません。
戦争の悲しさ、不条理さは、日米とも平等に描かれていたように思います。
あの、投降した日本兵に対するシーンは、まじびっくりしましたね~。アメリカ兵は、日本兵と違って、捕虜に対して親切だ、みたいに思い込んでいたので...。
まぁ、それはアメリカ映画とかドラマとかの印象で、そう思っていただけですけど。
このシーンを描いただけでも、やっぱ監督ただ者じゃない(汗)
衝撃的なシーンでしたね~
確かにイーストウッド監督、ただ者じゃないですね。(って巨匠に向かって言う私も凄い・笑)
映画のコメントじゃなくてゴメンナサイ(笑)
ロードショーで二宮君のインタビュー読んだら(病院の待合室で)、「僕のキャスティングには、アメリカ側のスタッフが大反対だった」とか。
確かに、若過ぎな感じはしたけど、私は結構驚きましたね。彼、よく知らない人だけど、いい感じでした。
ところで、クリント・イーストウッドは、いつから映画監督になったんでしょうか?
私の中では、どうしても「ダーティー・ハリー」なんだけど(笑)
私には少年兵に見えてしまったので(汗)、アメリカ人もそうだったのかなぁ。
クリント・イーストウッド監督は、いくつか監督作品を作ってて賞も取ってますね。評価は高いです。
あまりハリウッド的な映画じゃないですね。
ただ私はあまり好きじゃないんですよ(苦笑)。
重くて暗いストーリーは好きなんですが、ちょっと重過ぎるんですよね(^^;
私はどちらかというと監督としてのイメージの方が大きいです。
ダーティ・ハリーはタイトル知ってますが、ちゃんと見たことはないです。