きょうのできごと

私の日記というわけではないです（笑）＜タイトル

田中麗奈、妻夫木聡、伊藤歩出演。
他にも知ってる名前が多数。津田寛治、山本太郎、北村一輝、柏原弟、池脇千鶴などなど…
「新撰組！」に出ていた人が壁の間に挟まれてしまう人の役をやってましたね。
歌が上手くてびっくりしました（笑）

田中麗奈たちの話しと、窓から落ちて壁の間に挟まれてしまう人の話しと、海辺に座礁した鯨の話が平行して進むんだけど、途中から、スルスルスルと話しが繋がってくる。
時間軸が午前3時20分（だったかな？）くらいから、前日の昼に戻った時はちょっと戸惑ったけど、その後、時間が飛んでも、すんなり受け入れられました。
それよりも、その繋がりか！ほほう！！という気持ちの方が先に来ましたね。
うまーく全てが繋がっていくのが気持ち良かった。
なんとなく「パルブ・フィクション」を思い出しました。
思い出したけど、「パルプ・フィクション」がどんな話しだったのか書けと言われると困る程度にしか覚えてないんだけど（笑）

あっと驚く事件が起こって、ストーリーが展開して…というわけではないけれど、登場人物がそれぞれ魅力的だったし、会話がすごく面白い。
ごく普通の出来事を、会話で楽しませるのって、難しい事だと思う。
大阪弁というのも、良かったんだろうな。

池脇ちーちゃんが出て来た時、あ、この子も出る予定だったんだね、とちょっとびっくりした。

あと気になったのが、柏原弟の事故。あれは車に引かれたんだよねぇ。
たいした怪我じゃなさそうで、普通に携帯で話ししてるし…でもきっと頭を打ってて、後でバッタリ倒れるんだ！と思っていたけど、最後まで何もなかった…
携帯で話すきっかけを作りたくて、車に引かれる設定に？？
柏原弟くんは、変におっさんくさくて、でもなんか良かった。

やっぱり妻夫木くんは、ごくごく普通の青年役が似合うなぁ。「N式で特攻させて下さい！」とか熱く言う妻夫木くんより、こっちの普通の青年の方が好き。麗奈ちゃんは、もしかして演技初めて見たかも。大阪弁可愛いね。（私は関東の人間なので、大阪弁のイントネーションが正しかったのかどうかは分かりません）
伊藤歩ちゃんも可愛かった。おたまじゃくしのたまご…（笑）

「もう明日になったんだ」「今日になったんだよ」という何気に核心を突いてそうな事をセリフでサラっと言わせてしまうのがイイですね。

このところ、どの映画を見ても、好印象を受けるような気がする。当たりが続いてるのか、自分がそういうモードなのか。
知り合いに、「さぁそろそろ寝ようかな」と思った後に1本映画を観てから寝る、という人がいて、「ああ、面白かった」と安心して寝る、んだそうだ。
「つまらない映画だったら眠れなくなるじゃん」と言ったら、どんなつまらない映画からも、必ずいい所を見つける、と言っていた。
それを聞いた時、目からウロコでした。
全体を観て、つまんねーと思っても、「でもここは良かった」と思えたら、時間の無駄ではないもんね。