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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

容疑者 室井慎次

2005-10-12 11:05:27 | 映画(や行)
柳葉敏郎、田中麗奈、哀川翔、八嶋智人、吹越満、榎本明、佐野史郎、真矢みき、筧利夫出演。君塚良一監督作品。

詳しいストーリーは公式サイトにて。(またしても手抜き)

三度目の正直で今更観てきました。
今回も「この胸いっぱいの愛を」とどちらを観ようか迷ったのですが、あまり泣きたい気分じゃなかったし、毎回悩むのにも疲れた(笑)ので、観てしまうことにしました。
家の近くの映画館だったので、あやうく貸切状態になりそうでした。私がギリギリに行ったら、1人だけ客が。
私が「この胸いっぱいの愛を」を観ることにしていたら、あのお客さん、貸切でしたね(笑)。

さて、以下、ネタばれ含みます。
全体の感想としては、まぁまぁといったところでしょうか。つまらなくはなかったけど、特に面白い、お薦めしますという風でもなかったですね。
私は1回観れば十分だなと思いました。

いきなり室井管理官が逮捕されて手錠をはめられている所から映画が始まりますので、あらーーーと思いますが、その後の状況説明が小原弁護士役の田中麗奈のモノローグだったというのが、私は気に入りませんでした。
できればもっと別の方法で状況説明して欲しかった。
それから、警視庁と警察庁の違いがなんだかよく分からない。
映画が公開になる前にこの違いが分からないと導入部分でつまづく、みたいなのを読んだ記憶があるのですが、観ていて、警視庁と警察庁がいがみあっているというのは、分かりましたが、どっちが警視庁でどっちが警察庁なのか、最後まで混乱しました。そのうち、もうどっちがどっちでもいいやって感じになりましたが(投げやり)。
室井自体も警視庁から警察庁に出向してるとかなんとか。(違ったらごめんなさい)

ただストーリーは複雑ではなく、ラストも予想が出来ました。そして、予告や前宣伝で「室井はシロかクロか!」なんて言ってた程、室井のシロクロは重要じゃなかったような・・・。
あの犯人の女の子も微妙なキャラでした。
室井の過去が明かされるというので、どんな過去かと思いきや、女性関係のことだったとは。あの喫茶店のシーンは一番の泣き所ですかね。確かにうるっときましたが、私にとって、一番の泣き所は、あのスリーアミーゴスが室井の面会に来て、袴田課長が「和久さんが心配してます」の一言でした・・・。

小原弁護士役の田中麗奈ちゃんですが、思っていた程、悪くはありませんでした。田中麗奈が弁護士って・・・、と思ってたんですが、なかなか好演してたのでは?体育会系だったという設定で、かなり走らされてましたね(笑)。弁護士になってまだ半年で、未熟な感じはよく出ていたのですが、ラストで、灰島弁護士を追い詰める所は、弁護士らしくやってほしかったので残念。「キョーヨーザイですぅ!」というセリフにガックリ(苦笑)。いじめっこに言い返すみたいでした・・・。そこはバシっとキメないとさ~~。

室井と敵対する灰島弁護士。八嶋さんが演じてました。名バイプレーヤーの八嶋さん、私は結構好きなんですが、この映画ではどうなんでしょう。ギバちゃん、もとい室井の敵としてはちょっと弱くないですかね。キャラもオタクっぽい設定で、異常な感じを出してましたが、なんだかイマイチでした。吹越さんも「サムライ・フィクション」の時から好きな役者さんですが、この人もなんかイマイチ活かしきれてないような・・・
検事役?の佐野さんもそう。この人も名バイプレーヤーですけど、あまり活かされてなかったような。
この三人よりも一瞬だけ出てきた大杉蓮さんが気になったり、観覧車の中で室井に話しをしていた警察のトップ?の役者さんがとても良かった。セリフの言い方が絶妙です。
そうそう、忘れちゃいけない哀川翔さん。うーん…この人も決して嫌いな役者さんじゃないんですが、どーもしっくり来ませんでしたねぇ。もっと自然に演じてもよかったんじゃないかなぁ。
真矢みき演じる沖田警視正はいい人になっちゃってて、なんだ??と思ったら、室井に助けられた事があったという・・・そういえば、あの人、「踊る大捜査線2」で酷い扱いになってて、某所であまりにかわいそうだと言われてました。確かに救いのない嫌な役でしたね。

あれ?なんか否定的な感想が多くないですか?(笑)でも観なきゃよかったとは思ってませんよ。タダで観ましたし(爆)
見逃してしまったんですが、「交渉人 真下正義」の方が映画としては面白かったんじゃないかな~と思ったりして・・・
「真下~」に出ていた寺島進さんが主演のドラマをやるそうですよね。その前に「真下~」をテレビでやる・・・わきゃないな(泣)。
寺島さんは、テレ朝のドラマ「富豪刑事」でもいい味出してて、人気出てました。安藤政信氏と共演した「DRIVE」という映画でも、実は一番いいキャラだなと思ってたりします。寺の住職かなんかなんだけど、借金があって、銀行強盗に加担するという役。ライブ会場で突然ステージに上がるハメになり、マイクを持たされ、その場で若者相手に説教を始めてしまうんですが、それがなかなかいい。
寺島さんにピンと来る方には、お薦めな映画です。(ちなみに堤真一さんが主演、SABU監督作品)

私は「踊る大捜査線」のドラマが大好きで毎回かかさず観ていました。湾岸署の面々も凄く好きだし、もちろんスリーアミーゴスも。和久さんが座った椅子に爆弾がしかけられていた回の話とか、ラストの真下刑事が撃たれた回やそのエピソードのラスト、保坂尚輝が逮捕される瞬間、その喫茶店(だったかな)にいた機動隊が一斉に銃を向けた瞬間の爽快感が忘れられない。
映画も1,2を観ました。1は面白かったんですが、2を観た時に、あれ・・・?と首をかしげてしまいました。
青島刑事のキャラが今迄と違っている。一貫性がなくなってる、と思ったんです。
事件に大きいも小さいもないと言っていたのに、「俺を待っていた事件ってこれ?」と小さい事件を小バカにしたようなセリフがあったりして・・・。
すみれさんが撃たれる所は、1と同じでスローモーションにしたら、観る前から分かっちゃうじゃん!と・・・起きてる事件もなんだか無理があるような気がして。
果たして3はあるんでしょうか。織田裕二さんがもう出演する事に首を縦に振らないような気がする・・・(毒)


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4 コメント

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わしも (lovelytelly)
2005-10-13 02:23:19
ドラマが好きで初回から全部見てた。んでも映画が面白くなくて(2)途中から頭に来ちゃって大変だった。(主な理由はまさにhi-chanと同)でも今度テレビでやるのを観たらちょっとまた印象違うかも。当時の感想→こんなの映画じゃない、テレビだ!

※私はテレビをこよなく愛しています(筆者註)



と思ったんだよねー。



ところで「警視庁」は東京都の機関で、「警察庁」が国の機関。神奈川県警、みたいに東京都警察本部とか言えばいいのにねってそういうわけにもいかんだろうけど…。



寺島さぁん…
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微妙… (any)
2005-10-13 02:40:32
この作品、ヒットしてるようですが、『交渉人~』同様微妙な作品だったように思います。

完全にタイトル負けの作品です、両方とも。

今作は、中盤以降の展開があまりにも稚拙すぎると思います。

哀川さんや八嶋さんといった味のある役者さんたちを活かしきれてなくて、残念というか勿体ないと思いましたね。



僕もシリーズは好きなんですが…。

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>lovelytelly (hi-chan)
2005-10-13 10:07:05
映画版2は、周りの友人が皆「面白かった」と言ってたので、わたしゃ孤立してたよ(苦笑)。

でも納得いかないもんはいかないんで、1人でも「こんなの「踊る~」じゃないっと言ってた。



>「警視庁」は東京都の機関で、「警察庁」が国の機関

おお。さんきゅ~なるほどね。

なんとなく、「警視庁」の方がエラそうに聞こえるんだけど、そういうわけじゃないって事か。



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>anyさん (hi-chan)
2005-10-13 10:12:58
「踊る~」シリーズはキャラがたってなんぼって所があるんで、キャラが微妙だと全体が微妙になりますよね。

ストーリーも工夫すれば、もうちょっと面白くなったんじゃないかと思うんですが・・・

もうスピンオフはやらないんですかね。

ヒットはしてるようなので、勘違いして(毒)、また作るかも?
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