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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

傷だらけの男たち(ジャパン・プレミア試写会)

2007-07-05 11:43:18 | 映画(か行)
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トニー・レオン、金城武、シュー・ジンレイ、スー・チー、チャップマン・トウ出演。アンドリュー・ラウ、アラン・マック監督作品。

2003年のクリスマス。刑事ポン(金城武)と彼の親友でもある上司ヘイ(トニ-・レオン)は、かねてから追跡していた連続殺人犯をついに逮捕する。だがその夜、ポンが帰宅すると、そこには既に息絶えた恋人の姿があった。しかも彼女は身籠もっていた。3年後、ポンは私立探偵に転職するも未だ恋人の死から立ち直れず、酒に身を任せる日々を送っていた。一方、ヘイは香港の億万長者チャウの一人娘スクツァン(シュー・ジンレイ)と幸せな新婚生活を送っていた。そんなある日、チャウと執事が何者かに惨殺される。その犯人は間もなく死体で発見され、事件は金品目当ての強盗殺人として解決するかにみえた。だが、事件には不可解な点がいくつも残り、スクツァンはポンに協力を依頼。そして調査を進めるうち、意外な人物が捜査線上に浮上する…。(allcinema onlineより)

公式サイト

ジャパン・プレミア試写会に行ってきました。舞台挨拶には、金城武くん、アンドリュー・ラウ監督、浜崎あゆみさんが登壇。トニー・レオン氏は欠席でしたが、メッセージが流れました。映画の撮影が遅れているため、やむなく欠席したとの事でした。
舞台挨拶では、金城武くんが登場したとたん、客席からは歓声が上がり、客席の間を通る金城くんはファンと握手を交わしていて、非常に盛り上がりました。おかげで、アンドリュー・ラウ監督がちょっとすねてしまいました(もちろん冗談で)。

な~んて、冷静に書きましたが、トニーが来日できなかった事にどれだけ落胆したことか・・・・・・前もって知っていたので、その場では、悲鳴をあげることもなかったのですが(逆に悲鳴をあげた方が良かったかもねと友人とは話したのですが・笑)、私がトニーのファンになってから、初めてのジャパン・プレミアでようやく生で見ることが出来ると、本当に楽しみにしていました。
金城くんが客席の間を通っているのを見ていたら、なんだか涙ぐんでしまいました。ここにトニーがいたら・・・・・・と思ってしまって。金城くんのファンが羨ましいのかなんなのか、感極まってしまいました(苦笑)。生で安藤くんを見ても、キーファーを見ても泣いたことなんてなかったのに。いない人を想って涙が出るとは(汗)
金城くんが、もっと早く公開してくれれば、取材を受けた時にもっといろいろと話せるのに、と言っていて、客席からは拍手が起こってましたが、私も同じように思います。香港で公開された時と同時期に公開してくれたら、そしてジャパン・プレミアをやってくれたら、トニーも来日できたかもしれないのに・・・・・・。いまさら言っても仕方がないですが、次にトニーが来日してくれた時、またジャパン・プレミア試写会に当選するとは限らないじゃないですか!(苦笑)
ジャパンプレミアの進行はなんだかイマイチで、金城くんの話があまり聞けなかったような。監督とあゆはいろいろしゃべっていましたが・・・・・・。
今朝、テレビの芸能ニュースを見ましたが、案の定、金城くんとあゆの映像だけで、監督はチラっと映っただけだし、トニーなんて、名前を一言も呼んでもらえませんでしたよ(泣)。別のコーナーで映画の紹介があった時は名前が出てましたが・・・・・・。
ブツブツ文句を言っても仕方がないので、早く気持ちを切り替えたいですが、今日もなんだかよく眠れませんでした。この所、眠りが浅いみたいで、落ち着かないです。いや、理由はこれだけじゃないですけどね。家のPCの調子が悪くて、新しいPCを購入しようか毎日悩んでるんで(爆)。

前置きが長くなりました。

総合:★★★★☆
ストーリー:★★★☆☆
映像・演出:★★★★☆
トニーの演技と存在感:★★★★★

・・・・・・すいません。トニーファンなもんで、ちょっと評価が甘いかも(爆)。
ストーリー展開は、前もって知っていた知識通りでしたが、ポンの亡くなった恋人が自殺だったというのは、知らなかったので、ちょっとびっくりしました。あらすじを読んだ時、そんなこと書いてないのに、勝手に殺されたのだと思い込んでました(苦笑)。
映像は特に前半、なかなかスタイリッシュだし、テンポも良いです。でも全体で考えるとそうでもない・・・・・・。「インファナル・アフェア」の映像のスタイリッシュさは、やはり、クリストファー・ドイルだからなのかなぁ・・・。
観客には、最初から犯人が分かっているという形でストーリーが展開するのですが、それゆえの映像表現はなかなか面白かったと思います。

テンポが良いのはいいんですが、早くて、理解しずらいところもありました。人の名前が覚えづらいので、字幕でサクサク説明されると???となってしまいます。殺人事件を追っていくので、ある程度は仕方がないのでしょうが・・・。私は何度か観る予定なので、いいんですけど(笑)。登場人物でも疑問点が残ってしまったので、次に見た時に確認したいと思います。
ラストの方で、スクツァンが目覚めて言うセリフに違和感があったのですが、あれは現実じゃないのかな。ヘイの良心の呵責からきた妄想?

この映画、トニーと金城くんがW主演ということでいいのでしょうか?金城くんが主演だとすると、トニーが金城くんを喰っちゃってたので・・・金城くんのアル中探偵もなかなか良かったのですが、トニーの存在感には、かなわないですね。最初はトニーがアル中探偵の役をオファーされたようですが、逆で良かったと思います。その場にいるだけで、あれだけ存在感をかもし出せるのは、さすがですね。ただ俯いて考え込んでいるという姿だけで、何かを背負っているというキャラクターを見せることが出来るのですから。
あまりにも、ヘイの過去が悲しすぎて、復讐以外に何か方法がなかったのか、と帰り道いろいろと考えてしまいました。悲し過ぎる過去を持っているからこそ、幸せに生きることを選択して欲しかったな・・・・・・。(ストーリーに対する批判とかではなくて、キャラクターに対する個人的な想いです・笑)
しかし、トニーは、何かを背負った役が本当によく似合う・・・・・・。
スー・チーの役は、スー・チー自身にはよく合っていたと思うのですが、もうちょっと工夫があっても良かったような。ポンに与える影響に説得力をあまり感じませんでした。
シュー・ジンレイの役は一番とばっちりを受ける役でしたね(苦笑)。思い出すと、うう、可哀想・・・。

7月7日公開です。公開されたら、また観に行きます。ヴィーナスフォートでは、パネル展も開催中なので、映画のついでに見てくる予定です。


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12 コメント

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昨日は (marie)
2007-07-05 14:55:10
楽しかったですね!これでトニーが来てくれていたら!!と何度思ったことか・・・
トニーが登場したら絶対泣いちゃいますよね!
でも金城さんのキラキラスマイルが堪能できただけでも良かった♪あんな男がこの世にいるのですねぇ・・
私も映像キレイだな~と思いました。写し方がダイナミックというか、なんか乗り物に乗ってる様な感覚になるくらいでした。
途中の字幕の名前の連発にとうとう着いていけず、謎が残ってしまいました(^^;)二人組みの男の死に方のところもうる覚えで・・・次回じっくり観ようと思いました!
しかしトニーはかわいそう過ぎるまたそういう役柄が似合いすぎるんだなぁ。シュー・ジンレイさんも本当トバッチリ受けただけって感じでかわいそ過ぎます。あの映画1回観ただけじゃ全て理解するのは難しそうですね~
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>marieさん (hi-chan)
2007-07-05 16:18:54
昨日はお疲れ様でした!
金城くんは、本当にキラキラしてましたね。
私の隣にいた金城ファンの人は「キラキラしてる!」と繰り返してました(笑)。

次回見る時は、疑問が残った所をしっかり見ようと思います。
なんかもう早く見たいです(笑)。
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昨日はお疲れ様でした (momota)
2007-07-06 00:09:09
なかなかヘヴィな内容でしたよね…。
私も最後のスクツァンが目覚めるシーンはヘイの妄想かな?と思いました。
どことなく無限道のラウを踏襲しているなぁ、なんて。名前似てるし(笑)
スー・チーはまんまイメージ通りの役でしたね。
余りにもイメージ通りでチョット役者としては可哀相な気がしましたよ…。
パネル展楽しみですね♪
オフショットとか見れないかなぁ~。
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>momotaさん (hi-chan)
2007-07-06 10:15:47
やはり、あのシーンは妄想と思いましたか。そう思うとより一層せつないんですが・・・・・・。

パネル展、楽しみです!
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帰り道、 (ゆうこ)
2007-07-06 23:40:21
hi-chanと、映画の感想をいいながら帰れたのが楽しかったです。
わたしも、けっこう好みの作品でございました。
なんだって、あんなにかわいそうなんだ~~とも思いました。
金城さんの美しさに、しばらく呆然でございます。
放心でございます。
トニーさんのメッセージも嬉しかったです♪
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>ゆうこさん (hi-chan)
2007-07-09 15:59:54
ゆうこさんと、もっと映画の感想を話したかったです!
金城くんのキラキラには参りました(笑)。
映画では終始ヨッパーでしたが、金城くんがやると、汚いオッサンにはならないのが、凄いです(笑)。
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ようやく観ました (micchii)
2007-07-18 13:55:56
トニー来日に水を差して申し訳ないのですが、正直、微妙でした。
決してつまらなくはなく、そこらへんの映画よりはずっと面白いんですが、なんといっても『インファナル・アフェア』組+トニーですから、期待が大きすぎたのかもしれません。

hi-chanもストーリーを3にしていますが、さすがですね。
他の要素はどれも良いと思うんですよ、全ての問題は脚本に。

「悪役トニーに恋人を殺された金城武が、トニーに復讐する。」話だと思っていた人間が文句を言うのもおかしいかもしれませんが(笑)
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>micchiiさん (hi-chan)
2007-07-18 15:23:51
あらー。微妙でしたか。
ストーリーはちょっと分かりにくい(字幕のせいもあるけど)ので、★3つにしました。

>>「悪役トニーに恋人を殺された金城武が、トニーに復讐する。」話だと
それはちょっと酷い(苦笑)。
あ、でも私も見る前は、ポンの恋人は自殺じゃなくて、殺されたという設定なのかと思ってました(笑)。

トニーに会えるのが楽しみで、ワクワクドキドキです。
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すごくお久しぶりです~ (zoecchi)
2007-07-25 17:58:55
なかなかお邪魔できずにすみませーん。

トニーさんの来日からだいぶたってしまいましたが、参加されたようでとっても羨ましいです~。
生のトニーさんはとっても可愛かった(^^)ようですね。
ジャパンプレミアで来れなかったお詫びに舞台挨拶に来てくれるとはなんて律儀なひとなんだ~って思いましたよ。

本文と違う話になってすみません。私も映画だけは絶対に観なくては!と思いはりきって行ってきました。
もうトニーさんは最高でした。でもストーリーのほうには少し疑問が残り、帰ってから香港版のDVDを見直しました。何回か見直してやっと納得がいった感じです。ヘイが背負っていたものは大きかったんでしょうね。とても悲しくなりました。
そういえばトニーさんは何かを背負った役が似合うって聞いてその通りだな~って思いましたが、それを聞いてレスリーを思い出しました。彼もまた何かを背負った役がとても似合う人だったなって。種類は違いますが。
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>zoecchiさん (hi-chan)
2007-07-26 16:20:13
お久しぶりです~~~!お元気でしたか?
トニーはほんとにほんとにステキでしたよ!!!

香港版のDVDを持ってるんですね。私は全部で5回見ましたが(笑)、3回目くらいでやっと納得がいきました。
トニーはどこか影のある役が似合うんですよね。かっこいいわ~。
レスリーもね、そうでしたね。
私は「楽園の瑕」や「ダブルタップ」のレスリーが好きです。やっぱり影がある(笑)。二人とも、ほんとにいい男です。
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