ラウ・チンワン、サイモン・ヤム、ヨーヨー・モン、ルビー・ウォン、ホイ・シウホン、ラム・シュー出演。パトリック・ヤウ監督作品。ジョニー・トウ製作。
香港のある宝石店が中国大陸からやってきた男たちに襲撃された。彼らはシロウト集団だったのだが、逃走中に重火器で武装した別のグループと遭遇し、街の状況は悪化していくのだった。香港警察の特別犯罪チームは、犯罪者たちとの激しい銃撃戦の末、彼らを取り逃がしてしまう。必死の捜査によって犯罪者たちの潜伏先を掴む特別犯罪チームに対して、圧倒的な凶暴さで抵抗する男たち。特別犯罪チームは、香港の街に平和を取り戻すために命賭けの最終決戦に挑むのだった。(amazonレビューより)
98年の作品ですが、11月4日にDVDが発売されました。さっそくDISCASで予約したら、もう来ました(笑)。早い~(苦笑)。
あまり知られてないので借りる人がいないんでしょうね・・・。もしくは購入してしまうかで。来たDVDは盤面が綺麗で光ってました。(普通レンタルで傷がないことなんてマレです)
さて、今回の映画は「ロンゲストナイト」「ヒーロー・ネバー・ダイ」に続くダークトリロジーの最後の1本だそうです。
これらの映画全てに、ラウ・チンワンは主役級で出演しているので、ラウ・チンワン3部作でもありますね。
この映画は「ジョニー・トウ祭り」開催中の「愛すべき映画たち」ではすでにレビューがアップされており、ラストは想像を越えるとの事でした。(詳しいレビューは読んでいません)
前2作のラストを考えると、この映画のラストもだいたい予想ができますが、予想ができるがゆえに、逆にラストはドキドキしてしまいました。いつその時が来るのだろう、と(笑)。
「ロンゲストナイト」は悪徳刑事VSマフィア、「ヒーロー・ネバー・ダイ」は殺し屋VS殺し屋の映画でした。つまり、どちらの映画も主役は世間的、もしくは法的には「善人」ではないわけです。
ところが、この映画は前2作とは赴きが違い、警察VS強盗なわけで、主役は警察でした。つまり世間的に「善人」たちなワケです。まぁ、もちろん、警察の中にもいろんな人がいて、汚職で逮捕されている上司とかも描写してましたが・・・。なんとなく風刺というよりは、それも仕方だないのだ、という感覚で描いているような気がしました。
まず、サイモン・ヤム扮するケン。警察の特捜チームのボスでした。仕事はできるけれど、ちょっとお堅い感じのキャラでしたね。生真面目という感じをかもし出してました。それに加わるラウ・チンワン扮するサム。サムはケンの良きライバルという感じで、やはり仕事は出来ますが、ケンよりもずっと親しみやすいキャラ。ラウ・チンワン自身が本領発揮出来る(と言っていいのか分かりませんが、そんな気がする)コメディ・リリーフ的な感じです。私はこういう役のラウ・チンワン好きですね~。それにじっくり顔を見たら、いい男じゃないの!と思ってしまいました。(今まではそうじゃなかったのか?爆)
ケンとヨーヨー・モン扮するマンディが喫茶店にいる時、サムが車の中からこっそり見ていて、二人の会話を勝手に想像して、しゃべりまくるシーンは大笑いしました。他にもホイ・シウホン扮するベンとサムの会話。ベンの奥さんが三つ子を身ごもった話とと愛人の話で、会話が噛みあってなくて、それもおかしくって(笑)。どう考えてもベンの話し方が悪いと思うんですけど(笑)。
ヨーヨー・モンは今回ヒロイン的な役回りでしたが、「暗線デッドエンド」の時とほぼ同時期もしくは、それより若いはずなのに、そう見えないですねぇ。髪型のせいでしょうか・・・。
ホイ・シウホンは同じく「暗線」シリーズのダメ上司ですが、この映画では仕事出来る人でしたよ。女性関係はダメダメでしたけど(笑)。銃撃戦での撃ち方とか、なかなか正確で凄いなと思いました。
それから忘れちゃいけないラム・シュー。今回は宝石店を襲う強盗の1人でしたが、あっさり捕まって、食事を出してくれたサムにベラベラと自白してました。大陸から来た人で、水害で暮らしに困り、仕方なく強盗を働いたという設定になっていました。
やはり食ってましたね(爆)。その食べ方といったら・・・(苦笑)、食べ物が口の中に入っていて、よくしゃべれるな、という感じでした。
ルビー・ウォンは、「PTU」の時とはまた違ったキャラで、ボスに忠実(ボスが好きなのだと勘違いされるくらい)で、恋する乙女でもあったりして、妙に可愛い。結構声低い人なんだなと思ったりしましたが。
さて、ストーリーについて触れるので、ネタばれありです。
とにかくよく降る雨だな、というのが観ていて思った印象(笑)。香港は雨季でしたか?(笑)。最初は意味があって、降らせているのだと思っていましたが、そのうち、雨降っても強行して撮影してんじゃないのか?とさえ思えました(笑)。
ストーリーは警察VS強盗ですが、強盗は大陸から来た素人としか思えない宝石強盗と、競馬の馬券売り場で、売上を運ぶ車を狙ったプロの強盗の二つがいました。これがラストに繋がっていく伏線でもありますね。
もちろんプロの強盗の方は、マシンガンのような銃器も持っており、警察は捕まえるのに、警戒します。それでもかなりの警察官が殺され、ケンたちのチームの仲間のジミーも首を撃たれて重傷を負ってしまいます。首を撃たれて、命を取り留めたという事に、私はかなり驚きましたが(苦笑)。
この映画はサスペンスですが、ラブな部分もあり、サム、ケン、マンディの三角関係?が描かれていました。あまりはっきり分からなかったのですが、マンディは、ケンを好きなのかと思いきや、実はサムが好きだった、という事でいいんでしょうか?
その強盗たちは、馬券売り場に面しているアパートの一室に侵入し、女・子どもを拉致監禁、強姦、または殺人までしてしまうという、そうとうな悪党。
その後、張り込みなどを続けるうちに、再び彼ら強盗を捕まえるチャンスが巡って来ます。しかし、その頃、サムはマンディと連絡が取れなくなっています。働いている喫茶店にもいない、自宅に電話しても繋がらない。彼女のアパートの反対側は馬券売り場になっている・・・もしや・・・
銃撃戦になることを警戒しつつ、車で追跡しますが、この時、強盗の車も追跡している警察の車もスピードはゆっくりなのに、凄い緊迫感です。こういうシーン大好き!スピードを出すカーチェイスだけが、ハラハラドキドキさせるわけではないですよね。
無事に強盗たちを捕らえ(正確には全員射殺したワケですが)ましたが、彼らの車の中にマンディの持っていたキーケースと同じ物が見つかり、蒼白になるサム。急いで彼女の部屋へ向かいます。手が震えて鍵がうまく刺せないサム。緊張感があります。うわ、この結末最悪じゃん・・・と思っていると、ひっりょこり現われるマンディ。旅行に行っていたの、と言いますが、職場に連絡もせず、旅行に行くなよとツッコミたいですね、ここは(笑)。
事件を無事に解決したケンたちは久しぶりにみんなで飲みに出かけます。車3台で意気揚揚と出かけます。とても楽しそうに。
・・・・・・。観てる方はですね、ラスト10分しかないと時計を確認し、衝撃のラストが待っていると知りながら、ドキドキし、変に緊張してきます(笑)。
最初の宝石強盗がまだ捕まってない・・・。そう、そして予想通り、彼らは宝石強盗を見つけ、追跡します。そして、追い込まれた強盗は銃をぶっ放します。防弾チョッキも着用していない彼らに向かって。
・・・・・・はぁ、皆殺しですか(泣)。強盗2名死亡、警官6名死亡。
やりきれないですねぇ、このラスト。
特に今回は、普通に頑張ってる警察官が全員死亡ですから。救いがありません。
そして、この映画は、ラウ・チンワンがコメディ・リリーフを勤めているだけあって、明るく笑えるシーンがあったりします。ラストの銃撃戦の直前も、みんなで楽しく飲みに行こうとしているわけです。このコントラストが余計に哀しみ、やりきれなさを痛感させます。
「ロンゲストナイト」はただひたすら暗く、笑える映画ではありませんでしたし、「ヒーロー・ネバー・ダイ」もマフィアのボスの仕打ちが酷くて、女たちが犠牲になり、ずっと哀愁もしくは悲壮感が漂っていた映画でしたが、この映画はラストに天国から地獄へ突き落とされます。
警察官って大変な仕事ですよね・・・。この映画観たら、警察官になりたい人がいなくなるんじゃないかと(苦笑)、余計な心配をしてみたりして。
ところで、全員死亡と書きましたが、ラストにジミーはいませんでしたよね?首撃たれてそんなにすぐ退院できないだろうし。って事はジミーは生き残ったわけですね。首撃たれたんだから、真っ先に死にそうなのに、生き残る。運命ってそういう物なんでしょうか・・・.。
香港のある宝石店が中国大陸からやってきた男たちに襲撃された。彼らはシロウト集団だったのだが、逃走中に重火器で武装した別のグループと遭遇し、街の状況は悪化していくのだった。香港警察の特別犯罪チームは、犯罪者たちとの激しい銃撃戦の末、彼らを取り逃がしてしまう。必死の捜査によって犯罪者たちの潜伏先を掴む特別犯罪チームに対して、圧倒的な凶暴さで抵抗する男たち。特別犯罪チームは、香港の街に平和を取り戻すために命賭けの最終決戦に挑むのだった。(amazonレビューより)
98年の作品ですが、11月4日にDVDが発売されました。さっそくDISCASで予約したら、もう来ました(笑)。早い~(苦笑)。
あまり知られてないので借りる人がいないんでしょうね・・・。もしくは購入してしまうかで。来たDVDは盤面が綺麗で光ってました。(普通レンタルで傷がないことなんてマレです)
さて、今回の映画は「ロンゲストナイト」「ヒーロー・ネバー・ダイ」に続くダークトリロジーの最後の1本だそうです。
これらの映画全てに、ラウ・チンワンは主役級で出演しているので、ラウ・チンワン3部作でもありますね。
この映画は「ジョニー・トウ祭り」開催中の「愛すべき映画たち」ではすでにレビューがアップされており、ラストは想像を越えるとの事でした。(詳しいレビューは読んでいません)
前2作のラストを考えると、この映画のラストもだいたい予想ができますが、予想ができるがゆえに、逆にラストはドキドキしてしまいました。いつその時が来るのだろう、と(笑)。
「ロンゲストナイト」は悪徳刑事VSマフィア、「ヒーロー・ネバー・ダイ」は殺し屋VS殺し屋の映画でした。つまり、どちらの映画も主役は世間的、もしくは法的には「善人」ではないわけです。
ところが、この映画は前2作とは赴きが違い、警察VS強盗なわけで、主役は警察でした。つまり世間的に「善人」たちなワケです。まぁ、もちろん、警察の中にもいろんな人がいて、汚職で逮捕されている上司とかも描写してましたが・・・。なんとなく風刺というよりは、それも仕方だないのだ、という感覚で描いているような気がしました。
まず、サイモン・ヤム扮するケン。警察の特捜チームのボスでした。仕事はできるけれど、ちょっとお堅い感じのキャラでしたね。生真面目という感じをかもし出してました。それに加わるラウ・チンワン扮するサム。サムはケンの良きライバルという感じで、やはり仕事は出来ますが、ケンよりもずっと親しみやすいキャラ。ラウ・チンワン自身が本領発揮出来る(と言っていいのか分かりませんが、そんな気がする)コメディ・リリーフ的な感じです。私はこういう役のラウ・チンワン好きですね~。それにじっくり顔を見たら、いい男じゃないの!と思ってしまいました。(今まではそうじゃなかったのか?爆)
ケンとヨーヨー・モン扮するマンディが喫茶店にいる時、サムが車の中からこっそり見ていて、二人の会話を勝手に想像して、しゃべりまくるシーンは大笑いしました。他にもホイ・シウホン扮するベンとサムの会話。ベンの奥さんが三つ子を身ごもった話とと愛人の話で、会話が噛みあってなくて、それもおかしくって(笑)。どう考えてもベンの話し方が悪いと思うんですけど(笑)。
ヨーヨー・モンは今回ヒロイン的な役回りでしたが、「暗線デッドエンド」の時とほぼ同時期もしくは、それより若いはずなのに、そう見えないですねぇ。髪型のせいでしょうか・・・。
ホイ・シウホンは同じく「暗線」シリーズのダメ上司ですが、この映画では仕事出来る人でしたよ。女性関係はダメダメでしたけど(笑)。銃撃戦での撃ち方とか、なかなか正確で凄いなと思いました。
それから忘れちゃいけないラム・シュー。今回は宝石店を襲う強盗の1人でしたが、あっさり捕まって、食事を出してくれたサムにベラベラと自白してました。大陸から来た人で、水害で暮らしに困り、仕方なく強盗を働いたという設定になっていました。
やはり食ってましたね(爆)。その食べ方といったら・・・(苦笑)、食べ物が口の中に入っていて、よくしゃべれるな、という感じでした。
ルビー・ウォンは、「PTU」の時とはまた違ったキャラで、ボスに忠実(ボスが好きなのだと勘違いされるくらい)で、恋する乙女でもあったりして、妙に可愛い。結構声低い人なんだなと思ったりしましたが。
さて、ストーリーについて触れるので、ネタばれありです。
とにかくよく降る雨だな、というのが観ていて思った印象(笑)。香港は雨季でしたか?(笑)。最初は意味があって、降らせているのだと思っていましたが、そのうち、雨降っても強行して撮影してんじゃないのか?とさえ思えました(笑)。
ストーリーは警察VS強盗ですが、強盗は大陸から来た素人としか思えない宝石強盗と、競馬の馬券売り場で、売上を運ぶ車を狙ったプロの強盗の二つがいました。これがラストに繋がっていく伏線でもありますね。
もちろんプロの強盗の方は、マシンガンのような銃器も持っており、警察は捕まえるのに、警戒します。それでもかなりの警察官が殺され、ケンたちのチームの仲間のジミーも首を撃たれて重傷を負ってしまいます。首を撃たれて、命を取り留めたという事に、私はかなり驚きましたが(苦笑)。
この映画はサスペンスですが、ラブな部分もあり、サム、ケン、マンディの三角関係?が描かれていました。あまりはっきり分からなかったのですが、マンディは、ケンを好きなのかと思いきや、実はサムが好きだった、という事でいいんでしょうか?
その強盗たちは、馬券売り場に面しているアパートの一室に侵入し、女・子どもを拉致監禁、強姦、または殺人までしてしまうという、そうとうな悪党。
その後、張り込みなどを続けるうちに、再び彼ら強盗を捕まえるチャンスが巡って来ます。しかし、その頃、サムはマンディと連絡が取れなくなっています。働いている喫茶店にもいない、自宅に電話しても繋がらない。彼女のアパートの反対側は馬券売り場になっている・・・もしや・・・
銃撃戦になることを警戒しつつ、車で追跡しますが、この時、強盗の車も追跡している警察の車もスピードはゆっくりなのに、凄い緊迫感です。こういうシーン大好き!スピードを出すカーチェイスだけが、ハラハラドキドキさせるわけではないですよね。
無事に強盗たちを捕らえ(正確には全員射殺したワケですが)ましたが、彼らの車の中にマンディの持っていたキーケースと同じ物が見つかり、蒼白になるサム。急いで彼女の部屋へ向かいます。手が震えて鍵がうまく刺せないサム。緊張感があります。うわ、この結末最悪じゃん・・・と思っていると、ひっりょこり現われるマンディ。旅行に行っていたの、と言いますが、職場に連絡もせず、旅行に行くなよとツッコミたいですね、ここは(笑)。
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最初の宝石強盗がまだ捕まってない・・・。そう、そして予想通り、彼らは宝石強盗を見つけ、追跡します。そして、追い込まれた強盗は銃をぶっ放します。防弾チョッキも着用していない彼らに向かって。
・・・・・・はぁ、皆殺しですか(泣)。強盗2名死亡、警官6名死亡。
やりきれないですねぇ、このラスト。
特に今回は、普通に頑張ってる警察官が全員死亡ですから。救いがありません。
そして、この映画は、ラウ・チンワンがコメディ・リリーフを勤めているだけあって、明るく笑えるシーンがあったりします。ラストの銃撃戦の直前も、みんなで楽しく飲みに行こうとしているわけです。このコントラストが余計に哀しみ、やりきれなさを痛感させます。
「ロンゲストナイト」はただひたすら暗く、笑える映画ではありませんでしたし、「ヒーロー・ネバー・ダイ」もマフィアのボスの仕打ちが酷くて、女たちが犠牲になり、ずっと哀愁もしくは悲壮感が漂っていた映画でしたが、この映画はラストに天国から地獄へ突き落とされます。
警察官って大変な仕事ですよね・・・。この映画観たら、警察官になりたい人がいなくなるんじゃないかと(苦笑)、余計な心配をしてみたりして。
ところで、全員死亡と書きましたが、ラストにジミーはいませんでしたよね?首撃たれてそんなにすぐ退院できないだろうし。って事はジミーは生き残ったわけですね。首撃たれたんだから、真っ先に死にそうなのに、生き残る。運命ってそういう物なんでしょうか・・・.。
“衝撃のラスト”を予告したのは、心構えができてしまって失敗でしたね^^;
ケンとマンディの会話をサムが勝手に想像するシーンは自分も爆笑でした。
ベンの説明も下手すぎですよね(笑)
サムの手が震えて鍵が刺せないシーンは良かったですね~、あとカーチェイスも!
この映画、おっしゃるように、残りの2本と違って、明るい部分もたくさんあって、明と暗の対比が素晴らしいと思うんですよ。
みんなで飲みに行くシーンの途中で、こっちはケンとサムがどんなやりとりをするんだろうなんて想像しているわけですよ。
サムはこう切り出すだろうなぁとか、ケンは財布のことについてこう話すだろうなぁとか。
でも、そんなことを全て吹き飛ばす突然の事態。しかも、本人たちは強盗犯が武装しているなんて露ほども思っていないわけで、軽く片付けた後の飲みのことを考えていたり、メイシーはジミーに書いた手紙のことを考えているかもしれませんし。
そして、ジョン・ウーの映画には“弾ぎれ”は存在しませんが、警官だろうが弾がきれれば無残にも殺されるしかないわけで、ケンが犯人に向けた銃の弾がきれていた瞬間の描写は見事でした。
さらに、マンディがこの後どういう思いで生きていくんだろうとか、一報を聞いたジミーが署にかけつけると、そこにはメイシーの手紙があり、それを読んだジミーが、これまでの軽い人間からどう変化していくんだろうとか、“その後”まで考えさせ、ほんとに凄いと思います。
この映画、確かにラストに救いはありませんが、ジョニ-・トーFとジョニー・トーAが両方存在していて、むちゃくちゃ好きです。
>“衝撃のラスト”を予告したのは、心構えができてしまって失敗でしたね^^;
いや、そうでもないですよ。
どちらにしろ、宝石強盗が捕まってないのは、引っかかっていましたし、知らなくても嫌な予感はしたと思います(笑)。
>本人たちは強盗犯が武装しているなんて露ほども思っていないわけで
まさにそうでしたね。でも映画の中ではちゃんと伏線が張られてましたね。九龍警察だったか、襲われて銃を奪われてたという報道?もしくは警察に連絡が入っていたような。
奪ったのは、彼らという事でいいんですよね。あんまりはっきりは覚えてないんですけど、頭の片隅に残ってました。
>一報を聞いたジミーが署にかけつけると、そこにはメイシーの手紙があり、それを読んだジミーが、これまでの軽い人間からどう変化していくんだろうとか
凄い!そこまでは考えませんでした。さすがmicchiiさん、この映画への愛情を感じます!
しかし、せつないですね・・・
マンディもキツイでしょうね・・・
ジョン・ウーの映画って弾切れはないんですか?そりゃある意味凄いです(笑)
ジョン・ウーの映画で弾切れしない理由・・・「いつも最後の一発は残す。敵のためか自分のためだ」と、チョウ・ユンファ兄貴が「狼/男たちの挽歌・最終章」の中で言ってました。一発どころじゃない、とは思いますが・・・(苦)
一発、といえば、どうでもいいことなんですが、「ワイルド・ブリット」でトニーさん達がベトコンゲリラに捕まった時、サイモン・ヤムがかっこよく助けに来てくれましたが、その時のトニーさん、ゲリラの親分の頭に一発ぶち込んで、あと、カチカチカチ・・・あれって、弾切れ?(というか、あの拳銃、弾は1発しか入ってなかったの?ジョン・ウーなのに・・・)
もっともあのカチカチ・・は、「かわいいジャッキーにひどい事しやがって~」と、トニーのぶち切れを表現する手段だったのかも。
(すみません、横入りしてしまいました。気を悪くしないで下さいね・・・)
>」「いつも最後の一発は残す。敵のためか自分のためだ」と、チョウ・ユンファ兄貴が「狼/男たちの挽歌・最終章」の中で言ってました。
シブいですね~さすが。チョウ・ユンファ。
「男たちの挽歌」シリーズはいつか観なくちゃと思いつつ、まだ未見です。
「ワイルド・ブリッド」のカチカチのシーン、あんまり覚えてませんねぇ。銃をぶっ放した事は覚えてますが・・・
見直したいとは思いつつ、ジョン・ウー監督作品は観ると疲れるので(苦笑)、元気な時しか観れません。長いし~~
サイモン・ヤムは、「ワイルド・ブリッド」で初めて観たので(確か)、単に「いい男だな~演技上手いな~」という認識でした。こんなに有名な人だったとは(笑)。
ちゃんと伏線張られてましたね。はっきりとは覚えてませんが、メンバーたちが現場にかけつけたような・・・。
そして、誰かが「きっとあの3人組(凶悪犯の方)だ」みたいな台詞をさりげなく言ってましたね。
細かいことを気にしない香港映画にしては、きちんと辻褄が合ってましたね(笑)
>せーこさん
いつもブログを読んでいただいているみたいで、ありがとうございます!
『男たちの挽歌』は第1作しか観ていませんが、兄貴そんな痺れること言ってましたか!
となると、「弾切れ」という言い方はちょっと不正確ですね、一回の装填でそんなに弾入らないだろ!とつっこまないといけませんね(笑)
すっかり忘れていましたが、言われてみれば、『ワイルド・ブリット』、確かに弾切れてました!
「男たちの挽歌」の1と2は、ユンファの映画というよりは、ティ・ロンとレスリー兄弟の愛憎(それはそれでよかった)が主に描かれていて、とにかくレスリーの可愛さに男性陣メロメロ・・・という印象でした。私はその後、しばらく置いて3を観たのですが、3で初めて「ユンファってなんてかっこいいんだ!」と思いました。だって、トニーさんやアンディさんと一緒に出てる時のユンファって、あんまりかっこよくなかったんですもん。(例):「地下情」「ハード・ボイルド」「ゴッド・ギャンブラー」・・・(苦)
でもね、でもですよ、ユンファ兄貴は、「自分が香港を去った後、香港映画を支えていけるのは、トニーやアンディだ、彼らにはいいイメージの役を与えてスターとして育てにゃならん」と思ってのことだったとか・・・(泣)。
で、「最後の一発は・・・」の台詞ですが、実は映画の最後の方でもう一度出てくるのですが、泣きました~。
すみません、また「デッドポイント」とは関係なくて。
私は観終わった後、この邦題を疑いました(笑)
チョウ・ユンファは映画が始まって30分経っても出て来ないし、誰が追い詰められたのか、誰の殺意なのか理解できませんでした(苦笑)
チョウ・ユンファとトニーのラストの病室のシーンはいいシーンだなと思いましたけど、この映画でのチョウ・ユンファは、かっこいいというのとは、ちょっと違いましたね(^^;
なるほど、ユンファ兄貴はそんな事を言っていたんですか<トニーとアンディにいいイメージの役を~
二人とも、素晴らしい俳優になって良かった良かった。
私はトニーに今までのイメージを覆すような悪役、でも凄く魅力的な悪役をやって欲しいです。
でも無理そうだな…(苦笑)
で、私もこの映画とは関係ないコメントになりました(笑)
私も「地下情」、結局最後まで???状態で観ましたが、でも、この頃のトニーさん(もちろん今もですが)って、なんてきれいな顔してるんだろう・・・私にはそれだけで充分で、今も時々こっそり出しては見とれてたりして(危ないかも)。
トニーさんは、どんなに悪役(ロンゲストNみたいな)やっても、哀愁漂ってたり、詩的でさえあったり。「ブエノスアイレス」の時でも、純粋に人を愛するってこういう事なのかなあ、って。本当に素敵な俳優さんですよね!
それと、ご存知かもしれませんが、「地下情」で殺された女性歌手(ほんとに、犯人誰だったんだろ)、「インファ」のオーディオ屋でラウとヤンが並んで聴いてた「あの歌」を歌ってた人です。いい声でしたよね~。(それから、「男たちの挽歌」1、2ときたから、つい3と書いてしまったんですが、観たのは「・・最終章」です。「3」はまた別にあるみたいで、そちらは微妙、みたいです)。
こういう話、誰にも話せなくていつも寂しい思いをしてたので、お話できて嬉しかったです。またお邪魔させて下さいね!
TVドラマ時代のトニーも観てみたいです。(できれば日本語字幕付きで)
>トニーさんは、どんなに悪役(ロンゲストNみたいな)やっても、哀愁漂ってたり、詩的でさえあったり。
そうそう。哀愁漂っちゃう。あれは消せといってもダメかもしれませんね(笑)それが観ていてせつなくさせるんですけど。
>「地下情」で殺された女性歌手(ほんとに、犯人誰だったんだろ)、「インファ」のオーディオ屋でラウとヤンが並んで聴いてた「あの歌」を歌ってた人です。
え~~~知りませんでした。あの歌大好きですよ~
いい歌ですよね。香港では50年くらい前から歌われているってアンディがインタビューか何かで言ってましたね。
そうなんですか~…教えてくれてありがとうございます。
また「地下情」も見直してみようかな。新しい発見が…ないかもしれないけど(笑)
私もトニーに関してはファンサイトのBBSとかには一切参加してないので、ブログで知り合ったトニーファンの方以外とは、トニーの話しや香港映画の話をしてないんですよ。
なので、こうやってコメントしてくれる方がいるのは、とても嬉しいです!
またいつでもコメントして下さいね。いろいろ教えて下さい
最初にやられると思いきや。わかりやすいプレイボーイでした。
オチに関しては、ひとりくらい、残って欲しかったなぁって思いました。
ホイさんとか。
ヨーヨーさんは、いっつも幸せになれない・・・。