最近、
母の認知症が
少しずつ、少しずつ進行していることを
実感する日々です。
朝起きる「ずく」が無くなってきました。
ようやく起きたかと思うと
着替えがうまくいきません。
忘れてしまうんですねえ。
起きて、
着替えようとパジャマのズボンを脱いだのに・・・・
脱いだ後、次に何をすればいいかがわからなくなって
結局、また寝てしまう・・・・
そんなことが続いたので、
着替えの時には
付いていなければならなくなりました。
以前も、パジャマの上にズボンをはいてしまったり
声をかけないと、洋服のまま寝てしまったり
そんなことはよくありましたが
そのことを指摘すると
「あれあれ、そうだった・・・」と言って
「馬鹿になっちゃったなあ・・・」と、切ながりながら
やり直していましたのに
今はもう、そういう自分を切ながることも
少なくなってきました。
ベッドの脇に私も座って
「次はこれ」
「次はこれね。」と、
身につける衣類を渡します。
それでも、セーターを「穿いたり」
ズボンを「着たり」しないだけ、
まだ良いのでしょうか?
(認知症が進行するとそういう姿が現れるのかなあ・・・)
トイレのほうは今のところ
それほど失敗なく自分で行ってくれて、
家にいるときは
一日に2回程度リハパンを替えてあげれば済むので
(時々、お~い、お~い、と呼んで
自分で失敗したことを知らせてくれます。)
その点は助かっていますが
それができなくなった後の介護は
大変になっていくのかなあ・・・、
と覚悟はしています。
それでも、波がありますから
気候が温かくなったら落ち着いて
また、
元のようにできるのかもしれません。
(と、期待もしてしまいます。)
認知症の症状や進行って
きっと、人それぞれで
テレビや新聞などで話されたり書かれたりしていることが
すべてに当てはまるわけではないし
悲観的に考えることも、大げさにとらえることもないように思います。
子供の成長が
周りの社会的環境と人的環境で違ってくるように
きっと、認知症の進行も同じように、
周りの環境によって違うのではないか、と思っています。