2011 3.11 3.12 ～予定変更

（つづき）
一旦改札を出て、在来線の電車に乗って岡山駅に戻ります。

元々、岡山駅に戻るのは在来線を使う予定で、
この後はホームに戻って100系を見る予定にしていました。
しかし、この状態では定刻通りに発車も出来ないし、
それに一番の問題は、家まで帰る予讃線が止まったら困るので、
予定を変更して早めに帰ることにしました。

ケータイで見た情報では主に津波警報が出ているのは太平洋側で、
瀬戸内海側は津波注意報になっていました。
私はこの時、あの日の事を思い出していました。

それは500系のぞみラストランの日の事です。
あの日もチリ大地震で愛媛県には津波注意報が出ていました。
四国の鉄道は大半が海岸の沿線を走っている為、
殆どの路線は運転見合わせになっている中、
予讃線だけが動いていたのを思い出していました。
でも、今回は津波の条件が違います。
震源は遠い他国ではなく、日本国内です。
南海地震でも津波は到達しにくいと言われてますが、
今回はどうかわかりません。

岡山駅に戻ってきて、新幹線のホームを見上げると、
新倉敷駅で見た500系V2編成が停車していました。
遅れながらも、岡山駅までやってきたようです。
こういう時に一番早いのは「こだま」なので、
この先も線路が空き次第、進んで行くのでしょう。

乗り換えと運行状況を確認する為に、電光掲示板のある所までやってきました。
そこにはテレビがあって、そこで津波の映像をまともに見ました。
それは現実とは思えない映像でした。

こんな事が現実に起こっているのかと驚愕した後、
まずは予讃線の運行状況を確認しました。
瀬戸大橋線も含め、何とか運行しているようなので、
とにかく快速マリンライナーに乗って帰ります。
（つづく）