地域そのほか速

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「業界のアップル」を目指すために必要なこと

2015-03-25 17:16:21 | 産業・経済

 「業界のアップル」を目指すために必要なこと


 世界時価総額ランキングでアップルが2位を大きく引き離し1位に「業界のアップル」を目指すために必要なこと2015年2月の世界時価総額ランキングでは、1位はアップル・7,482億ドル(89兆7,840億円、120.03円/ドル換算)、2位グーグル・3,829億ドル(45兆9,594億円)、3位エクソン・モービル・3,714億ドル(44兆5,791億円)、4位マイクロソフト・3,597億ドル(43兆1,747億円)、5位バークシャー・ハサウェイ・3,539億ドル(42兆4,786億円)でした。日本では、トヨタ自動車・2,129億ドル(25兆5,543億円)がようやく23位にランクインしています。

 アップル創業者の、スティーブ・ジョブズが亡くなった2011年10月のアップルの株価は52ドルでしたが、直近の3月23日は127ドルまで上昇し、時価総額は2位のグーグルを大きく引き離し、前人未到の90兆円に到達する勢いを示しています。


スティーブ復帰後にサクセスストーリーが始まったアップル

 忘れてならないのは1985年、スティーブは自らが招聘(しょうへい)した経営者から解任される屈辱を受けました。そして19年前の1996年、アップルは瀕死の状態でした。同年、スティーブが復帰してから、時価総額90兆円へのサクセスストーリーが始まったといっても過言ではありません。


 この原動力はいったい何なのかと考えていたとき、興味深い映像を観ました。2007年、スティーブとマイクロソフト代表ビル・ゲイツの対談です。その中でスティーブは、「当時、ポータブル・ミュージックの市場は偉大な日本のコンシューマー・エレクトロニクスの会社が支配していました。ただ、彼らは適切なソフトウェアを作れず、ハードにインプリ(実装)できませんでした。iPodもMacもきれいなボックスに入っていますが本質はソフトウェアです」と、アップル復活の起爆剤となったiPodの開発秘話について語っています。


 スティーブ亡き後は、いわゆる彼の遺産であるiPhone、iPadなどのマイナーチェンジでしのぎながらも、「画期的な新製品を出せずに失速していく」と見る識者が少なくなく、「おごるリンゴは久しからず」と揶揄されていました。ところが、身につける「ウェアラブル端末」にアップルが乗り出し、時計型端末「アップルウォッチ」がいよいよ4月24日に販売開始になります。ソニーやサムソンなどがすでに時計型端末を上市していますが、消費者はアップルウォッチが出るまで静観、あるいは見極めたいとして買い控えていた向きが多いようです。…



3月のユーロ圏総合PMI速報値は54.1、11年5月以来の高水準

2015-03-24 19:37:25 | 産業・経済

3月のユーロ圏総合PMI速報値は54.1、11年5月以来の高水準 

 [ロンドン 24日 ロイター] – マークイットが発表した3月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値は、総合指数が54.1となり、市場予想の53.6を上回り、2011年5月以来の高水準となった。


 マークイットの首席エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「成長基調にあったところに量的緩和(国債買い入れ)も押し上げ要因となった。消費者は価格低下の恩恵も受けている」と述べた。


 景気拡大と悪化の分かれ目となる50を上回ったのは21カ月連続。マークイットによると今回の調査から第1・四半期の成長率は0.3%と見込まれる。


 価格指数は49.0と前月の47.9から上昇して8カ月ぶり高水準となったが、3年にわたり50の水準を下回っている。


 サービス部門PMI速報値は54.3と3年10カ月ぶり高水準、予想は53.9だった。


 製造業PMI速報値は51.9と10カ月ぶり高水準、予想は51.5だった。


 製造業生産指数は10カ月ぶり高水準の53.5。前月は52.1だった。


 新規受注がPMIを押し上げた。特にサービス業の新規受注指数は54.6と2011年半ば以来の高水準となった。


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[後場の寄り付き概況]日経平均は59円安で後場スタート、金融セクターなどが利食いに押される

2015-03-24 13:24:20 | 産業・経済

 [後場の寄り付き概況]日経平均は59円安で後場スタート、金融セクターなどが利食いに押される


 [日経平均株価・TOPIX(表)]
 
 日経平均;19695.19;-59.17TOPIX;1584.07;-8.18
 
 [後場寄り付き概況]
 
  日経平均は前引け値から下げ幅を広げ、19700円を割り込んで始まっている。ランチタイムの225先物は19610-19630円辺りでのこう着が続いており、現物の後場スタート時には19600円をつけている。昼のバスケットは小幅に売り越しとの観測。もっとも、前引け段階でTOPIXは小幅に下げていたこともあり、後場は日銀のETF買い入れが意識されやすい。セクターでは鉱業、医薬品、石油石炭、非鉄、ゴム製品がしっかり。一方で、その他金融、海運、その他製品、保険、銀行、証券などは利食いに押される格好。個別では昼休み中に配当増額修正を発表した東映アニメ<4816>が一段高。エーザイ<4523>は引き続き高値圏での推移に。
 《KO》



[新興市場スナップショット]ミクシィ—4日続伸、一時約3ヶ月ぶりに5000円台を回復

2015-03-24 13:23:51 | 産業・経済

 [新興市場スナップショット]ミクシィ—4日続伸、一時約3ヶ月ぶりに5000円台を回復


 *12:34JST <2121> ミクシィ 4955 +225
 反発。一時5040円まで上昇し、取引時間中としては昨年12月22日以来約3ヶ月ぶりに節目の5000円台を回復した。高値圏で推移している銘柄に利益確定売りが出やすい一方、同社は1月26日に付けた3875円を底値に調整一巡感も意識されていたことから、物色を集めているようだ。
 《HK》



[FT]「フーシ派」台頭、内戦に追い込まれるイエメン

2015-03-24 11:51:50 | 産業・経済

 [FT]「フーシ派」台頭、内戦に追い込まれるイエメン


 

  全面的な内戦の様相が濃くなるイエメンでは22日、イスラム教シーア派の反政府組織「フーシ派」が、同国第3の都市タイズを制圧した。その前に、ハディ暫定大統領を支持する勢力に対して「総動員体制」を宣言していた。


  フーシ派の戦闘員は首都サヌアと南部の港町アデンを結ぶ戦略上の要衝の地に勢力を拡大。アデンでは、包囲されたハディ氏が政府の樹立を模索している。


 けが人を運ぶ反フーシ派の抗議デモ参加者。フーシ派戦闘員と衝突した(22日、イエメン南西部タイズ)=ロイター


 


  先週末、シーア派系ザイド派(フーシ派はこのザイド派の流れをくむ)が多数集まるサヌアのモスクで複数の自爆テロが起き、少なくとも137人が死亡すると、緊張が高まった。


  「異なる宗派のモスクがテロの標的になったことは、治安がのっぴきならない段階にまで悪化したことの証しだ」。国連特使のベノマール事務総長特別顧問はそう語る。


  先週には、フーシ派と連携するサレハ元大統領を支持する武装勢力が、アデンとその近郊の軍事拠点ラハジでハディ氏派の軍隊と交戦した。


  ハディ氏と連携する民兵組織がラハジの軍事基地を急襲した直後、米軍は治安上の懸念を理由にラハジから撤退している。


  この事態を受け、フーシ派はハディ氏が身元確認を行わずに民兵を組織していると主張して、南部に攻勢を仕掛けた。フーシ派は、ハディ氏のこうした措置が、テロリスト集団アルカイダの分派「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」に南部を掌握させる恐れがあると語っている。フーシ派の主張によると、ハディ氏の支援を受けてラハジの襲撃に参加した戦闘員の多くが(スンニ派の過激派組織である)AQAPのメンバーだったという。


 


 ■誰が誰と戦っているのか?


  2012年以来、大統領を務めてきたハディ氏は、アデンを暫定首都に定め、南部の分離独立派や反フーシ派の部族、スンニ派のイスラム教徒からなる2万人の民兵集団を組織し、少数ながら依然として同氏を支持する軍隊に拡大しようとしている。


  ハディ氏の狙いは、サヌアの奪回にある。首都サヌアは去年9月、フーシ派と各部族の民兵、長年大統領を務めたサレハ氏を支持する武装勢力からなる連合勢力が制圧した。


  もともとフーシ派は、イランの国教「十二イマーム派」とは異なるシーア派の分派、ザイド派の復興運動であったが、2004~10年まで6度にわたったサヌアの政府軍との内戦中に、イエメンでも屈指の武装集団に変身した。11年、フーシ派は、サレハ政権内部の各派間の内戦で生じた治安の空白に乗じて、イエメン北部の高地地帯にあるサーダを支配して勢力拠点とし、13年に支配地域を越えて進攻を開始した。