hazar  言の葉の林を抜けて、有明の道  風の音

細々と書きためたまま放置していた散文を、少しずつ書き上げ、楽しみにしてくれていた母に届けたい

方舟  (2)   (承前)

2014年11月11日 | 散文詩
月の 中に 掬(すく)われ


探していた わけ では ない が、  氷山の 下を 触り ながら 潜(くぐ)り 抜け、 顔だけ 出して
海の 中へ 浮かんでいる と、  とても 大きい、  信じられない くらい 大きい  氷山 が
進んで 来る のが 見えた   思っていた ところ より ずっと 上に  天辺(てっぺん)が
あった  ので   雲が ない のに  月が 隠れ なければ   気づかない ところ だった
疵(きず) だらけ で  ずっと 漂っていた に 違い なかった   小さな 氷山の 群れに
突っ込んで、  ゆっくり に なる  のを 待って  触って みて  隅の ほうへ 攀(よ)じ 登った
坐(すわ)って 海面を 見 下ろした  途端    途方も なく  分厚く 氷が 張っている が
舟 だ と 感ぜられた   じっと 見ている と  そこ だけ  氷が 澄んでいき
木目が 浮かんできた   上へ 辿(たど)って  横へ 動き、 下に 降り、 また 横へ
戻る  途中で、  窓  という 言葉 が  軋(きし)む ような  音と ともに  胸に  開いた
それは 何か を どっと 押し 流していった   抑える  間も なく


海面が 近づいて 来る   息が できない   頭が 内側へ 押し 潰(つぶ)される   誰か
励ます  一緒に 苦しむ  遠い 息吹 と 汐(うしお) に しがみ つき、 ただ ついて いった
狭 過ぎる 氷の 孔(あな) から   小さ 過ぎる 氷の 骨を 通って    躍(おど)り 出た

身体(からだ) 中 に  灼(や)け 悴(かじか)んだ ような  氷の 矢が あって
内 から 肌を 刺す   Y は 三つ の 力   解き 放たれた 矢   往(ゆ)かねば
どこ までも    X は 三つ の 力 を 留(とど)める 力   蹲(うずくま)る
四つ 足   二つ の 手 を 広げ、 二つ の 足 で 立つ   人の 兆(きざ)し
二つ の 眼差(まなざ)し が 一つ に 交わり  逆さに 映り  還(かえ)る   右 は 左 へ
左 は 右 へ   上 は 下   前 は 後ろ   廻(まわ)る  進む  還(かえ)る
X が 二つ 重なると  留(とど)まり  更に 内に 深く 退(しりぞ)いて  生み 出す
力を  秘める   X に Y を  重ねる と  それは 重ならず  矢は 身を 二つ に
割り 裂いて 放たれ、  どこ までも 進む  往(ゆ)く   いづこ へ か  還(かえ)る まで
私たちは 光 の 子    どこ までも  重なって  闇に 映る  翳(かげ)を 纏(まと)い
いつ しか 僅(わず)かな 重さ と 空間 を 持った  X と Y    初めの 同じ 一つ の
X の 上に 重なっている   それは 氷晶、 光 だった 時 と 同じように 重なっていて
見えない  もう 光 では ない から  どちらか 一つ しか 重なれぬ   私たちは
皆  往(ゆ)き、 留(とど)まり、 還(かえ)る   独り ずつ  皆


気が つくと、 いつ までも、 鎖(とざ)された 窓を 叩いていた   耳を  圧しつけると
耳 朶(たぶ)の 藤壺(フジツボ)や 垂氷(たるひ)が、 からから と 鳴って 砕け 落ちていった
中に 居た としても 生きている だろうか   このように 密閉され、 空気は どうなる のか
周りを 廻(まわ)って みても、 底を 触り ながら 横切っても、 どこ にも 入り口は なく
どんな 隙間(すきま)も なかった


息が できず、  胸が 千切れ、 泣き 喚(わめ)き、 それで 少し  具合が よく なって きた
足は ふやけ 皺(しわ)だらけで  ぶるぶる 震え  立てない   孔(あな) から  内 に
出る  時   締(し)めつける 氷の 肋(あばら)に 囚われて  一瞬 宙吊り に なり
それを 割った 時   魚の 仮面も 一緒に 砕け 散り   人の 姿に  戻った
震える 拳を  もう 失くす まい と   握り 締め  引き 寄せて   永(なが)い こと   眠った
月 の 夢 の 中   海 の 記憶 の 中   すべて の 底 の  氷晶 の   鏡 の 中 で


入れない 窓の 下に 出っ張りが あって、 坐(すわ)るのに ちょうど よかった   結局
これが 墜(お)ちた 窓 とは 限らない   そこに 坐(すわ)って、 揺れ ながら   南の
海 で 採(と)ってきた 貝を 食べた   捨てた 貝殻が、 水の上に 点々と 落ちて
持ち主の いない  草履(ぞうり) の ように 散らばった

大きな 貝 ばかり 集め、 互い 違い に なる よう 投げ 捨てて いった   やがて 雲が 切れて
光が 差し込み、 あまりにも 明るく なった ので、 漸(ようや)く 朝に なった ことが わかった
眩(まぶ)しく  瞼(まぶた)を 半ば 閉じかけ  波間に 目を 落とすと  貝殻は どれも
光を 一杯に 受け  やがて 来る 人 の 足跡 の ように、 ゆらゆらと 耀(かがや)いていた
暫(しばら)く 前から、 食べた 貝から 伝わって くる 情報が  そこに  光の 文字と なって
湛(たた)えられ、 揺れる 度(たび)に  幽(かす)かな 聲(こえ) を 発して いた   それは
誰か  氷の 小舟に 乗り 漁(すなど)り ながら  方舟(はこぶね) を 追って 来る  者 が いる
と 聴こえた    舟の 角(かど)を 握り 締め  風の 中へ 顔を 突き 出した   水平線を
明るく 縁取り  空に 満ちた  光の 中で  遠く の ほう から  小舟が やって来る
その 人が 来たら  舟が 開く の かも しれない   じっと 待っていたら   顔の 内側で
何かが 融(と)ける  ような  気が して   気づいたら   足が   戻っていた
初めに   泳ぐ  その 人を  見つけた  時の ように、  窓の 縁に 立ち上がって いた


方舟(はこぶね)の 反対側では、 今まで 影も 形も なかった 扉が 開いて
大海鴉(オオウミガラス) が 姿を 現した ところ だった   背後の 暗がりから
いろいろな 聲(こえ)が その名を 呼んで  波のように 騒(ざわ)めいた   ノア  ノア  と
肩に 一番(つが)いの 旅行鳩(リョコウバト) が 止まっており、 かつて 大空を 埋め尽くし
海を 渡って 旅した 祖先が  流れる 雲の 端々に 現れては 消える のを  どこか
松果体 の 底 深くで 追っていた   月が 唄った その 物語が  灰色の 翼を 青々と
染め抜いてゆき  再び 力強く 開かせた   暫(しばら)く 前、 オリーヴ の 葉 を 持ち 帰る
道すがら  月に 頼まれ、 もう 一方が 携え 咥(くわ)えた  白い 花 の 房 を
海に 映る 月影 の 上へ  落とした   それも 別な 物語を 唄い ながら 放れていった
水底より 蘇(よみがえ)る 大地 と 遠ざかり  退き ながら 深く 満ちる 海
廻(めぐ)り  それぞれの 深奥の 背後 より  甦(よみがえ)る 季節の



やがて  力強く 羽搏(はばた)いて 飛び立ち、 日の 沈む 方へ 飛んで行った   次々と
鳥や 獣が、 方舟(はこぶね) の 座礁している 深い 霧に 包まれた 山頂 へと 降り立って
いった   やがて 向う側に 居た 二人も、 揺れの 収まった 方舟(はこぶね) の 上を
廻(まわ)って  陸(おか)に 気づき、 山を 下りていく はず だった   現に、 傍(かたわ)らに
佇(たたず)む 大海鴉(オオウミガラス) には 全く 気づかず に、 舟の 角を 廻(まわ)ってきた
方が  凍りついた 巨大な 森 目指し、 飛び 立った、 白い 背と 暁(あかつき) の ような 翼を
見て  鴇(トキ) と 呟(つぶや)いた   それは 月の 聲(こえ) に 似ていた が、 少し
咳嗄(しわが)れて いた   後ろから 来る 人は、 前の、 軽く ふわふわ した
覚束(おぼつか) ない 足取り と  自分 の 無骨(ぶこつ) に よろめく 足取り が 気になって
目を 上げた だけ だった   聲(こえ)も  眼差(まなざ)しも  失われて は いなかった
手足は ただ、 彼らが 二人 共 生き 残る ことを  不 確定 性 から 守る ため
かつて 水底に 鏡を 遺(のこ)した  月に 預けられていた だけ  だから





一聲(こえ) 高く 啼(な)いて、 枯れ枝に 霧と 氷の びっしり 纏(まと)わりついた 白い 森
の 中へ、 鴇(トキ) は 滑り込んでゆき、 遙(はる)か その下で  二つの 人影が、 互いに
頻(しき)りと 躓(つまづ)く のを 助けよう として、 よろめき ぶつかり 転げる のに
懲(こ)りて、  つかず 離れず、  麓(ふもと)へ 続く 道を  ゆっくりと 辿(たど)っていった





方舟 (はこぶね)

2014年11月01日 | 散文詩
いつから、 人魚に なったか わからない  それも 二人 いる ようで、  足が あって
手の ない 方は どこか 深みへ 泳いで いって しまい、 もう 一人の こと など 忘れている
ようだ   深い 昆布の 森で、 浮き袋の 房の 中へ 指を 広げ、 痺(しび)れる ような
冷たさに 身を 任せている と、 青い 煙が 骨と 皮の 間を 伝わって、 足の いる 方へ
曳(ひ)き 摺(ず)られて いく ような 気が する   ふと  怖くなり  意識の 海面へ

急 浮上 しよう と もがく 時、 いまだ 一人で  手足が 同時に 動き、 窓枠に 掴(つか)まって
身を 乗り出し、 何かを 探して 海に 墜(お)ちた のが 想い出される ことも ある
墜(お)ちる 時、 水 飛沫(しぶき)と 泡の 中で  映像が 身体(からだ)の 中を 通り抜け
月が 一緒に 足を 連れて いって しまった ような 気も する    だが  結局
顔を 出して みると、 全部 忘れている    真っ暗な 天球に  欠ける ことを
止(や)めた ような 月が  皓々(こうこう) と 輝いている



昏(くら)い 昼 と、 暗い 夜 だけ の 永(なが)い 日々  海底 と 海面 の
どちら から も 遠く どちら も 幽(かす)かに しか 見えない、 見えなく も ならない
垂直な 岩場や 昆布の 森に 引っ掛かって 眠って ばかり いた   ある 時 仄(ほの)かに
明るい ような 気が して 夢から 覚め 海面に 上がると、 雲間から 月が 差し込んで いた

濁った 薄闇の 昼には、 厚く 冷たい 雲が どこまでも 途切れ なく 続き、 雨か 雪か
灰の ような ものを 絶え間 なく 落とし 続ける   雪は 水に 落ちると 融けるが
灰は 融けずに 海面に 厚く 溜まる   時々 長く 縒(よ)り 合わさって、 ゆっくりと
渦巻く ように 何本も 垂れてくる   その 間の 重く 冷たい 海中を くねり ながら 泳ぐ と
何か 呟(つぶや)く ような 聲(こえ)が 聴こえる ことも ある

今は、 月明り だけが ゆら ゆらと 海面に 映って、 その上を、 何か 房のような、 白く 小さな
塊(かたま)りが、 流れて来る のが 見えた   近づく 前から、 仄(ほの)かな 馨(かお)りが
辺りを 取り巻いた   月が そのために、 すべての 音と 匂いと 風を 消している のが わかった

植物の 白い 花だった  陸(おか)の  胸の 前まで 来て、 揺れている のを 見つめて いたら
胸の 奥で 卯(う) の 花 と 聴こえた   月影が 波の 上で 煌(きらめ)く ように

もっと 何か 話す かも しれない   掌(たなごころ)で 鳩尾(みぞおち)へ 抱いて 海の 底へ
引き返した のに、 いつの 間にか また 岩場に 逆様に 引っ懸(か)かって 眠ってしまい
目覚めてみると 夢の ように 失くしていた   でも  馨(かお)りは どこ まで も
つき 纏(まと)った   今度は 花に なる のか  それなら 陸(おか)に 行かねば



時折 流れてくる 氷山の 内側に、 小部屋が ある   坐(すわ)って 目を 瞑(つむ)る と
足の いる ところが ぼんやりと 感ぜられてくる   深い 海溝の 底に、 投げ出されている
延ばされた 二本の 足が、 くっきりと 白く 光り、 水圧が 激しい ためか 光景が 揺らめいて
ただで さえ 遠く 失われた 足が、 八本にも 十本にも ぶれて 見える    月は いつか
日輪となり、 天空を 駈(か)け 廻(めぐ)る 日の ために、 足を 集めている のか   それとも

もっと 遙(はる)かで 限りない 輝きから 守って くれている のか    そんな 時は 瞼を
開いて ぼうっと 明るむ 青い 氷の 凝集を 見つめ、 頭が 空っぽに なる のを 待つ   やがて
小部屋の 中には 誰も いなく なる   光が 弱まり、 全体が 蒼昏(あおぐら)い 残像 の ように
闇の 中へ 消えて しまう   ただ 闇の どこかで、 尾鰭(おひれ)が 叩いた 小さな 水面が
いつまでも 揺れている のが 伝わってくる



月明りの 氷山の 天辺(てっぺん)に、 青い 海星(ヒトデ)を 置いてくる 競争   弾丸の ように
赤道を 越えた   大きな 青い 海星(ヒトデ)を 毟(むし)り 採(と)って 一瞬の 後(のち)
いつ 果てる ともない 流氷の 群れの 下を、 光の 筋の  網膜の 染(し)み と なって  通過した

誰と 競争していた のか   見渡す 限りの 氷山に 海星(ヒトデ)を 置いて 戻って来ると
足が 海の底で 十本にも 十一本にも 延び広がり、 ふやけ 皺(しわ)だらけに なった
たくさんの 膝(ひざ)の 窪(くぼ)みの 一つ 一つに、 大きな 眩(まばゆ)い 真珠を 並べて
いた のが、 涙で 膨(ふく)れた 睫(まつげ)の 間から、 氷の 壁に 映って 見えた の だった



輝く 大きな 星を 天辺(てっぺん)に 灯(とも)し、 暗黒の 腕を 広げた あちこちに
小さく 耀(かがや)く 星々を 無数に 纏(まと)った 昆布の 木   目路(めじ)の 届く 限り
ずっと ある   映り、 遷(うつ)り、 繰り 返される ように   近くの 一本の 根元に
小さな 鏡のような 水溜りが あって、 縁に 誰か 坐(すわ)っている   そこから 出て

来た ような 気も し、 上を 見ても 下を 見ても、 下には 上が 映り、 同じ だけ
広がっている   一番 上の 光は、 一番 大きくて 遠い けれど、 それは 光 という より
すべての 光を 集め 曳(ひ)き寄せて 耀(かがや)く 小さな 深い 暗黒で、 重く 上に
向かって 開いている 孔(あな)   その先へ 往(い)った 光は 還(かえ)って来る
ようには 見えない が、 実は また 暗い 枝葉の あちこちで 生まれている   誰かが

話し掛ける   白い 灰の 縒(よ)り 合わさった 螺旋(らせん)   そこから
不思議な 房に なった 白い 花が 咲き出していく   幾つも   空木(ウツギ) の 花 の
蕾(つぼみ)は、 昆布の 浮き袋と 同じ、 夢 や 記憶 の 仄(ほの)かで 爽(さわ)やかな
馨(かお)りが 仕舞われていて、 星の ように 花咲く と 広がって 消える   すると

月の 歌が 聴こえて来る   瞬(またた)き 耀(かがや)く 笑顔に 彩(いろど)られた
懐(なつ)かしい 聲(こえ)   上は 下と 同じ   いつか 遠く 遠く 運ばれて
そこから  墜(お)ちる   すると  初めの 真ん中の 内側に  出る



氷山の 底に ある 小部屋に 入っていく 時、 水面から 小部屋の 方へ 頭だけ 出して
長く 縁へ 掴(つか)まって いると、 掴(つか)まって いた ところに 氷の 鎖骨 の ような
ものが できる   少しずつ 掴(つか)んで 肋(あばら)まで 作った   どうにも ならない
くらい 寒くなった ので、 手を 放し、 南の 海まで 一気に 泳いでいって

鼻から 細かな 泡を 出し ながら  磯巾着(イソギンチャク)に 顔を 突っ込んで
じっと 目を 瞑(つむ)っていた   しゅう しゅう と  身体(からだ) 中に 血が 流れ
気がついて  戻ってみると、 もう その 氷山は どこにも なかった   何でも 失くす
誰かが 要(い)る の だろう


真珠を すべて 振り落として、 海底を 歩き回った   尾鰭(ひれ)が なければ
右を 見ても 左を 見ても、 前が 見えない   躓(つまづ)き 這(は)い 擦(ず)る
真珠を いくら 集めても 違う   月の 光が 見たい   海面まで 上がれば 途中で

息絶える のか   厚い 氷に 鎖(とざ)された 海面に 頭頂を ぶつけて 潰(つぶ)れ
とうとう 前が 見える ように なる か   二つ の 眼(まなこ)の 一つ の 前(さき)
右と 左へ 向かった 視線が 最後に 廻(めぐ)り 逢(あ)う ところ
行き先、 行方(ゆくえ)、 未来   上へ 行かねば    懸命に 足を ばたつかせて

上へ 向かおう と したが、 これまで と 同じで 身体(からだ)が 傾き、 下へ 墜(お)ちた
では、 このまま、 もう 起きまい   目を 鎖(とざ)すと、 昏(くら)い 薄闇の 奥から
右でも 左でも ない、 上でも 下でも ない、 前か 後ろ かも 知れない、 どこか 内奥から
何かが 鼻先に 漂って来た    花の 馨(かお)りが    海の 底で    消えてゆく

眼(まなこ)を 開いても 見えない それを、 失われた 手で 拾おうと して
失くしてしまった   魚の 仮面を 永(なが)く 被(かぶ)った 内側で 何かが 熱く 流れた
ふやけ 腐り 果て 疾(と)っくに 失われた と 思っていた 顔が   すると  誰かが
上へ 運んでくれた   月の 光が   横たわり 目を 瞑(つむ)った まま、 夢の ように
ゆっくりと 上へ 昇っていった   花の 馨(かお)りが また 戻って来て、 夢なの か

どちら でも 同じ   どんなに 失くして も、 決して 失くされて いない のが、 わかる


(次回に 続く) (次回の 更新は、 11 月 半ばの 予定です)