少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

今のところのカーボンアンテナ

2023-01-05 21:21:58 | アマチュア無線

前回の仏果山のアクティベーションでは21でWからパイルといっていいくらいに呼ばれ、7では国内からやはりプチパイル状態で呼ばれて、とても調子が良かった。せっかくなので現状のアンテナの構成をメモしておく。

 

前の記事で議論したように14や21でもコイルをうまく使えないかとやってみたがあまりうまく動作せず、結局これらのバンドにはカウンターポイズの線だけをつなげて動作させている。いずれも長さは3.21m。

ポールの長さがおよそ7mなので21ではポールのみでほぼ半波長の共振状態になっていると思われる。また14ではカウンターポイズを入れた全体の長さがほぼ半波長になっていると考えられる。7ではカーボンポール+コイルで025波長になっていて、所謂バーチカルアンテナの構成として動作しているようである。コイルがないとちょっとエレメント長が足りない感じ。

カーボンロッドの電気的な長さがちょっとはっきりしないのと、カウンターポイズの線も場合によっては電波を輻射しているので厳密な意味のでカウンターポイズなのかエレメントの一部なのかがはっきりしないため、厳密な意味でのエレメント長さが確定できず現場合わせとなっている。

21と7については十分満足できる性能が得られたが、14はコンディションなのかアンテナの性能なのかはっきりしないもののやや反応が鈍い感じもある。図の分析からは14では地面に這わせた電線からも電波が輻射されているはずなので、この電線をもう少し高い位置にもっていってやった方が良い気もする。次回是非トライしてみたいと思う。

21においてもカーボンだけで共振しているとすると、インピーダンスが非常に高くなってZM2(マニュアルチューナー)ではチューニングできなさそうであるが、実際には問題なくチューニングできている。これもカウンターポイズが幾分アンテナの一部として働いているせいではないかと思うがどうだろうか。

これまでカーボンアンテナをいろいろいじってきたが、今のところこれがベストの構成になっている。14をもうちょっとどうにかできればちょうど良いのだけれど、SOTA用のアンテナとしては軽量で展開も容易な良いアンテナシステムに仕上がってきた感じがする。

いろいろアナライザーで分析したりしているが、最後は現場合わせ。でもこういう結果オーライを今年は大切にしたいと思っている。まずは電波がちゃんと飛んで交信いっぱいできることからスタート、当たり前だけどね。


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