片田舎

田舎の生活習慣、家庭菜園、自然環境などを写真を掲載しながら綴ってみたい。

昔の農具

2012年05月31日 | 農作業
5月中旬、箱苗つくりを近所の農家と共同でした。(家には種入れ機械がない)

種籾を苗箱に播く機械

人手が要る作業であり、5人で200箱ほど仕上げた。田に広げ、水かけをして、芽が出揃うまで、25日くらいまで箱の中で成長させる。

土が乾かないように


種籾を拡げたり、入れる道具が必要だが、昔の道具はほんとによく考えて造られている。ひとつは「そうけ」。竹で編んだかご?である。50年ほど前に使っていた道具だが、まだ使えるし、通気性に優れた入れ物である。今でも山間地で作っている人がある。(高齢者)

そうけ


もうひとつは、「むしろ」。穀物などを拡げて干す。コンバインがなかったころ、脱穀した籾を拡げて干していた。

むしろ


これもまた通気性に優れ、5~60年前まで大活躍であった。今ブルーシートが使われているが、干すことにおいては「むしろ」が優れている。

あと2週間で田植えである。忙しくなりそう。

自然と親しむ教室(子ども体験教室)5月

2012年05月28日 | 農作業
この教室を開いてから3年目である。今年度は17名の子供たちが、参加することになった。
地区の公民館を借り、野菜やくだものを育てながら、「命の大切さ、命のバトンタッチ、命をいただくことの重さを学んでいこう」というような話をし、外での作業をした。
畑を分割し、区分けした自分の畑に、枝豆、小ねぎ、ラディッシュの種をまいた。
その後たっぷり水をかけた。

水かけ

みんなよく働く。

カボチャやスイカは苗を買ってきて植えた。これは共同の土地に植えた。ツルが伸び隣の畑に侵入してしまうと・・・。

おばちゃんと一緒に



ブルーシートの上で今日の記録


畑で全員集合


6月12日の作業だから、ラディッシュたちも芽を出している。収穫にはまだ早いが・・・。

水源

2012年05月14日 | 災害
東北地方、北陸など代掻き、田植え等が始まっていたり、済んだ地方もあるという。しかしこちらはまだ麦が色づき始め、収穫が済んでない。いよいよ種籾の消毒や箱苗の準備が始まろうとしている時期である。
6,7月には旱魃があるかもしれない。その旱魃対策として大きなため池を先祖たちが造ってくれていた。
田植え前にこのため池の草刈をし、整備しなければならない。150人ばかりが終結し、草刈を行う。それが5月初旬の日曜日。
毎年、2回草刈をする。

斜面の草刈機による除草


土手の最上段


最上段から見た農業用水


鎌での作業

防火用水ともなるので、農家だけでなく各家庭の女性陣も大活躍。

以前年1回しか行ってなかったころには2時間ぐらいかかってしていたが、今は半時間もあれば済んでしまう。この後地区への幹線水路の除草をする。私のような高齢者も多いが、受け継ぐ若者(勤めで日ごろは会えないけど日曜は、多く参加する)も来てくれ助かる。顔文字

生態系を壊すもの

2012年05月09日 | 自然
暖かくなってきた。カエルやヘビが冬眠から覚め地中から、這い出て動き出した。しかし動作は鈍い。
先日あぜ草を草刈機で刈っていた。たまたまヘビがいたが、真夏に比べると動きがのろく、しっぽを切ってしまった。

このヘビがカラスから狙われていた。攻撃的なカラスのなき声に、近くによって見ると、2匹のカラスが前後から襲っていた。ヘビはとぐろを巻いて、逃げ出すことができず突かれるだけで・・・。カラスを追いたて、藪の中に逃がしてやった。

数日後、あぜ道の上に哀れなヘビの死骸を見つけた。かなり大きなヘビである。

先日逃がしてやったヘビのようだ。無残にもカラスにやられていた。

今カラスは、子育て中である。家の鶏小屋の木の上にカラスの巣がある。この巣は数年前はカチガラス(学名カササギ)が子育てをしていた。巣立ち間近、数匹のカラスが攻撃し、ヒナは餌食になったしまった。その後は巣をのっとり、カラスの巣となった。

親鳥はせっせと餌を運んだり、近くのアンテナに留まり、見張りをしている。動くものがあれば2羽で襲う。
その中で、ヘビは格好の餌となる。餌食となった生乾きのヘビや乾いてしまった骨だけのヘビ・・・
越冬後のヘビは次々襲われて、この地域では根こそぎやられているのではと思う。

ちとかわいそうである。

地区内スポーツ大会

2012年05月03日 | 行事
1年に一回、地区を6班に分け、班対抗のスポーツ大会をしている。各班10戸ばかりのまとまりになる。最初はグランドゴルフ。小学生から70代のじいちゃんばあちゃんまで、各班より6人ずつ出場。

まわりは、出場はしないが、自分の班はもちろんよそのチームも応援。残念がったり、拍手したり、見てゲームを楽しんで観戦。グランドゴルフは2ゲーム。ホールインワンは10人出た。

次はビンつり競争。要領もあるが、運不運がつきものである。

一位のみ賞品。



やや早めに終わり、各班でそろって昼食。

ビールを少しもらいながら

子供は子供が好きで、小さな子のいる班には高学年の子が寄ってきて、にぎやかになる。


午後からは体育館に入り、ミニバレー。

ラリーの応酬が続くと惜しみない拍手が起きる。閉会式をし、4時終了。

みんなこの後を楽しみにしている。各班では慰労会が計画されている。

慰労会は年毎に家庭を順々に回ることにしている。当番の家に当たるとたいへんだが、女性陣みんなで準備と後始末をする。
ここでも子供同士は「ワイワイガヤガヤ」とわめきあったり、はしりまわったりと大騒動。

しかしそれがいい。それでいい。ここに自分の育った楽しい思い出が残る。子供は子供の中で大きく育つ。周りの大人の目がいきわたり、地域の輪の中で育っていく。
一人暮らしの独居老人にも目が向けられる。

ちょっと縛られるけど、それ以上の有益なものがはぐくまれる。 そんな1日である。