カラスの目

物質世界や電脳世界からキラキラしてるモノを無節操に拾い集めて並べとくそんな場所。

暗黒蠅の危機。

2016-02-27 21:09:33 | 科学
暗闇で60年1500世代飼育、「暗黒バエ」研究窮地に【朝日新聞デジタル/YAHOO!ニュース】

>真っ暗闇でハエを飼い続けたらどんな変化が起きるか。京都大で60年以上続く、比類ない研究が窮地に陥っている。研究成果が脚光を浴びながら、中心的な研究者が3月末に京大を離れることになり、後継が決まらないためだ。
 光の届かない洞窟にすむ生き物は、目の退化や体が白っぽいといった特徴がある。こうした遺伝的な変化を実験で検証しようというのが「暗黒バエ」プロジェクトだ。京大教授の森主一さん(故人)が1954年11月から始めた。
 体長数ミリのショウジョウバエを、光が入らないよう厚い覆いをかぶせた鍋の中の牛乳瓶で計100匹ほど飼育。瓶にはエサを含む寒天が入っている。瓶の入れ替えは、ハエの目に見えない赤色灯をともした暗室を使う。
 ハエは約2週間で世代交代し、今月18日現在で1505世代に達した。普通のハエと見た目はほとんど変わらないが、2008年に研究を引き継いだ3代目の研究員、布施直之さんによると、暗黒バエの子孫は光の感受性が強かったり、暗闇でたくさん子孫を残せたりする。頭の毛が少し長いとの調査もある。


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 コレは心配ですね。
 うまく引き継げるといいのですけど。
 アタリマエだけど60年掛けた実験をご破算にすると、同じトコまで追い付くのにまた60年必要になるのですから。

気づきませんでした。

2016-02-25 12:11:20 | ニウス
炉心溶融の判定基準発見 東電、3日後に公表可能だった【朝日新聞デジタル/YAHOO!ニュース】

>東京電力は24日、福島第一原発事故当時の社内マニュアルに、核燃料が溶け落ちる炉心溶融(メルトダウン)を判定する基準が明記されていたが、その存在に5年間気付かなかったと発表し、謝罪した。東電は事故から2カ月後の2011年5月まで炉心溶融を公表しなかったが、基準に従えば3日後の3月14日には1、3号機について判定できていたという。
 事故では1~3号機で炉心が溶融して大量の放射性物質が漏れた。公開された当時の社内テレビ会議のやりとりなどから、東電幹部らが当初から炉心溶融の可能性を認識していたことが分かっているが、東電は5月に炉心溶融を正式に認めるまで、会見などでは「炉心溶融」を使わず、核燃料が傷つく状態を意味する「炉心損傷」と説明していた。
 東電によると、判定基準は、事故対応の方針を定めた10年4月改訂の「原子力災害対策マニュアル」の中に「炉心損傷の割合が5%を超えていれば炉心溶融と判定する」と明記されていた。東電は炉心溶融の公表遅れの理由として「判断する根拠がなかった」と説明してきた。柏崎刈羽原発を抱え、原発事故の検証を続けている新潟県の技術委員会の求めで当時の経緯を調べ直すなかで、今月になって基準の記載に社員が気付いたという。
 東電は事故発生から3日後の3月14日午前、格納容器内で測定された放射線量から3号機の炉心損傷割合を30%、1号機も55%と確認。2号機も15日夕に35%と分かった。いずれも5%を超えており、炉心溶融と判定・公表ができたとしている。当時は、この基準があることに気付いていなかったという。2年前にマニュアルを改訂した際も見落としていた。
 東電の担当者は「気付くのに5年間かかったことは誠に申し訳ない。今まで十分な調査ができていなかった点は反省している」と謝罪。今後は第三者の協力を得て、炉心溶融の判定や公表ができなかった経緯や原因を調べるという。
 新潟県の泉田裕彦知事は「社内で作成したマニュアルの定義は組織的に共有されていたはずだ。事故後5年もの間、重要な事実を公表せず、技術委員会の議論に真摯(しんし)に対応してこなかったことは極めて遺憾だ。メルトダウンを隠蔽(いんぺい)した背景や、それが誰の指示であったかなどについて、今後真摯に調査し、真実を明らかにしていただきたい」とのコメントを出した。福島県の内堀雅雄知事は「11年3月14日時点で炉心溶融という重要な事象が通報されなかったことは極めて遺憾である。今後、迅速・正確な通報・連絡が徹底されるよう改めて強く求めたい」とのコメントを出した。(西川迅)


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>基準が明記されていたが、その存在に5年間気付かなかった
 ゴメンナサイ。声上げて笑っちゃった。
 それで済むのかコレ。

 てか。
 如何に事故の可能性を軽視し、そっから目を背けて居るかがよく判ります。
 過去形じゃなく、未だに。
 だって事故から5年も気づかないんだもん。あんな事故を起こしといて社内マニュアルの見直しすらしてなかったってコトでしょ?→※
 それで再稼働とかって……ねえ?

 つまるトコロこの発言て「私たちは原発を管理する能力も資格もありません」て声高に宣言してるのとイコールなんですけどその自覚はあんのかな?


※追記
>2年前にマニュアルを改訂した際も見落としていた
 て書いてあるね。済みません。
 まぁそれだって事故から3年後だけど。

社長カードを集めよう。

2016-02-20 13:40:35 | ニウス
<スナック菓子>誰が買う? 「社長チップス」本人写真カード付き【毎日新聞/YAHOO!ニュース】

>東京のベンチャー企業が4月からスナック菓子「社長チップス」を売り出す。ヒーローキャラクターやプロスポーツ選手のカード付き菓子と同様に、社長の写真カードが付くポテトチップスだ。しかし、世に変わった嗜好(しこう)を持つ人は多いものの、社長ファンや社長マニアはあまり聞いたことがない。一体、誰が買うのだろうか。【増田博樹/デジタル報道センター】
 カードはタテ約9センチ、横約6センチのトレーディングカード型。登場するのは47都道府県から10人ずつ、計470人の主に中小企業の社長だ。裏面には社長や会社のプロフィールのほか、社長の「座右の銘」や「おすすめの本」「底力の源」などを記載。カードゲームさながらの「戦闘能力」も加えた。登場する社長の「知力」「人望」「プレゼン能力」「忍耐力」「気づかい力」など30項目について社長本人にアンケートし、点数化するという。
 チップスの原料は国産(栃木県産)ジャガイモで25グラム入り。添加物は使わないなど安心・安全に気を配っている。会社経営はもちろん、地域貢献や従業員の雇用に日々奮闘する社長が流す汗と涙をイメージして、味は塩味。塩とCEO(最高経営責任者)を掛けている。
 企画したエスプライド(東京都渋谷区)を訪ねた。よくある変わり種商品の一つなのだろうかとも思ったが、西川世一(せいいち)グループCEOに聞いてみると、発売の意図はいたって真剣だ。
 「小さくても熱い思いで地域に貢献しようという企業は多い。しかし、そのような企業に限ってPR不足で、特に採用面で苦労しています。社長チップスを通じて、こうした企業を世に伝えることで我々も社会に貢献できるのではないかと考えました」(西川氏)
 エスプライドの本業は、新しい菓子のプロデュースを通じた企業・団体のブランド力向上やPR支援で、こんな事例がある。ウェブサイト制作企業向けに、牛乳瓶をかたどった容器にあめを詰めたアイデア菓子を作った。企業はメールマガジンなどを通じて取引先向けに「牛乳瓶」に詰めた菓子をプレゼントし、その後「牛乳瓶の回収に行く」という約束を取り付けて営業マンが訪問。一時疎遠だった取引先からの受注に結びついた--。そんな成功例が数多くあるそうだ。
 社長チップスの狙いも「コミュニケーションの道具」(西川氏)という点で似ている。エスプライドが最も期待するのは、カードに登場する社長の会社が採用活動で活用してもらうことだ。集まった学生にインパクトのある「企業説明資料」として配布し、その会社に関心を持ってもらえればという。さらに知りたいと思った学生向けには、エスプライドが登場社長にインタビューしたエピソードなどをウェブサイトに掲載してフォローする。他の活用法としては、取引先との打ち合わせや、営業の際に相手を和ませながら会社を理解してもらったり、キャンペーンでのプレゼント用にしたり、といったケースを想定している。
 カードに登場するための条件も真剣だ。たとえ代表取締役でも副社長や専務は対象外(代表権のある会長は相談に応じる)。過去に会社が行政指導を受けたり、税の滞納があったりする場合もだめ。また、民事再生法や会社更生法の適用を受けるなど、再生手続き中の会社ではないことも条件だ。さらに、エスプライドによる独自の審査が加わるという。
 消費者向けというより、きわめてまじめな企業向けの商品なのだ。しかし、個人的にこの手の商品は好きで、カードに書かれた「戦闘能力」を使って国盗りゲームみたいなこともできるかもしれない。一般には手に入らないのだろうか。西川氏によると、既にネット通販を通じて1個300円程度で販売が決まっているという。将来的には若者が集まる店舗での販売や、味を地域ごとに変えたご当地版社長チップスの展開も、と戦略を描く。
 では、一般には売れるだろうか。同社には過去に似た事例がある。
 同社は昨年春、社長チップスと似たコンセプトの「イケメンチップス」を発売。全国の企業に勤める、公私ともに「イケてる」一般男性80人がカードに登場する。チップスの味はさわやかな薄塩味だ。本来は社長チップスと同じ企業向け商品だが、テレビなどで取り上げられた効果で、ネット通販大手の楽天市場のランキング1位になったこともある。今も人気は衰えず発送が遅れ気味という。なお、企業で働く「輝く女性」がカードに登場する姉妹版「ピカジョチップス」も展開している。
 社長チップスの勝算はどうか。西川氏は言う。「あると思います。社長は個性豊かな方が多いですし、イケメンとはまた違った角度で」
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 発売は4月10日。語呂合わせで「シーイーオーの日」としてエスプライドが一般社団法人記念日協会に申請済みという。現在、47都道府県のうち東京都と大阪府でそれぞれカードに登場する10人がほぼ決まった。スタート時には各都道府県少なくとも1人の社長に登場してもらい、夏には470人が勢ぞろいできればという。カードに登場する社長の自薦、紹介も受け付ける。問い合わせはエスプライド(03・3479・3610)。


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 本文読むと割とちゃんとした企画ぽいんですが済みません、ちょと笑った。
 『出身地:メキシコ。全身にするどい毒のとげを持つ。とくいわざ:社長キック』とか想像しちゃったんで。
 でもコレは別に僕さん悪くないと思う。同年代の方でしたら恐らく納得、あわよくば共感して頂けると信じております。

 よい子のみんな!社長との約束だ!カードだけ取ってお菓子を捨てたりしないようにな!

重力波。

2016-02-12 12:29:50 | 科学
<重力波>世界初観測 国際研究チーム 宇宙誕生のなぞに光【毎日新聞/YAHOO!ニュース】

>◇一般相対性理論の正しさを改めて裏付け
 物理学者のアインシュタインが100年前に予言した「重力波」を探索している米マサチューセッツ工科大など米国を中心とした国際研究チーム「LIGO(ライゴ)」は12日未明、宇宙からやってきた重力波を初めて直接観測することに成功したと発表した。重力波の存在を予言したアインシュタインの一般相対性理論の正しさを改めて裏付けると共に、宇宙誕生のなぞや、光や電波では観測できない天体現象の解明に期待がかかる。
 重力波は、ブラックホールなど質量の非常に大きな物体が動く際、周りの時空(時間と空間)がゆがみ、そのゆがみが波のように伝わる現象だ。アインシュタインが1915~16年に発表した一般相対性理論に基づき予言した。この理論は、宇宙の膨張やブラックホールの存在を示す数多くの観測などから正しさが確かめられてきたが、重力波による時空のゆがみは極めて小さいため、観測に成功した例はこれまでなかった。
 LIGOの重力波検出装置は、1辺4キロの管をL字形に配置。直角に交わる部分から2方向にレーザー光を同時に放ち、4キロ先の鏡によって戻ってきた光を重ね合わせる仕組みだ。重力波によって時空がゆがみ、光源と鏡との間の距離がわずかに変化するのを、重ね合わせたレーザー光のずれなどから検出する。
 LIGOは昨年9月から今年1月まで実施した観測のデータを詳しく分析。昨年9月に二つのブラックホールが合体した際に出た重力波を観測したとしている。
 LIGOチームは、米マサチューセッツ工科大と米カリフォルニア工科大を中心に15カ国の大学に所属する1000人以上の研究者が参加。2002~10年の観測では成功しなかったが、検出器の性能を向上させ、15年に観測を再開した。【河内敏康】
 ◇重力波
 質量を持った物体が動いたとき、周囲の時空(時間と空間)にゆがみが生じ、そのゆがみが光速でさざ波のように宇宙空間に伝わる現象。物理学者アインシュタインが1915~16年に完成させた「一般相対性理論」でその存在を予言した。宇宙の誕生直後に放出されたほか、重い天体同士が互いの周りを回る連星や、ブラックホールの合体などでも生じると考えられている。米国の「LIGO」のほか、欧州でも「VIRGO」(バーゴ)という検出装置が稼働中。日本でも東京大宇宙線研究所などが大型低温重力波望遠鏡「KAGRA(かぐら)」(岐阜県飛騨市)を建設し、昨年ノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章・同所長らが検出を目指している。


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 実験概要を見て何か『マイケルソン・モーリーの実験』ぽいなと思いました。
 それはともかくコレを発展させるコトが出来れば光や電波なんかに続いて『重力波』でも宇宙観測を行える可能性が高まるワケですよね。
 ブラックホールや現在観測出来ないダークマターなんかの観測を通じて僕たちの住むこの宇宙の行く末のモデリングに繋がってゆく、て理解で宜しいのでしょうかしらねいずれにしろ大きな快挙でありまして言祝ぎたいと思います。ブラボゥ。

謎の本と国会図書館。

2016-02-02 19:30:12 | ニウス
1冊6万4800円の「亞書」、国会図書館が発売元に返却 136万円の返金も請求【ITmedia ニュース/YAHOO!ニュース】

>国立国会図書館に1冊6万4800円(税込)のシリーズ本「亞書」が78冊納本され、発売元に約136万円が支払われていた問題で、国会図書館は2月2日、発売元の「りすの書房」に本を返却し、返金を求めると発表した。
 りすの書房に聴取した上で検討した結果、「亞書」は(1)頒布部数が少なく、(2)国立国会図書館法に挙げられた「出版物」に該当しない──として、納入義務の対象に当たらないと判断したという。
 国立国会図書館によると、「亞書」は昨年3月以降、第1巻から第78巻までが郵送で送られてきた。「オンライン書店においても一時販売されていたこと、体裁も簡易なものではなかったこと」などから、広く一般に頒布されている出版物だとして受け入れ、42冊分の約136万円を支払っていた。
 「亞書」は「アレクサンドル・ミャスコフスキー」という著者名で出版され、一時Amazonでも販売されていた。ギリシャ文字とラテン文字が入り交じった意味不明な内容の高額本があるとネット上で昨年10月ごろから話題になり、国立国会図書館が実態調査に乗り出していた。


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 一時期ちょと話題になってたのは覚えて居ます。
 何かちょと『ヴォイニッチ手稿』みたいだなー胡散臭いけど、なんて思ってましたが、まぁ。
 ひょとしたら暗号で書かれてて解読したらスゲエコトが書いてあったりしてねワハハハハなんつう妄想も膨らみましたが。
 えー。
 書物じゃなくゲージュツだとか、国会図書館から『代償金』をせしめようとした詐欺だなんて話まで出て居て(それにしちゃ手が込み過ぎのような気も個人的にはしますケド)、結局何だかよく判らないですけど国会図書館は「コレ出版物じゃないから要らね」て判断した模様です。

 でもこうなって来ると(ちょとズレるのは覚悟の上で)『本』て一体何だろう?て思います。
 この『ギリシャ文字とラテン文字が入り交じった意味不明な内容』であるらしい本がもし一般に頒布されて居たら、そしたらまぁこの定義に沿えば『出版物』にはなるのかもだろうけどでも果たして『本』にはなるのだろうかしらね?
 『本』て何だろうね。