ヒトラー著書の出版禁止、著作権切れ後どうなる【読売新聞/YAHOO!ニュース】
>【ベルリン=工藤武人】ドイツ政府が、国内で出版禁止になっている旧ナチス・ドイツの独裁者アドルフ・ヒトラーの著書「我が闘争」について、著作権の保護期間が切れる2015年末以降も禁止を続ける方向で検討していることが明らかになった。
独連邦議会が2日、この問題をめぐる野党社会民主党(SPD)議員団からの質問に対する独政府の回答書を公表した。
アーリア人の人種的優越を主張した「我が闘争」は、第2次世界大戦直後にドイツを占領した連合国が出版禁止とし、ドイツもこの措置を継続。著作権はバイエルン州政府が管理している。ヒトラーは大戦末期の1945年に自殺した。
ドイツでは、著者の死後70年で著作権の保護期間が切れるため、同州の州都ミュンヘンの現代史研究所は2016年以降、学術的な観点から同書を出版する準備を進めている。しかし、独政府は回答書で、同書の内容は「人間蔑視の思想」と非難。著作権保護期間が切れた後も、出版を「効果的に」封じるため、独基本法(憲法)で保障された報道や言論の自由などとの兼ね合いを調査していると説明した。
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一説によると『聖書を除けばドイツ国内で一番多く売れた書物』であり、且つ『売れた冊数に対する読まれた冊数の割合たるやブッチギリ世界最低』であるとも云われる『我が闘争』。
戦時中、ドイツ国内の殆どの家庭が購入して護符代わりにマントルピースに飾って居たがナチスの高官ですら読破した者は少なく、中には「あんなモン読めるか」て云い放った高官も居るとの逸話さえある『我が闘争』の著作権がまもなく切れるけどドイツ国内での出版禁止措置は続けたい、なぁ。
て云うニウス。
ネオナチへの支持が増え続けて居るドイツでは再販すれば一定のニーズはあったりするのかも。ね。
まぁ、(前述の逸話が事実だとすれば)著者の側近ですら読まなかった本ですけど。
(僕は未読ですので内容に関しては何も云えません云えません)
ちなみに日本国内では翻訳版が普通に売られてるけどずっと以前に書店で見掛けたトキは『批判的精神で読む1冊』みたいなアオリPOPがくっついてて何だかなぁとか思ったのを覚えてます。
『出版禁止』て云う措置自体に対する論議は取り敢えず置いといて。対象が『我が闘争』だってのもちょと忘れといて一般的に考えると。ですよ?
そう云う偏向を被せられても存在する方がいいのか、それともスッパリ発禁にされて地下で存在し続ける方がよいのか。
一度書かれた本に取ってどっちが幸せなんでしょうね?
何てコトをちょこっと考える。
モノ書きのハシクレのハシクレの、もう数段ハシクレくらいの1人として。
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アト法律とかカラキシなんでアレですけどこの『出版禁止』、本文最後ら辺に書かれてる報道や言論の自由をクリアして『問題なく発禁続行』出来たとしてね。
個人がネットに文章であげたりするのはどうなんでしょうね?
適用外?『出版』じゃないからオッケ?
だとしたら電子書籍が普及しつつある現代社会では『出版禁止』の意味はだんだんなくなって来るのかもね。
……なんてね。