カラスの目

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指輪の起源は中性子星。

2017-10-17 10:40:54 | 科学
「中性子星」合体の現象 重力波で初観測【NHK NEWS WEB】

>宇宙のはるか遠くで極めて密度の高い星、「中性子星」が合体する現象を、重力波の観測によって初めてとらえたと欧米の国際研究チームが発表しました。今回の現象は、重力波以外に、光やガンマ線などでも同時に観測され、今後、さまざまな観測方法を組み合わせることで宇宙で起きる現象の解明が進むことが期待されています。
 これは、アメリカの首都ワシントンで現地時間の16日午前、ことしのノーベル物理学賞の対象となった重力波の初観測に成功した、国際研究チームなどが記者会見を開いて発表しました。
 それによりますと、ことし8月17日、アメリカにある「LIGO(ライゴ)」とイタリアにある「VIRGO(バーゴ)」の2つの巨大な重力波観測施設で同時に、地球から1億3000万光年離れた場所から届いた重力波を観測しました。
波形から、半径が10キロ程度で質量が太陽と同じ程度と、極めて密度が高い2つの「中性子星」が合体するときに発生した重力波とわかったということです。
 これを受けて、世界各地と宇宙にある70以上のさまざまな望遠鏡で重力波の発信源の方角から届く、光や赤外線などの観測を試みました。
 その結果、観測データから、中性子星の合体によって金やプラチナといった鉄より重い元素ができたと推定され、研究チームは、これまで謎だった、重い元素の起源の解明につながるとしています。
 また、重力波の観測とほぼ同時に、「ガンマ線バースト」と呼ばれる電磁波の一種のガンマ線が爆発的に放出される現象がNASA=アメリカ航空宇宙局などの宇宙望遠鏡で観測されました。
 これまで、中性子星が合体するときには、「ガンマ線バースト」が起きると考えられてきましたが、実際に確認されたのは今回が初めてで、研究チームは理論が裏付けられたとしています。
 観測チームのメンバーは「重力波の観測と従来の観測手法を組み合わせることで宇宙で起きる最も激しい現象を観測できた」と述べ、今後、これまで捉えるのが困難だった、宇宙で起きるさまざまな現象の解明が進むことが期待されています。

重力波とは
 「重力波」は、アインシュタインが「一般相対性理論」に基づいて、今から100年ほど前にその存在を予言しました。
 「一般相対性理論」では、すべての質量のある物体は周りの空間をゆがめ、そこを流れる時間の速さも変わるとされています。
 「重力波」は、そうした物体が動いた際に時間と空間のゆがみが波となって光の速さで伝わる現象で、水面にボールを落とすと周囲に波が伝わっていく様子にたとえられます。
 こうした重力波を捉えようとアメリカの観測施設「LIGO(ライゴ)」に加え、ことし8月からはヨーロッパでも「VIRGO(バーゴ)」という施設が稼働していて、先月には、4回目の重力波の観測に同時に成功したと発表されました。4回の重力波は、いずれも太陽の数倍から数十倍という重さの2つのブラックホールが宇宙空間で合体した際に生じたゆがみを捉えたものでした。
 ブラックホールは、すさまじい重力によって光さえも抜け出すことができない天体です。これまで直接観測されたことはなく、その合体についても推測されてはいたものの、わずか2年ほどの間に4回も確認されたことでダイナミックに動く新たな宇宙の姿が捉えられたと驚きが広がりました。

専門家「新しい天文学が可能に」
 欧米の研究チームからの連絡を受け、中性子星の合体の様子をハワイの大型望遠鏡で観測した国立天文台の田中雅臣助教は「中性子星の合体が直接観測できたのは、歴史的な出来事だ。重力波によって全く新しい天文学が可能になったという印象だ。これまでどのように生成されたのかわかっていなかった金やプラチナ、ウランなどの重い元素が中性子星の合体の過程で合成されるデータが観測されており元素の起源解明に向けてこれから非常におもしろくなっていくと思う」と話していました。


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 中性子星同士の合体。スケェルの大きな話です。クラクラしますね。しませんか。そうですか。

 つまり金やプラチナの指輪は中性子星同士のマリッジによって出来た。
 そう考えると一層ロマンチックじゃありませんか。そうでもないですか。そうですか。

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