HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

アルピニスト野口健さんの講演会を聞いてきました

2012-03-20 23:56:38 | HASSY語録~ばりふりつぶやき~
本日、ご近所の三重県営サンアリーナで市民活動フェスティバルが行われていて、その一環であるイベントでアルピニスト野口健さんが講演をするという情報を事前にキャッチ。
パートナーが、以前から野口健さんに一度会ってみたいと言っていたので、本日二人で行ってきました。

講演は午後からだったのですが、午前中に整理券を配るとのことだったので、午前中に一度行って整理券をゲットしてから出直してきました。


講演後、少しお話しさせていただく機会をいただきました。ありがとうございます。トリプル野口です。(笑)

野口健さんの講演は、幼少期の話から、今の活動の話までみっちりお話ししていただきました。

うんうん、わかる、わかるってうなずくこと多々ありました。

聞いていて思ったのが、やはり三つ子の魂100までという言葉のように、小さいころの経験が今に生かされているのじゃないかな~って思いました。
いとこの中でいつも逃げ遅れて、おじいさんの戦争の話を聞かされていたことも、こどものころのイジメられた体験、そして地域の大人たちに育てられてきたこと…。
それらが、全て無駄になっていないな~って。
あとプラス、DNAも結構重要な役割を果たしているおもうな。

そしてまた、ご両親のキャラがとてもいい。
育て方なんだろうな~。
無責任な放任ではなく、子供にきちんと「考えさせる力」をつけていたようです。
野口健さんが停学処分になったとき、高校やめると言ったときも、「そりゃよかった、その学校学費高かったから、今から電話するよ」と言った、お父さん。
すごいわ~。
そういわれると、子供って冷静になったりするんですね。

野口さんがいじめられていても、絶対学校に行かせた、お母さんも、これまた精神を強くしてくれた存在っぽいです。

イジメられたけれど、逃げなかった(逃がさせてくれなかった)ことや、勉強が苦手であったことなど、そんなコンプレックスがバネになって、今があるようですね。

そして、冒険家植村直己氏の本との出会い。
この話、絶対今の高校生ぐらいの子たちにも聞いてほしかったな~。

そうそう、すんごくうなずいたのが。
エベレストのごみが日本のものが多いと「聞いてしまった」。富士山のごみを「見てしまった」そして「背負ってしまった」だから行動を起こす。というような話をされていました。

これ、私もなのですよね。
障がい者が「したい」「行きたい」と聞いてしまったら、それ、スルー出来ないんですよね。
なんとかして、それを実現したい!と思ってしまうのです。


それから、改めて、見習わなきゃって思ったのが、「人の話を聞く姿勢」。
これが、野口健さんにはしっかりありました。
それは、今も昔からも…。
エベレストや富士山の清掃活動からフィリピンでの遺骨収集、活動も多岐にわたり、またテレビにもよく出演されていたりすると、いろんな人たちの意見が飛んでくるらしいですね。
年に一度はブログも炎上するらしいです(笑)(焼き畑農業みたい)

わかります。
特に、テレビなどに出ると、いろんな意見や声が聞こえてきます。
過去を振り返れば、こんな私でさえもいろいろありましたもんね。(笑)

野口健さんの素晴らしいところは、そんな意見もきちんと聞く、そして受け入れて、理解する。
これがかなり長けていると思いました。

とりあえず、この人はなぜこんなことを聞くのか?ということから考えて、そこで終わるのではなく、本人に聞いていくと、結構理解もすぐできたりするもんです。
第一印象が悪い人に出会っても、がんばってその人のいいところ探しをしたり、この人苦手だからとすぐに断ち切らないようにしています。

だって、そんな人こそ、現に長い付き合いしている人だったり、すごくいい助言をしてくれたり、良いネタ持ってきてくれたり、あの時、嫌な思いもしたけれど、一時の思いで断ち切らなくてよかった~っていう人たくさんいます。
ここで出会ったってことは、きっと何か意味があることかもしれないしね。
出会いは、大切にしなきゃ。と、考えます。
仕事だってそうだし。
それに、苦手な人との付き合いも、精神を強くしてくれます。うん。

そんなことを改めて、思い直したお話しでもありました。

野口健さんは、イジメがあっても逃げなかった(親に逃がしてもらえなかった)って言うてましたが、それが今、いろんなことを言われても、越えられる土台を作ったんだろうな~って思います。
そこで逃げていたら、きっと、どんな場面でも逃げていたのかも。
性格も話をきいていても、柔軟なんですよね。
しなるので、折れない。
そんな感じです。

エベレスト登頂を果たせなかったときにか帰ってきたときにマスコミに責められたときもあったようですが、(天候などで)やむを得ず山を下りるという選択。
それは、逃げではなくむしろ、現実と向かい合っていると思いました。

講演は、本当にためになる、いいお話を聞かせてくださいました。
また機会があれば、何度でも聞きたい方の講演でした。

みなさんも機会があれば、ぜひ聞いてほしいです。

あー今日も長いブログになってしまった。


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