HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

1010:イメージすることが夢への近道(長文)

2006-10-10 16:58:29 | バリアフリーツアーセンター
昨日、ウチナーンチュ友人をおもてなししているときに、客観的に観光地伊勢志摩を見て、思いました。

「車椅子多い…」

はい、実に多かったです。
高齢者の車椅子利用の方から、普段スポーツしているタイプなど、うちのパートナー的な人たちも…。
伊勢から仕事場の鳥羽に帰ってきたときもその車椅子利用者の遭遇率は多かったです。
電動車椅子のカップルにも会いました。
ようするに、フットワーク軽い障害者から、少し苦労も味わいつつ旅行をする人まで。
もちろん、車椅子だけではありません、視覚障害者も確認でいるだけでもちょこちょこいます。

数年前、センター始めた当初は、こんなにいませんでした。

しかし、どうだろう?ここ1~2年?
確実に車椅子だけなく、障害者、高齢者が増えてきています。
よく見かけます。

それだけに、周りも当たり前のように、特別でなく、1つの観光地の風景として違和感ありません。


ツアーセンターを始めた頃、いや、パートナーと出会って、デートしていても「介助者の方ですね?」(彼女やパートナーという意識はあまり持たれない)と言われていた頃から、当たり前のように伊勢志摩にチェアーウォーカーが歩いていれば、もっと障害者、高齢者への理解も深まりチェアーウォーカーもその同行者も「介助される人」「介助する人」という固定観念から開放されるだろうな~って思っていました。その思いは、いろんな障害者、高齢者と出会うたびに強くなっていきました。


6年前の伊勢志摩と、そんな昨日の風景を思い返した瞬間、何かが落ち、
なんだか涙があふれてきました。

「あ、理想に近づいてきてる」
ここまで確信したことはありません。

着実に。
一歩、一歩。
ハッキリと。
理想の観光地へと向かってきています。

忙しいとき、仕事に行き詰ったとき、壁にぶち当たって立ち往生しているとき、悔しくて涙を流すとき

そんな時、実は、いつも頭の中でイメージしてきました。
バリアフリー観光地伊勢志摩を。
障害者、高齢者、いろんな人たちが伊勢志摩に来てくれて、その空間が特別ではなく、当たり前であり、普通である。
周りの人たちもさり気なく手を貸したり、声をかけあって、そして、介助される人、介助する人ではなく、同じ旅行者として伊勢志摩に訪れる。

そこには見えないけれど、私の頭の中にハッキリと映し出されるその世界。

その夢に見ていた風景と昨日の風景が重なるのです。
時にぼやけて、見失いそうになったりもしたけど、輪郭をなぞり再現して今日まで大事に暖めてきたビジョン。

やっぱり、ビジョンは常に確認しながら、持ちつけないとダメだと思います。

「こうなりたい」(理想)←これではイメージしにくいよね
ではなく
「こうなっている」(ある意味暗示です)
というように。

ということで、1ステージクリアしかけています。
だからゴールというわけではありません。
まだまだ私のビジョンは次から次へとあふれ出てきています。

「次、ここは数年後こうなっている」
と思うところはたくさんあり、それらをひとつ、ひとつクリアしていっているのです。
最終的に自分がどうなっているか?ということもハッキリ見えてきています。
その自分は、そのひとつひとつをクリアしないとなれません。

その見える自分になれるように、さらに、さらにがんばって行きたいと思います。
未来をイメージして、常に自己確認しながら…。

ここまで来れたこと、みんなに感謝です。

1009:ウチナーンチュをおもてなし

2006-10-09 16:19:48 | プライベート
F1観戦のため毎年、来伊勢しているウチナーンチュ友人たちに神宮を案内。
三重に上陸してから3日目の今日の午後は、尾鷲(これも毎年の恒例で熊野古道に行くのよ)へ行くので、それまで伊勢を案内。
 

セントレアから津に到着して → 鳥羽 → 鈴鹿 → 伊勢 → 尾鷲

と、3泊4日の間で、三重県を縦断しそうな移動量です。


ま、そんな三重ファンのウチナーンチュ、神宮は何度か来ているのですが、地元民と一緒に参拝するのは初めてらしく、私が手取り足取り、ご案内。

9月に来たウチナーンチュ家族もそうだけど、みんな驚くのが神宮杉。
そう、沖縄って大きい木って言ったらガジュマルとかサキスマスオウマングローブだったりでしょ?
だから神宮のあの天に届きそうな勢いで伸びている木ばかりに目がいっていたようです。
 

私たちが沖縄に行って、海のコバルトブルーさに驚いたり、冬でも暑くて半そでになっちゃったりするようなものなんだろうな。



内宮神域内をくまなくめぐり、おはらい町、おかげ横丁で昼ごはんを食べて、一行は尾鷲へ。
私は仕事場へ。

ところで、今日は連休でしたよね。
内宮前はスゴイ人出でした。
朝9時に内宮に行ったのですが、すでに内宮前の駐車場満車で、数台待ちでした。
そして私たちが内宮から帰る12時過ぎには車の列は内宮前からずぅ~と続いて、23号線と御幸道路に分かれるY字のところまで並んでいました。

やっぱり、休みの日の神宮参拝は朝に限ります。

1008:津まつりにて三重のローカルヒーロー大集合!!

2006-10-08 14:37:02 | イセシマン
朝からイセシマンメンバーと三重県を上る。
目的はF1…ではなく、「津まつり」です。


大集合です!!

さすが、県庁所在地のまつりだけあって、大きいです。人の出もスゴイ!!

今日は、津まつりに三重のローカルヒーロー大集合!!

津に来て戦隊 ツヨインジャー(津市)
新風戦隊 マワルンジャー(旧久居市)
BUDOKA集団 ショウレンジャー(名張市)
そして
観光戦隊 イセシマン(伊勢志摩)

です。
三重県すごいですね、戦隊モノこれだけあります。
実は、まだ桑名に「ヘンタイジャー」ってのもあるんですけどね。

そんな4戦隊が集まって何をするかというと、朝から粗品配り(笑)

 
イセシマンも握手しながら粗品配りに専念。レッドはカワイイ子の手を離しませんでした。


 
エレベーターにヒーローすし詰め。このエレベーターにみんなが閉じ込められ、助けられた暁には…って想像すると、ちょっと笑える光景かも。


ヒーローは横断歩道もちゃんと渡ります。

そして、昼前から安達祐美が一日船長となる「安濃津丸」を曳く人たちの先導隊として、盛り上げ役(?)


安達祐美ちっちゃかった~

安達祐美をひと目見ようと沿道に群がる人たちの意表をついた、先導者です。

沿道の人たちと握手したり、ハイタッチしたり、写真撮ったりコミュニケーションを取りながら、PR。

レッドは女の子とジャンケン


ブルーは、怖がられていない?


イエローは女の子の憧れ?
みんな結構ウケていましたね~。

さすが、津です。
子供たちはイセシマンを見ても、ショウレンジャーをみても
「あ、ツヨインジャーや!!」
です。
ツヨインジャーさん、普段からPR活動に熱心だからね。さすがですね。

エスカーレーターも乗ります。飛べませんから…
 

だから他戦隊もプラカードを持って主張したりなんかして…。



風の強い日でしたけど、なかなか楽しかったです。
マスク装着時間過去最高2時間という記録を作りました。エッヘン!!


最後にテレビの取材を受けておしまい



夜は、F1観戦に来ている沖縄(ウチナーンチュ)とお食事。


ウチナーンチュリクエストで姉の店で再開を分かち合う。



F1の結果はかなり不服だったようですが、それも忘れて、楽しめましたね。

1007:これで最後か?F1

2006-10-07 14:25:09 | ハサカル
昨日から鈴鹿はF1です。

車で1時間30分ぐらいのここ、伊勢志摩もF1の影響がかなりあります。
帰りの駐車場へ行くまでの駅改札口から、真っ赤な人(フェラーリファン?)たちがたくさん出てきました。
首からパスをぶら下げて…。

来年からはこの光景が見れなくなるかと思うと、ちょっぴり寂しいですね。

1006:引っ越してから思い出したこと

2006-10-06 01:09:50 | ハサカル
えーっと。
昨日、センターの模様替えをして、秘密のスペースから表に出てきて、席に着いて思い出した。
ここ、この周辺そういえば……


クーラーの風が直撃で寒かったんだ…。
で、夏場でもフリース着てひざ掛けしていたんだった…。

座って思い出した。
いまの時期はクーラーではないけど、送風が直撃です。
冬場は暖房の風が直撃して、お肌が…。

夏は寒さ対策です。

うむ。
座るまで、これっぽっちも思い出さなかったよ。

1005:おりゃー!!大掃除だぁ~

2006-10-05 21:42:34 | バリアフリーツアーセンター
前々から、やろうやろうと思いつつ、なかなか行動に移せなかった、センターの模様替え。
やっと、行うことになりました。
キッカケは冷蔵庫…(笑) ←あ、いや、ビール入れるわけじゃないよ。

前々からセンターに冷蔵庫を!!ということを声高々にあげていたところ、知り合いの電気屋さんで中古を入手できることになりました。
(夏も終わるんだけどね…)

で、その冷蔵庫を入れるために、いらないものを捨てて、大掃除。
そして今まで、仕事が集中できるように、私は秘密のスペースで仕事をしていたのですが、ここでバシュッと表に出ましたの。


そう、人目に触れるところにて仕事することに。

だってね、現在センターの常駐スタッフは実質私と野原さんの2名
野原さんの休みのたびに、コンセントをいそいそ持って、カウンターで仕事。
カウンターで仕事も集中できない…。

といことで思い切って机ごと出てきました。
これで、私は隠れることも出来なくなりました(笑)

で、その大掃除が今日。

鳥羽一番街が休みの日にしかこんな大掛かりなことはできません。

私の荷物の引越しが大半だったため、午前中から出動して、片付けてまくり。

机などを運ぶために、千枝さんに昼から来てもらうことになっていました
しかし、どうしても本棚と私の机を動かさないことには、片付かなくなってきました。
ということで、一人で運んでみることに…

あ、動く
あ、イケルかもしれない。
あ、この台車活用できる…

ってことで、一人で運んでしまいました
我ながら、女にしておくのがもったいないぐらい。

昼から千枝さんも野原さんもやってきて、いろいろ捨ててもらったり、片づけしてもらったり。
なんとか明日から仕事が出来る環境まで持っていくことが出来るようになりました。

よかった、よかった。

今度センターにお見えになられたら、私が表にいるので、よろしくね。

1004:イセシマンの作戦会議

2006-10-04 21:52:11 | イセシマン
10月はイセシマン出没日が多いです。


☆10月8日(日)
津まつり大パレード (津市)
「ローカルヒーロー第13独立艦隊」 (意味不明)
イセシマン・ツヨインジャー・マワルンジャー・ショウレンジャー
9:00~  センターパレス出発

☆10月14日(土)
近鉄四日市駅 (四日市市)
「三重物産展」
11:00~
14:00~
2回公演、ちょっとしたふれあいゲームあり。

☆10月15日(日)
鳥羽社会福祉協議会ひだまり (鳥羽市)
「ひだまりフェスタ」
14:00~  愛☆子ども育て隊 ママレンジャーショー
イセシマン友情?出演


といった具合です。
忙しいです。
しかも、伊勢志摩圏外出没が多いです。

で、今晩は作戦会議。


今回3回とも、いつもの30分ショーでもないので、方向性をみんなと確認しながら会議。

いろいろ脱線しつつ、夜は更けるのであった。

01003:沖縄夕ご飯

2006-10-03 21:23:10 | プライベート
「今晩、沖縄会(一部で毎月恒例化している沖縄料理のお食事会)するけど来れる?」突然昼下がりに陽子ちゃんから連絡。


ええ~?突然だ。

なんでもセーラビリティ伊勢の代表、強力さんのお友達(強力さんの結婚式で面識有り)のウチナーンチュが沖縄食材をたんまり送ってきたそうです。
その中に、なんとグルクンの唐揚げを揚げられた状態で、宅配されたとか…。
唐揚げを宅配で送るなんて…、さすがおそろべしウチナーンチュ。(笑)

ということで、急遽夜、パートナーとお邪魔することに

夕方の鳥羽HPの会議を終えてから、恵美ちゃんのデザイン事務所へ。

メンバーは、私たちと陽子ちゃん、強力さんと、増田さん。
セーラビリティ伊勢の面々。

恵美ちゃんと、陽子ちゃんと、私とで食材を使って沖縄料理を作る。
でも、ほとんど恵美ちゃん作。
私たちは切り役でした。
泡盛もたくさん、食材もたくさん。
例のグルクンの唐揚げも食べきれないぐらい。
 

フーチャンプルも程よく麩に味がしみていていですね~。
久々のナーベラ(ヘチマ)もイケましたね。

これからますます、恒例化しそうな沖縄会。
次回はいつするかな?

1002:次なるステップは2ヵ月後

2006-10-02 10:08:45 | 不妊治療報告
29日の結果後、パートナーとの以前からの話し合いに基づいて、産婦人科の先生と相談し、「体外受精」という選択肢を取りました。
さて、手術によって、精子を取る方法は、本来出るべきところから出す方法と、製造工場から直抽出という方法。
前者はこのあたりだと、前も言ったように、名古屋まで行かなければありませんでしたが、なんと製造工場から直抽出方法はとても近くにありました。

それは、ご近所の市、松阪の済生会病院です。
灯台下暗し?

もちろん、この手の治療は、全国たくさん、「名実ともに有名な病院」はたくさんあります。
同じような境遇の仲間から、ウワサも情報いろいろ入ってきまして、「体外受精」と聞いて、どこまで通わなきゃいけないのだ?
名古屋?(仕事しながら通うのはつらいよね)、大阪?京都?へええ~長崎?(←有名どころがあるらしい)

と、共働きの私たちは「病院の場所」がかなりの重要ポイント。
それが、車で走って、自宅から車で30分程度のところにあるなんて、なんて便利?
しかも生殖医療センターという特別な科があるのです。

すごいぞ、松阪。
松阪牛がいるからか?(笑)

しかし、そう簡単に門戸は開いてはくれません。
まずは、カウンセリングから始まります。
幸い、今回の結果と紹介状を産婦人科の先生が書いてくれるというので、話は早く進みそうですが、その予約…。
産婦人科の先生も「混んでいるからかなり先になるに」とは言っていたけど…。

電話で問い合わせたら、なんと、2ヶ月待ち。
うっそー!!

週2日、1日2組限定というスケジュールですが、単純計算してもざっと38組は前にいるわけです。
多いです。
私たちみたいなパターンはそんなに多くはないけれど、最近はED治療を取り組む病院も多いらしいし、男性の不妊の原因もいろいろわかってきているみたいだからかな?

というわけで、計画再始動は2ヵ月後以降ということで…。

1001:装具新調の玉ちゃんセンターへお立ち寄り

2006-10-01 13:59:12 | バリアフリーツアーセンター
眠たい目をこすりながら、出勤。
みんなは今頃、海女乃島かな?と思いながら仕事をしていました。
そんな午前中、玉ちゃんが雨の中海女乃島帰りに寄ってくれました。

今度の扇芳閣のお泊りの話をちょこっとして、帰ろうとしたとき、玉ちゃんのいつもと違うところを発見!!

「あ、玉ちゃん、装具変えた?」

少しテレぎみに、玉ちゃん、「そうそう、変えたんさ~」
という装具はコレ↓



今までは皮(ベージュ)の装具でしたが、今回は、なんだかオシャレで大人っぽい。
黒地のプラスチック性。
内生地は真っ赤。
イモリ装具だ…(笑)

私も装具必要だったらこんなのがいいな。
すごいね~、なんだか最初出会ったころより、どんどん変わっていく玉ちゃんを見るのが楽しみです。
玉ちゃん曰く
「ダイビングにヨット、プールと水周りに行くことが多くなったので、皮じゃ痛んでしまうからこれに変えた」って。
以前は水周りレジャーもしていなかった玉ちゃんがこれだけ、遊び人?なったのもスゴイんだけど、「こんな装具がホシイ」とキチンと自分の望むもの、自分の意思を業者さんに伝えることができるのもアッパレ!!

「自分が車椅子に乗っていると、時々町で、『この車椅子どこで買えるの?』とか聞かれるけど、私も昔はその立場だった。でもこうして、人にいろいろ教えることが出来るのって、なんだかうれしいね」
みたないことを話していました。
そうなんだよね。
以前はそんなに町で車椅子利用者を見かけなかったけど、最近は多い。
その中でも、カッコいい車椅子乗っていると、つい声をかけたくなる。
または身内に車椅子利用者がいると、聞きたくなるもの。

そんなことが自然になる町も、「チェアーウォーカーがどんどん町に出てきているからこそ」なのです。
それに、ちょっといい車椅子や装具でオシャレすると、お出かけしたくなるでしょ?
町や住民だけの向上だけではダメです。
障害者、高齢者自身の向上(遊びや、オシャレや、恋する事だって…)によって、バリアフリーのまちづくりも向上するのです。

なんだか少しずつですが、理想の町へ近づいてきているような気がして、うれしくなります。

夕ご飯は、パートナーお得意のお好み焼きでした。