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ヨシュア記17章 切り開くがよい

2022年04月18日 07時20分54秒 | ヨシュア記
ヨシュア記17章 ヨセフ族の再挑戦
1.割り当てを自分のものとする(17:1-2)
16章に続いて、マナセとエフライムの相続地が取り上げられます。マナセの相続地はエフライムの北でしたが、最初にヨルダン東部のバシャンとギルアデもまた彼らの相続地となった経緯が説明されます。「マキルは戦士であったので、ギルアデとバシャンが彼のものとなった」(1節)。単純な書き方ですが、実は大切なことを言っています。マキルは割り当てを受けただけです。彼は神の約束の地を自分のものとしているのです。
かつてベテル神学校大学院の卒業式の前夜、教職員、卒業生とその家族合同の聖餐式が持たれたことがあります。卒業生は壇上で、自分がお世話になった教授に挨拶し、聖餐を受けるのですが、その時に、お世話になったウィルバー教授が、私をしっかり抱きしめて耳元でささやいたことを思い出します。「神があなたとともにおられる。未知の世界に踏み出す勇気を持て」と。勇気がないために、神の約束の地を自分のものにできないことがあるのではないでしょうか。つまりマキルが相続地の割り当てを自分のものとしたのは、彼が勇気をもって踏み出す戦士であればこそ、というわけです。
2.勇気を持って踏み出す(17:3-13)
次に3節、ツェロフハデには、息子がなく、生まれるのは娘ばかり5人(民26:33)。娘たちは、父ツェロフハデの死後、割り当ての相続地を削られる危機に置かれた時に、勇気をもって自分たちの相続を訴え、父の相続地を受け継ぐことが認められたのです(民27:1,7)。また、12節、マナセ族にはなかなか占領できない地がありました。彼らが「強くなったときには」カナン人に苦役を課したが、そうでない時もあり、結局完全に追い払うことができなかった、とあります。果敢に成し遂げる勇気を持たねば、達成できないことがある、と心得るべきでしょう。
3.自ら地を切り開く(17:14-18)
さて14節、ヨセフ族は、くじで割り当てられた相続地では満足できなかったようですそこでヨシュアに、さらに多くの土地を求めたところ、ヨシュアは言いました。「上って行きなさい、その地を切り開くがよい」(15節)。「あなたには、くじによる割り当て地が一つだけではいけない。山地もあなたのものとしなければならない。それが森だとしても切り開いて、その隅々まであなたのものとしなさい。強くても、あなたは彼らを追い払わなければならない」(17,18節)。彼らは新たな占領地を拡大し、開拓する挑戦に迫られたのです。
ここでヨセフ族という言い方がされたのは、ヨシュア自身もエフライム族であったため、問題を提起している者たちと自分たちを区別するためであったのでしょう。つまり、彼らは、ヨシュアの家の者とは違って、つぶやくだけで、自分で目標を見つけて、進んで開拓するような者たちではなかったのです。欲は深いが小心者、怠け者と言われるような者たちでした。
しかしそれは、人間の現実の姿であって、他人事と笑えたものではありません。自分が勇気をもって踏み出すだけではないか、というような状況にあって、そのような自覚も意識も持てないでいることはいくらでもあるのです。(開墾の難しい)「森だとしても」(相手が)「強くても」ても、勇気をもって立ち向かっていく。諦めてしまえばそれまでです。しかし、神が共にあって、これを進めてくださると信頼して進んでいく。新約聖書の著者ヤコブは、「自分のものにならないのは、あなたがたが求めないからです。」(ヤコブ4:2)「神はさらに豊かな恵みを与えてくださる」(ヤコブ4:6)、と語りました。やはり最大の敵は、小心な自分というべきでしょう。「上って行きなさい。切り開くがよい、一つだけではいけない、森だとしても切り開き、隅々まであなたのものとしなさい」神が励ましてそのように言うのですから、まさに未知の世界そsに踏み出す勇気をもってまいりたいものです。では、今日もよき一日を踏み出すように祈ります。

<クイズコーナー>
最初に、昨日のクイズです。ユダ族が相続した土地に含まれていない町の名前はどれでしょうか?①ヘブロン、②エン・ゲディ、③ハツォル、答えは③ハツォルでした。ハツォルは、イスラエルの北方、ナフタリ族の領地内にある町です。では、今日の聖書クイズを一つ、イズレエルの平野は、他に、メギドの平地(2歴代誌35:22)とも呼ばれますが、その他に何と呼ばれることがあるでしょうか?答えはまた明日。では今日もよき一日となるように祈ります。

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