芭屋框組(はなや かまちぐみ)

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古鉋再生(4)別の刃でより道

2020-05-04 21:12:47 | 古鉋再生
両端がダレているのが良く分かる例(別の刃で):右側はこごみも直しつつ



ここから裏出し:出したい箇所の墨を表側にまわして、既に出ている箇所は触らない様にする

※画像では刃先つぶした状態でやっているが、最近になって通常の刃先に近い状態にしておかないと、後で裏が動いて砥石に乗らなくなるのが分かった。





耳落とすための墨出し




裏すき直し:内側の高い部分落とすことで、両端の当たってなかった所も徐々に当たり始める
定規をあてて光にすかしてみながら、狙いのすき具合を作る(巾方向・長さ方向ともに)
特に巾方向は定規あてた時に両端が点でしか接していない位にならないと、すぐに太い脚になる




次に頭のめくれ直し:めくれのバリ部分が折れ曲がっていて、このまま叩き続けても上手く直らない


なんとかバリ部分を取り除いてやるが、バリが食い込んだ跡がついている




また、地金の質によっては大きく欠けてしまうので注意(昔の刃に多い。粘土でいうと練りが甘く端がひび割れてくるような感じか)なので、最近はめくれ箇所をあらかたグラインダーで落としてから叩いている。





















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