世の中の二乗>75の二乗

話せば長くなる話をする。知っても特にならない話をする。

メモ

2011年05月28日 09時51分01秒 | Weblog
読みたい本メモ書き。
紹介コメントは川上弘美「大好きな本」からの引用。

笙野頼子「太陽の巫女」。小説。体感が押し寄せる。
同「金毘羅」。小説。
佐野洋子「あれも嫌いこれも好き」。
同「わたし いる」。子ども。
松山巌「日光」。小説。とりとめがない。
同「くるーりくるくる」。小説。やわらかで自在。
堀江敏幸「おぱらぱん」。短編集。噛み切れない不思議な話。
ミック・ジャクソン「穴掘り公爵」。小説。じつに面白い。
吉田知子「箱の夫」。
河野多惠子「後日の話」。鼻を噛み切られた女の話。
ちくま日本文学全集20「尾崎翠」。小説。途中で中断しがたい。
芦原すなお「オカメインコに雨坊主」。小説。素直。
エリック・マコーマック「隠し部屋を査察して」。短編集。奇妙。
薄井ゆうじ「満月物語」。小説。根も葉もない実話。
大道珠貴「背く子」。小説。いやあな感じが上手。
辻原登「約束よ」。短編集。おそろしい。
倉橋由美子「老人のための残酷童話」。
シャルル=ルイ・フィリップ「小さな町で」。短編集。できたコント。
ニコルソン・ベイカー 岸本佐知子訳「ノリーのおわらない物語」。わかったようなことは書かない。
平田俊子「二人乗り」。連作集。

荒川洋治「荒川洋治全詩集 1971-2000」。
池田澄子「句集 たましいの話」。
井川博年「幸福」。詩集。

花井哲郎「カイミジンコに聞いたこと」。随筆。
永井均「マンガは哲学する」。
酒井順子「枕草子REMIX」。



フランスのお土産

2011年05月28日 07時07分03秒 | Weblog
わっしょいハウスの手伝いに行く。
宮部さんがいてフランスのお土産をくれた。
赤い太っといクレヨンみたいなのとおしゃれなカンカンに入った飴だった。
赤いクレヨンみたいなのは一本で紙にくるくる巻かれていて
その紙をくるくる解いていくときのうれしさがおもしろかった。
カンカンの飴は小さいんだけどカンカンがまあかわいくて、
かわいいって言ってもなんかキャラのついたかわいさとかではなくて、
レトロな感じのぷっくりした丸い形や、
ぐるりと描かれた植物的なのの絵とか、裏面の風景だとか色使いとか手書きっぽい文字とかが
女子のかわいい脳をぐいぐい押してくるやつだった。
それでもカンカンのまわりに貼られたセロテープみたいなのは
ぜんぜん質がよくないやつで、結構ぞんざいに貼ってある上に剥がそうとしてもべったりくっついちゃうし、もちろん日本みたいな「ここから剥がしやすいですよサイン」なんてものはない。
明け方の部屋、爪でしぶといのをかっかと取りながら
きっとフランスの美意識はこういうとこではないとこで勝負してんだろうなと思った。
日本ならカンカンの裏には飴の中に入ってる成分の詳しい表示がされている。
カンカン自体の美しさはそのせいでおそらく半減するけれど
日本は美しさがあっても安心がセットでないと商品にはならない。
それをフランスでは街並みを描いた青い絵が占領している。
ディズニーランドとかで売ってるお菓子のカンカンは
きっと中のものを食べ終わっても何かの入れ物として使いたくなるようにデザイン性の高いものを作ってると思うんだけど、
それで成分表示とかも剥がしやすいシールになってるんだと思うんだけど、
じゃあ今度のお土産のカンカンもそれと一緒の感じでそうなってるのかといえば多分違うと思う。
てか順番から言ったらランドがこういうのを真似してんだろうな。きっと。
フランスに売ってるような食べ終わった後も何かの入れ物にしたくなるおしゃれなカンカンデザインにしようって。
紙でくるくる巻いてあるクレヨンもそうだけど、
コンビニで単品買ったらちょってつけられるテープでいいじゃん、というのをあえて、
そしたら中身見えないじゃんとか、いちいち取り出すのに時間かかるじゃんとかいう紙のくるくるにしてお客に渡すとか、
成分表示を差し置いても裏面までびっちり気を抜かない飴のカンカンとか、
別にテーマパークでないのにこの完全無欠な美意識というかプライドというか頑固さというか。
でもそれで中の飴をビニールで包んでカンカンの内側に飴のカスがつかないようにとかは思わないんだな。
偏屈な美女をもらった気分。

わっしょいハウスの芝居はおもしろかった。
浅井君はやっぱうまいなあ。
しなやかなんだろうなあ。

今日は坊薗さんとなかよしになれてよかった。