山仲間から「北尾根を知ってる? なかなか面白いコースですよ」と
情報をいただきました。
日の出山(標高902m)には何度も登っていますが、北尾根については
「えっ、どこにあるの?」って、思わず聞いてしまったのですが、
山地図を広げ、日の出山の北の方角を注意深くさがしてみると、
ありました。黒インクの日ノ出山北尾根の文字と、グレーの破線で記されています。
これまで何度も広げた奥多摩エリアの地図ですが、全く眼に入りませんでした。
↓地図(昭文社発行2007年版)
情報をいただきました。
日の出山(標高902m)には何度も登っていますが、北尾根については
「えっ、どこにあるの?」って、思わず聞いてしまったのですが、
山地図を広げ、日の出山の北の方角を注意深くさがしてみると、
ありました。黒インクの日ノ出山北尾根の文字と、グレーの破線で記されています。
これまで何度も広げた奥多摩エリアの地図ですが、全く眼に入りませんでした。
グレーの破線:登山道ではない小道
↓地図(昭文社発行2007年版)
「どんなコースなの?」
標識はないけれど、道案内のテープがある。
入山者が少ないので静かな山道を楽しむことができる。
急登・・緩み・・急登の緩急変化のある道。
道に迷うようなところはない、と。
「私一人でも大丈夫かなぁ」。「大丈夫っ!」と、返してくれました。
勿論、何事があろうとも全て自己責任であることは、双方承知の上です。
土日曜日・休日の限定
初めての山+単独山行は、入山者の多いと思われる日に登ることにしています。
で、今回ですが残念ながら、登山口から日の出山まで、一人もお会いしませんでした。
登山日は・・
2013年3月9日(土)の春まだ浅い日。
奥多摩の空が、大量の花粉に覆われ、薄黄色に染まった日でした。
登山口9:50スタート ・ 山頂ゴール12:03
御嶽駅(JR青梅線)に近づくほどに車内のあちこちで、∵ゞ(>д<)ハックシュン!!
くしゃみをする人がいて、風邪ひきさん多いなぁ と思ったら、
自分も頭が痛くなってきて、花粉(症)だーと納得。
改札を出て、目の前の青梅街道を横切り、御嶽橋を渡り終え吉野街道を右折。
御岳山滝本行きのバス路線をなぞってゆきます。
10分ほどで次のような看板がありました。
花粉の少ない杉
(公財)東京都農林水産振興財団による「花粉の少ない森づくり運動」の一環として、
「花粉発生源のスギ伐採」と「花粉の少ないスギへの植替え」事業中でした。
花粉の少ない杉ってあるのですね。(知らぬは、わたくしばかりかな?)
東京都花粉症対策本部ホームページ~花粉の少ない森づくり~
花粉の少ないスギ品種を開発! ― 森林総合研究所
「入山しないでください」
赤い鳥居をくぐりぬけ光仙橋(こうせんばし/ 小さな古い橋)を渡った
左側の橋のたもとの急な階段が登山口(御嶽駅から20分弱)でした。
「花粉発生源のスギ伐採」と「花粉の少ないスギへの植替え」事業中でした。
花粉の少ない杉ってあるのですね。(知らぬは、わたくしばかりかな?)
東京都花粉症対策本部ホームページ~花粉の少ない森づくり~
花粉の少ないスギ品種を開発! ― 森林総合研究所
「入山しないでください」
赤い鳥居をくぐりぬけ光仙橋(こうせんばし/ 小さな古い橋)を渡った
左側の橋のたもとの急な階段が登山口(御嶽駅から20分弱)でした。
御嶽神社の赤い鳥居 入山しないでください
登山口 9:50
階段を登りきったところに、青梅市観光協会による「入山しないでください」の
縦看板があります。
この看板のあることは事前のネット調べで分かっていましたから、
怯みはしませんが、地主さんの土地に断りなく入ることは、居心地がよくありません。
入り口を塞いではいませんから、法的に罰せられることはないとおもいますが、
事故ったら厳しいことになりそう、など胸に秘めてのスタートでした。
しかし、それは束の間のこと・・・
縦看板があります。
この看板のあることは事前のネット調べで分かっていましたから、
怯みはしませんが、地主さんの土地に断りなく入ることは、居心地がよくありません。
入り口を塞いではいませんから、法的に罰せられることはないとおもいますが、
事故ったら厳しいことになりそう、など胸に秘めてのスタートでした。
しかし、それは束の間のこと・・・
自然な山道と、初めてのコースの程よい高揚感に、徐々に満たされてゆきました(*´∇`*)
向こうが見えない((o(б_б;)o))ドキッ ここで緩んでまた登り
急登、緩みを繰り返しながら、さらに進むと大きな岩の前に出ました。
岩を乗り越えて直進か?と思いきや、
左を見ると赤いテープが木に巻き付いていますから、左折して・・・
岩を乗り越えて直進か?と思いきや、
左を見ると赤いテープが木に巻き付いていますから、左折して・・・
・・・その先にはこんな道しるべがあります 踏み跡は(((.. )( ..)))ドコドコ
尾根道に出ました。あらら??
その場で、「(確認しようかな)」と、心を残しつつも
体はすでに登る方向に向いていて、次回への宿題を残しました
朽ちた大木が横たわる、ここから道なりに大きく
右折。この辺りから、しばらく気持ちの良い
尾根歩きが続きます。 樹間から見える山
体はすでに登る方向に向いていて、次回への宿題を残しました
朽ちた大木が横たわる、ここから道なりに大きく
右折。この辺りから、しばらく気持ちの良い
尾根歩きが続きます。 樹間から見える山
尾根幅が狭くなりました。尾根道上の岩の上に動物の糞が3ヶ所もありまして、
大きいめの糞なので熊ではないかと、熊ベル取り出しザックにつけました。
前方の高い位置に日の出山の山頂が見えたのですが、
もっと撮りやすい場所あるかもと先送りしたら、写真を撮りそこないました。
大きいめの糞なので熊ではないかと、熊ベル取り出しザックにつけました。
前方の高い位置に日の出山の山頂が見えたのですが、
もっと撮りやすい場所あるかもと先送りしたら、写真を撮りそこないました。
狭くなった尾根道↓ 山道は一気に下り
鞍部を通り、最後の急登を経て・・・・・・・・・・・・・ 日ノ出山の頂です。
この先はどこから登るのかな? →
→ →
北尾根初めての方は、まずは登りがお勧めです。
下りの場合は、日の出山直下から鞍部までが
分かりにくいかもしれません
下りの場合は、日の出山直下から鞍部までが
分かりにくいかもしれません
山頂に着きました 12:03
数えきれないほど登っている日の出山ですが、今日は格別の嬉しさです。
柵の終わっているところから山頂エリアに入らせていただきましたが、
そこには、シートを敷いて今まさにお食事中の二人連れさんが
いらっしゃいまして驚かせてしまいました。
「ここは道でしたか! どこから?」
「お食事中のところをすみません。北尾根を上がってきました」
「こんなところに道があったの! いろいろな道があるんだねー」
「はい、(通らせていただき)ありがとうございました」
申し訳ないことですが、実は、
この吃驚が密かな楽しみでもありました o(*^▽^*)o!(すみません)
なぜって、わたくし自身、この十年余りの間に2度、吃驚したのです。
柵を乗り越えて山頂エリアに入ってきた人に\(◎o◎)/!
柵の間から姿が消えた人に\(◎o◎)/!
ヽ(~~~ )ノ ハテ?
トイレ! そんなはずはない、近くにあるし・・ザック背負っているし・・
柵から下をのぞいても道があるとは思えなかったし、
二人の男性の行動は、ほんと不思議でした。
この時に北尾根の知識があれば、10数年間の
???なことも無かったのですが((^┰^))ゞ
北尾根を教えてくれた仲間も、最後に言いました。
「もうひとつ面白いのは、山頂で休んでいる人が吃驚すること」って(^^)
という訳で、この度の北尾根山行は、長年にわたる不思議解消。
楽しさ倍増の山歩きとなった次第です。
最後に山頂写真をどうぞ。
花粉で遠くが見えませんが、思い思いに休んでいる登山者の姿に癒されました。
くっきり見えるのは、金毘羅尾根上の麻生山。
読んでて私もびっくりしました。
そのようなルートがあったのですね!
私にはムリそうだけど、確かにおもしろそうです。
コメントありがとう。
>読んでて私もびっくりしました。
でしょう、吃驚よねぇ
私も、2人の男性についてはほんと吃驚しましたが、
北尾根がわかって、そういうことだったのかと理解できました。
お元気そうで何よりです。
時々、登っていらっしゃるのでしょう。
また、いらしてくださいね。
3月のはじめ おだやかなあったかさの感じがする山頂の雰囲気
クマかな?のドキッのあとに、休んでいる人への\(◎o◎)/! 楽しんでますねェ
確かに人の知らないルートをたどり山頂へと言うのは
楽しいですねぇ。驚かれるのが密やかな楽しみという
のがわかります。
ただ、書かれていますように、
>初めての山+単独山行は、入山者の多いと思わ
れる日に登ることにしています。
これは万一の自衛策ですね。ただ、この日は結局山
頂に至るまでお一人? 僕は山には入りますが、
動植物の撮影をメインとしますので、腹一杯の写真
撮りを済ませたらさっさと帰ってしまいます(大笑)。
さて、今年のGWも半日のフリータイムを得るのが
精一杯で終わりました。今日からまた日常の勤務で
す(大笑)。
最初に断ってありましたがこれほどの大作とは!
しかも山へ登る前に対策がバッチリしてあり、
見る方も安心しての読書感覚でした。
他人の山、なかなかヤルー
こうしてUPされていることは単独でも
事故がなく十分楽しまれたことと思います。
拍手を送りたいと思います。
では
でもね、空身では怖いので情報で武装します。
このような道はガイドブックには出ていませんから、
ネット検索をします。結構ヒットしまして、その中から、
新しい情報で着装しました。
一番嫌なのは道迷いですからね。
御嶽駅にある観光協会にも寄って、念のため現地の最新情報も確認しました。
対応してくださった担当者さんの表情が硬いのが、
気になりましたが(^^)
(後で知りましたが、前日に、下山してきた人が傍らの川に
落ちたらしいのです、命に別状はなかったそうですが)
自分でも大丈夫という自信と、
楽しそうでなければ登りませんから大丈夫ですよ。
ただ、不意打ちの大型動物と猿の集団には
絶対会いたくないです。
昨年、怖い思いをしたので、熊ベルを買い換えました。
音が良く通って大きいものに。
お遍路さんのような音よo(*^▽^*)o~♪
一人で山登り、怖くてとてもできそうにありませんが、
結構楽しそう、最後のドキハラいいですね!!
無事に帰られてほんとよかったです。
さすが、ベテランの選択コースであります。
人にも会わないコースのようですね。熊は出るかも・・・(笑い)。
なお、山頂9020m・・・むむ・・・そんなに高かったのか(笑い)。登頂記念にお座布団を・・・。
「入山しないでください」の看板には、ドキッとさせられました・・・
やはり、たくさん山を登っていらっしゃるからこそ・・・破線の道を行くことができるのでしょうね!!
お昼を食べていた方の顔が、想像できます・・・フフフ
自分にとって初めてのところであっても、
文字だけではなく画像で教えていただけるのですから
とっても助かります。
ただ、登山の経験値の違いがありますから、
丸ごと自分も大丈夫と思うのは危険だと思っています。
安全と楽しさと喜びと、うまくマッチした登山を続けてゆきたいですね~
コメント、どうもありがとうございました。